ITエンジニアの「業務」は副業ネタがいっぱい!あらためて考えるITエンジニアの副業


ITエンジニアの「業務」は副業ネタがいっぱい!あらためて考えるITエンジニアの副業

「ITエンジニアの業務って、副業ネタがてんこ盛りなのですよ」

 

ITエンジニア(特にプログラマやSE)の方々、これを聞いてどう思いますか?

 

「そんなことはない。副業なんて別世界の話で私には関係ないよ。それに、私はそんな大したことをしていない。」

 

おそらくそんな風に思われるでしょう。

 

 

 

本当にそうでしょうか?

 

実は、ITエンジニアの仕事って、副業ネタがたくさんあります。

 

ITだからといってなにもプログラミングだけがIT系副業ではないのです。

 

あなたのスキルやキャリアでできることが、絶対にあります。

 

 

 

本記事では、私が今までクラウドソーシングサイトで見てきたIT系副業案件をまとめてみました。

 

職場で隣に座っている方は、もうすでにはじめているかもしれませんよ。

 

 

いっぱいある!ITエンジニアの副業例

 

IT系副業は、確かにプログラミングが大きな割合を占めます。

 

だからといって、決してプログラミングだけではありません。

 

クラウドソーシングサイトで今まで実際にあった案件をまとめてみました。

 

 

 

 

オンラインプログラミングスクール講師

 

あなたは、他人に勉強を教えることが好きですか?

 

もしイエスなら、ぜひこれをオススメします。

 

 

 

最近オンラインでプログラミングのコーチングをするスクールが増えています。

 

SkypeやGoogleハングアウトを使って、初学者に対してプログラミングを教えるのです。

 

 

 

私自身は関西に住んでいながら、東京や千葉、沖縄などの生徒に対してプログラミングを教えてきました。

 

中には卒業後も関係が続き、個人的に転職支援をしてめでたくIT業界へ転職できた人もいます。

 

 

 

ただこれらオンラインスクールの多くは、転職というよりも起業を目指すように生徒を誘導します。

 

そのため、自ずとスタートアップ企業がよく使うRubyやPHPが多くなり、業界のメインどころであるJavaを教えるところは少なめです。

 

派手なフロント周りの最新技術やイマドキなフレームワークをふんだんに使うことが多く、現場を遠のいたSEさんには技術的に過酷かもしれません。

 

 

 

 

ライティング

 

IT系副業でライティングはとてもよく目にします。

 

日ごろからドキュメントをたくさん作成するITエンジニアの方、きっとできることがありますよ!

 

 

 

作家並みの文章は求められませんし、やさしいクライアントさんなら構成案からサンプルまで提供してくれて、キッチリ指導までしてくれます。

 

最初は最低限の文章力があればいいのです。

 

どんなライティング案件があったか、まとめてみました。

 

 

 

 

技術解説ブログ

 

オンラインスクールの多くは、集客のためにオウンドメディア(要は自社サイト)を構築し、そこに記事を載せます。

 

記事の内容は主に技術解説です。

 

 

 

初心者は、プログラミングで分からないことが出てきたら検索して調べることでしょう。

 

その結果、あなたの書いた技術解説ブログにヒットしたらスクールのことを知ってもらうきっかけとなる、という仕組みです。

 

 

 

クラウドソーシングサイトでは、技術解説ブログを書いてくれる人を募集している案件がたくさんあります。

 

ブログの中身はさまざまですが、中でもプログラムの基礎的な解説やサンプルコードとその説明、AWSなどのクラウドを実際に動かしてみましたといった内容が多いです。

 

 

 

 

転職、退職体験談

 

ITエンジニアの多くは、自分の収入アップだけでなく技術力を高めるために転職します。

 

その体験談を執筆するお仕事もあります。

 

会社名を出すことを条件としている案件もあるし、無記名で大丈夫な案件もあります。

 

 

 

 

業界動向

 

今、どんな技術が求められているか、流行りは何かといった解説です。

 

AIやブロックチェーンが注目されているけど実際どうなの?といった、業界の「中の人」にしか分からないネタを書くお仕事です。

 

 

 

 

設計書、仕様書

 

設計書や仕様書です。

 

コードをさわるよりExcelやWordをさわる時間の方が多い……というエンジニアの方、その技術、お金になりますよ!

