副業解禁!いきなり来る「その日」のために上司はどうする?

副業解禁!いきなり来る「その日」のために上司はどうする?
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ある日突然、あなたの会社が副業を解禁することになったら……。

 

さあ、どうします?

 

 

 

部下を持つ上司のあなたは、世間で副業解禁の風潮があることは知っていました。

 

でもまさか、我が社まで……そう思ってしまいますよね。

 

「その日」が来たときに、上司であるあなたがうろたえないために、今のうちから部下の副業にどう向き合うか、考えてみませんか?

 

同じく部下を持つ上司である私とご一緒に。

 

 

副業解禁はある日突然やって来る

 

時代の流れを汲むのに上司の思いは汲んでくれない会社

 

現代は、いうまでもなく働き方改革の真っただ中。

 

若い世代のイマドキな考え方を追い風に、副業や兼業を容認する動きが広まりつつあります。

 

もちろん部下の副業、認めるべきだと分かっているのですが……。

 

 

 

上司が若い頃は、来る日も来る日も残業や勉強、ヒドイときは休日出勤。

 

家族や恋人との時間を削ってまで会社に尽くしてきました。

 

それはもう、会社以外のことが考えられないくらい。

 

 

 

いままで会社一筋だったのに、副業解禁なんてイキナリ言われても困ります。

 

しかも、会社は今まで副業はダメってさんざん言ってきたのに!となりますよね。

 

戸惑うあなたにはお構いなしに、会社は「最近の副業解禁の流れを汲んで」とかいうだけの理由で副業を解禁するのです。

 

どうやら会社は、時代の流れは汲んでも、上司の心境は汲んでくれないようです。

 

 

 

 

就業規則が修正される!認めないわけにはいかない

 

従来、多くの企業の就業規則には、副業は原則認めないと書いていました。

 

ところが、会社が解禁する以上、就業規則が修正されます。

 

 

 

上司はよほどの理由(公序良俗に反する、反社会的勢力と関わるなど)がない限り、副業を許可しないわけにはいかないのです。

 

よって、上司の発しそうなセリフ

 

「副業?ダメだよ。そんな暇があったら……(後略)」

 

それは通用しなくなるのです。

 

 

 

 

社内の誰に聞いても正解が得られない

 

副業解禁の流れはここ最近始まったばかりです。

 

上司がどう向き合うべきか、誰かが正解を持っているとは限りません。

 

もしかしたら、あなたが部下の副業を承認する第一号になるかも……。

 

 

 

そうです、副業を解禁したばかりの会社なら前例がないので、誰に聞いても正解なんてないのです。

 

上司が、さらに上位の上司に聞いても「好きにしてくれたらいいよ。あ、決めたら教えてね。参考にするから」なんて言われたりして。

 

ますます悩みますね。

 

 

 

 

根拠の弱い副業禁止は裁判で負ける

 

副業を理由に解雇させられた従業員が、会社を相手取って裁判を起こした例があります。[1]

 

基本的に、就業規則上は副業を禁止していたとしても、法的拘束力はありません。

 

会社や上司がダメと言ったところで、法的な力はないのです。

 

とにかくダメ、では裁判に発展したときに負けてしまうのです。

 

 

 

 

世間の上司はおおむね副業には批判的

 

「副業 部下」でググってみると……

 

ちなみに、世の中の上司の方々は部下の副業についてどのように思っているのでしょうか。

 

ちょっとググっただけで、こんな文章がヒットします。

 

 

「部下が副業しているようです。やめさせる良い方法はないですか?」

「部下が副業したいと申し出ました。どう対応すればいいですか?」

 

 

結局のところ、上司はみんな悩んでいるのです。

 

決してあなただけではありません。

 

 

 

ちなみにこれらの問いに対する投稿(おそらく上司によるもの)も、大半が部下にやめるよう諭す、人事に丸投げするなどなど、その多くが副業否定派の意見です。

 

部下のスキルアップになるから、なんていう建設的な意見はまだまだ少数派のようですね。

 

 

 

 

できることなら認めたくない(関わりたくない)

 

もし上司が部下の副業を認めたとして、その部下が何か問題を起こしたら……。

 

周りは誰も何も言わなかったくせに「それ見たことか」と、責任を全て上司に押し付けるかもしれません。

 

ネット上の過激な意見の中には「いっそ黙ってやってくれれば私に責任はなかったのに」というものすらあったくらいです。

 

 

 

 

ダメ!ゼッタイ!言っちゃいけないその言葉と理由

 

「副業するならウチを辞めろ」

 

言われた部下側は、この言葉の裏には「お前はゼッタイ辞めない、辞められるわけないだろう」という上司心理を感じとります。

 

部下はなぜか、こういうところだけ反骨精神でがんばります。

 

もちろん、仕事で見返してやる!ではなく「辞めないと思っているだろうけど、ムカつくから辞めてやる!」という方向です。

 

 

 

思わず、そっち!?と言いたくなります。

 

どうせなら、部下はその精神を会社の仕事に向けてほしいものです……。

 

というわけで、このセリフは「私は副業について対話する気はない」という頑固なイメージを与えてしまいます。

 

 

 

さらに、部下の心に怒りを芽生えさせ、ゆくゆくは退職願という形で上司に返ってきます。

 

本当に部下が退職願を出してしまいモメごとになると、当然会社も介入してきます。

 

そして部下はため息交じりに「上司が副業を認めないので辞めたい」というでしょう。

 

 

 

そうすると、今度は非難が上司に向かいます。

 

「会社が副業を解禁するのに、なんでお前がそれを制限するんだよ!」

 

さらに「お前に何の権限があって退職勧告するんだ!」と散々……。

 

上司は、いやまさか本気で辞めるなんて思わなかった、と小声でつぶやくしかありません。

 

 

 

 

「会社が認めても私は認めない」

 

これも「会社がOKなのになんで上司がNGなんだ!」と、ムダに部下の反抗心をあおる言葉です。

 

もちろん問題はそれだけではなく「私は認めない」という部分に問題があります。

 

それ、パワハラになりませんか?

 

 

 

参考情報に、以下をあげておきます。

厚生労働省が開設しているWebサイト「あかるい職場応援団」の情報です。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

 

引用:「「ハラスメント基本情報」ハラスメントの定義」(あかるい職場応援団)

 

この定義を副業に適用したという事例があるのかどうか定かではありません。

 

ただ「職務上の地位や〜」に上司と部下の関係が当てはまるような気がしませんか?

 

 

 

 

「そんな時間があるなら勉強しろ」

 

ごもっともです。

 

ただし部下はなにも「本業の時間中に副業したい」と言っているわけではありません。

 

「就業時間外に副業したい」と言っているのです。

 

部下が時間外に何をするかは、会社や上司が指図することではありません。

 

 

 

結局上司は、部下に対して「がんばって当たり前」という意識をどこかで持っているのかもしれません。

 

副業だけでなく、部下の業務姿勢に対する認識も改めた方がいいですね。

副業解禁!いきなり来る「その日」のために上司はどうする?-1_r

 

 

副業を解禁する側・される側で明確な取り決めを

 

仮に、部下が「引っ越したので必要な社内手続きを教えてほしい」と申し出てきたら、上司は焦らず対応できます。

 

なのになぜ上司は副業の申し出にこんなに慌てるのでしょうか?

 

それは……

 

・前例がない

・違和感アリアリ

・制度化されていない

 

というのが理由です。

 

先の引っ越しの例なら、申請はすでにプロセス化されており、悩む余地はないですよね。

 

 

 

そもそも副業の承認はどの部の管轄か

 

もうここから悩みますね。

 

結論から言ってしまうと、就業規則に反するかどうか判断するところから始めるので、人事部になるでしょう。

 

副業、承認といったワードでググってみると、やはり大半が人事部関連によるという議論です。

 

 

 

 

どんな副業ならOKか

 

先ほども述べたように、副業を理由に解雇された社員が、会社を訴えた事例があります。

 

その内の1つが、「東京都私立大学教授事件」です。[2]

 

私立大学の教授が、副業で語学学校の講師をしていたことが原因で解雇になりました。

 

しかし、副業は休日や夜間に行われており、本業への支障はないとして解雇が無効になりました。

 

 

 

逆に解雇が妥当と判断された例が「小川建設事件」です。[3]

 