 

 

 

 

テスター

 

指定されたURLにアクセスし、テスト仕様書に基づいてテストします。

 

そこまでで終わる案件もあるし、もっと高度な案件の場合は、コードの修正やテスト仕様書の作成そのものから対応することもあります。

 

 

 

 

プログラミング

 

IT系副業はプログラミングだけじゃない、と言っておきながらプログラミングを挙げるのは気が引けますが、実際に絶対数としては多いのでご紹介しておきます。

 

以下は実際にあった案件です。

 

 

●まったくの新規開発
●既存システムの改修やプラグインの導入
●Webクローラの開発
●AmazonAPIを使った商品検索ツールの開発
●WordPressやEC-CUBEのカスタマイズ
●VBAを使ったツールの開発

 

 

開発言語で見ると、PHPの需要が比率としては多い印象です。

 

そしていつも不思議に思うのですが、Javaはほとんど見ません。

 

IT業界的に見るとJavaのシェアは多いはずですが、副業案件となるとJavaが弱いのは不思議ですね。

 

 

 

クラウドソーシングサイトで仕事を出すような企業は、比較的身軽なスタートアップ企業や規模が小さい企業が多いのです。

 

その結果、軽い言語やフレームワークであるPHPが自ずと多くなるのだと思われます。

 

 

 

 

きっと誰かがあなたの「普通」を欲している

 

ここまで読んできたITエンジニアのあなた、いわゆる「普通」の話ばかりだったのではありませんか?

 

そうです!あなたの普段の仕事は、副業ネタが満載なのです。

 

 

 

ITに関係のない人にテスト仕様書は書けません。

 

IT業界の外にいる人は、「中のこと」は分かりません。

 

でもあなたはそうではありません。

 

 

 

それってすごいことだということをお分かりでしょうか。

 

あなた自身が自分の仕事の価値に気づいていないだけなのです。

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なぜITエンジニアは副業をすべきなのか

 

ITエンジニアの方々は、ぜひ副業をすることをオススメします。

 

もちろんお金のためというのもありますが、決してそれだけではありません。

 

ITエンジニアが副業をするということは、特別な意味があります。

 

 

 

 

外から見た自分の仕事の価値を考える

 

言われたとおりにコーディングして、言われたとおりにテストして、言われた内容で仕様書を書く。

 

しかも社内プロセスは完璧に決まっているので自分独自の考えや動きは許されない……。

 

そんな会社にいると、自分の仕事の価値が分からなくなりませんか?

 

 

 

IT副業案件は、必要とするユーザーがいるから発生します。

 

ユーザーの声はダイレクトにあなたに届きます。

 

社内プロセスや申請ごとなんて関係ありません。

 

手を動かすのは自分一人、自分だけでユーザーの希望を全力で満たさなくてはなりません。

 

 

 

そんな経験をすると、つまらないルーチンワークだと思っていた自分の本業であっても、求める人がいるからこそ発生したのだと再認識できます。

 

自分の仕事に対して認識が変わるのです。

 

 

 

また、自分が仕事で何気なくやっていることが、実は結構需要があるのだと分かったら、意外とうれしいものです。

 

副業をして自分の仕事を外から見て、初めて気づくことはたくさんありますよ!

 

 

 

 

生活リズムを考えなおす

 

これは、エンジニア以外にも当てはまることですが結構重要です。

 

副業をするには時間が必要です。

 

平日なら帰宅後、土日祝日なら終日となりますが、飲み会や家族行事で時間が取れないことがあります。

 

 

 

でも副業を請け負った以上は納期を守らなくてはなりません。

 

ではどうするか?