毎日終業後に6時間キャバレーで働いており、勤務が深夜まで及んでいることや、社会通念上にも問題があるということで解雇になりました。

 

では、いったいどんな副業ならよいのか、ちょっと考えてみましょう。

 

 

 

 

やっていいこと悪いことを明確にしよう

 

要は、会社や業務に悪影響がなく、部下本人がハッピーになればよいのです。

 

人事や上司は、まずは基準を明確にしましょう。

 

そう、こんな風に。

 

 

 

<ダメ副業、ダメ行為>

・性産業や反社会勢力と関わる

・ネズミ講や何とか商法などの詐欺系

・体力仕事(ケガ、疲労蓄積)

・会社に風評被害をもたらす

・競合他社へ情報、技術漏洩

・会社の機材を副業で流用

 

<OK副業>

・スキルアップにつながる(いずれは会社へ還元)

・良い意味での風評、宣伝

・交流範囲の拡大(いずれは会社へ還元)

 

 

どうでしょうか?何となくイメージが湧いてきましたか?

 

 

 

 

「副業 承認 部署」でググるとお得な情報が盛りだくさん

 

もう1歩踏み込んで、深くかつ詳細に考えてみましょう。

 

そして、余裕があれば申請書類を作ってみませんか?

 

さらにその次は、副業申請書類を誰に回して誰の許可を得るべきか、申請内容に反することをやったら即解雇、などの罰則なども考えると、それはもう立派な副業承認フローです。

 

もしあなたが上位の上司や人事に提案すれば、それこそあなたの株も上がること間違いなしです(多分)。

 

 

 

 

ここまでやると、部下はもう逃げられない

 

上司の心構えができて、さらに申請フローまでできればもう完璧です。

 

強いて言うなら、運用をしていく中で細かなPDCAサイクルを回せば最高です。

 

 

 

そして、いよいよ上司の反撃です。

 

もし、部下が黙って副業をして会社や本業に悪影響を与えようものなら……。

 

「副業解禁だけど、申請フローがある!黙ってやるのはダメだ!」と言えるわけです。

 

また良からぬバイトなどをしても副業OKなんでしょ?と開き直る部下たちを一網打尽にできます。

 

 

 

なんだか、話が暗くなりましたね。

 

そこで気分を変えて今度は……

 

 

 

 

上司殿、あなたも副業をやってみてはどうですか?

 

その経験、お金になります

 

いっそのこと、あなたも副業をやってみてはどうでしょうか?

 

特にライティングがオススメです。

 

ライティングの世界では、あなたが苦労した経験、頑張った経験を欲しいという人はきっといます。

 

そんなのいるわけがない?

 

ほら、それがあなたのいけないところ。

 

本当にいないかどうか調べたことはないでしょう?

 

 

 

試しにランサーズやクラウドワークスで、ライティング案件を調べてみてください。

 

きっとあなたでもできそうな仕事がありますよ。

 

今回の記事にした「部下の副業に対応した」という経験も、上司としてのあなたの強力な武器になります。

 

人事と共同で制度化して、その制度を運用できれば他社の参考になります。

 

そういった経験がお金になるのです。

 

 

 

 

やってみて初めて分かる副業の本質

 

これを読んでおられるあなたは、単純に副業を許すだけの立場に甘んじるとは思えません。

 

いっそあなたもやってみてください。

 

そして副業の本質を感じ取ってください。

 

 

 

次は社内で公言してみてください。

 

いつもはあなたの言うことなど右から左の部下たちも、ここぞとばかりに食いついてきますよ。

 

そして、みんなで副業し、みんなで喜びを分かち合い、楽しい職場になることを願ってやみません。

 

 

 

 

まとめ

 

今後、副業の流れは止まるどころか、より強くなるばかりです。

 

今のうちに、部下の副業について本気で考えてみませんか?

 

 

 

<参考・参照サイト>

[1]副業・兼業の促進に関するガイドライン[PDF形式]」(厚生労働省、平成30年1月、p.2)

[2]副業・兼業の促進に関するガイドライン[PDF形式]」(厚生労働省、平成30年1月、p.14)

[3]副業・兼業の促進に関するガイドライン[PDF形式]」(厚生労働省、平成30年1月、p.15)




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ライター
本田 実
関西在住のプログラマー兼Webライターです。
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