 

 

 

答えとして、本業並みのスケジュール管理で生活リズムを管理する必要があります。

 

そうすれば、のんきに飲みに行ったりテレビを見ているヒマなどなくなります。

 

 

 

私は副業をしていますが、やはり余計なことはすべてやめて、納期が近い場合は飲みの誘いも断ります。

 

たまに副業のスケジュールの谷間で仕事がないとき、ビックリするくらいにヒマになります。

 

こんなに副業に時間を割いていたのか……と驚きます。

 

 

 

 

自分のスキルレベルがそのまま金額に

 

副業は自分のスキルがそのまま額を決めます。

 

本業の人事考課のように努力を認めてくれるわけでもなく、あくまで成果物のレベルによって額が決まるだけなのです。

 

あなたが稼いだ額、それがすなわちあなたのレベルとなります。

 

 

 

ある程度の肩書きを持っていても、副業にはそんなこと関係ありません。

 

とても厳しい世界でもあるのです。

 

 

 

 

私が2年間副業して思ったこと

 

私はITエンジニア、正確にいうとプログラマです。

 

副業を始めてかれこれ1年半になります。

 

 

 

今では副業もだいぶ軌道に乗り、もう家計から小遣いをもらわずに、欲しいものは自分で買えるくらいになりました。

 

先ほど出てきたさまざまなIT系副業も、だいたい経験しました。

 

仕事が仕事を呼び、おかげさまで指名の仕事が来ることもたまにあります。

 

 

 

本業だけ取り組んでいたら決して知り合わなかった方とも仕事ができて、自分のフィールドが広がりました。

 

そのおかげで本業に取り組むスタンスもかなり変わりました。

 

副業をやって本当によかったと思います。

 

 

 

副業をしようかどうか悩んでいるITエンジニアの方がおられたら、ぜひオススメします。

 

本業では得られない「何か」がきっと得られるはずですから。

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IT系副業をゲットする方法

 

では、実際にどうやればIT系副業をゲットできるのかをお伝えします。

 

 

 

 

王道!クラウドソーシングサイト

 

やはり何といっても王道中の王道、クラウドソーシングサイトです。

 

クラウドワークスやランサーズの2強でいきましょう。

 

 

その他にもそういったサイトはあるにはありますが、サイトの規模が小さいので案件数が少ないのが残念です。

 

また大手は案件の監視がしっかりしていて、危険なクライアントは排除されるので安心です。

 

 

 

 

最初は多くを望まない

 

最初のうちは単価を期待してはいけません。

 

それこそ、1,000円を目標としましょうといっても過言ではありません。

 

ライティングで文字単価0.5円以下、といったあまり重くないものを選ぶとよいでしょう。

 

 

 

 

ダメ、絶対!不義理な案件の取り方

 

絶対にやってはいけない副業案件の取り方、それは「本業に関わる仕事」です。

 

本業と異なるから副業なのです。

 

自分の顧客に副業で仕事をやります、などというのは論外で、本業と副業の両方を失うことになるでしょう。

 

 

 

本業で使った電子データやソースコードを使うのも絶対ダメです。

 

実力以上のレベルの案件を請け負ったり、対応できないくらいの量の案件を無理に取るのもダメです。

 

そんなに焦らなくても大丈夫!実力が付いてくれば自然と対応できる仕事量も増え、評価や単価も上がります。

 

 

 

 

 

まとめ

 

意外とできそうな副業が多いこと、お分かりいただけたでしょうか?

 

 

ほんの少しだけ勇気を出して、副業の世界に踏み込んでみてください。

 

それでも不安なら、どんなものがあるか見るだけでもよいでしょう。

 

 

 

電車の中でスマホを見るとき、ブラウザで「クラウドワークス」「ランサーズ」と検索してみてください。

 

まずは無理なくそこからはじめてみませんか?

 

そう、2年前の私のように。