本業のスキルを活かせる副業を仕事別に徹底比較してみました


本業のスキルを活かせる副業を仕事別に徹底比較してみました

「勤務先の会社で副業がOKになったから、何か副業を始めようと思っている。」

 

「しかし本業のスキルしかないから難しい。」

 

「副業のために新しいことを勉強するのも大変だし、未経験の仕事を副業で始めるのはつらい。」

 

 

もしかしてそんな風に思っていませんか?

 

 

 

そこで今持っているスキルを活かして、本業と同じ仕事を副業ではじめてみてはいかがでしょうか。

 

今回はイラストレーター、ライター、サイト制作者、コンサルタントなどの業種をピックアップして、本業のスキルを活かしてどのような副業をしているのかを紹介します。

 

 

イラストレーターの副業

 

イラストレーターが描くイラストは、描き手によって独特の個性やタッチがあります。

 

副業としてイラストを販売するときは、まず自分のイラストの個性やタッチを評価してくれるクライアントを探すことから始めるのが良いでしょう。

 

イラストを販売するためにアポを取って出版社に持ち込むのも悪くありません。

 

 

しかしこれはあまり勝算が高い方法とはいえません。

 

営業にあまり時間をかけたくない人は、自分のスキルを販売できる「ココナラ」や「ランサーズストア」などでイラストを販売する方法もあります。

 

 

 

実は私もココナラで自分の似顔絵のイラストを注文したことがあります。

 

人気のありそうなイラストレーターさんを検索して、好みのイラストを実績として公開している方に発注しました。

 

実績の多いイラストレーターさんだったので、コミュニケーションもお仕事もスムーズでした。

 

 

 

副業として効率良く実績を作る方法として、実績公開用のオプション料金を設定する方法がおすすめです。

 

例えばイラストを5000円で販売する場合、制作したイラストを自分の実績として外部に公開しても良いとクライアントから許可をいただける場合は、料金を10%安くするというオプションです。

 

当然、個人情報の保護は絶対に必要ですが、クライアントからすれば支払う代金は安くなるし、イラストレーターからすれば仕事の成果をそのまま実績として活用できるので一石二鳥ですね。

 

 

 

 

ライターの副業

 

ライターを本業としている人は、文章を書くスキルをすでにお持ちの方が多いと思います。

 

そこで副業でも文章を書くスキルを活かして仕事をしましょう。

 

出版社や新聞社などに勤務している人は、文章のスペシャリストとして副業でも重宝されます。

 

 

 

ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングでは、未経験でライターを始めた人から、出版社や新聞社などで編集や校正を経験してきたベテランの人まで、さまざまなライターが活動しています。

 

その中でも未経験でライターの仕事を始めた人は文章力が乏しく、クライアントとのコミュニケーションに慣れていない人もたくさんいます。

 

そこへ本業ライターが副業として参入すれば、未経験のライターと比較しても圧倒的に高い評価を得やすく、仕事の依頼もたくさん頂けるでしょう。

 

 

ライターの仕事は比較的単価の安い案件が多いです。

 

しかし本業で築いた実績を公開してアピールすれば、高単価な案件を受注するための強力な武器として活用できます。

 

 

 

ライターの仕事の中でも単価が高い仕事として、取材やインタビューの仕事があげられます。

 

これらはクラウドソーシング出身のWebライターが参入しにくい分野であり、プロとしての経験が活かせる分野でもあります。

 

 

また広告の仕事をされていた方は、副業でコピーライティングの仕事をしているケースも多いです。

 

一言で言えばキャッチコピーを作るお仕事ですが、奥が深く成果を出すには難易度も高めです。

 

そのため単価も高く設定されているので、副業としてもおすすめです。

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サイト制作者の副業

 

サイト制作も副業として始めやすいお仕事です。

 

SkypeやSlackなどのコミュニケーションツールを駆使して、オンラインで仕事を進めて行く方法が普及している分野だからです。

 

 

 

サイト制作と一口で言っても、さまざまな工程から成り立っています。

 

 

クライアントの要望をヒアリングして要件を決める『ディレクション』

 

ホームページの見た目を作る『デザイン』

 

HTMLやCSSを書く『コーディング』

 

ECサイトなどの構築には『プログラミング』も必要でしょう。

 

 

 

副業という形でサイト制作を行う場合、すべての工程を自分で完結させることはほとんどありません。

 

特に大規模なサイトは制作期間が1か月から半年前後にまで渡るケースが多く、本業の合間の時間にしか取り組めない副業では時間が足りない恐れがあるからです。

 

 

 

そのような場合はサイト制作の工程の中の一部を副業として担当する方法もあります。

 

 

サイト制作を一人でまるごと引き受けて完成できる人もいますが、一般的なクリエイターには得意な工程と苦手な工程があることが大半です。

 

苦手な工程にあえてチャレンジしてスキルを上げるのも一つの方法ですが、副業としてサクッと仕事をしたい人は、得意な工程の仕事をした方が良いでしょう。

 

 

 

例えばHTMLやCSSを書くのが得意な人にはコーディング代行というお仕事があります。

 

これはクライアントが用意したデザインデータをもとに、HTMLやCSSを書いてブラウザ上で動作するホームページを作る工程です。

 

 

PhotoshopやIllustratorなどを使ったデザインが得意な人は、クラウドソーシングで募集されているバナーや名刺のデザインのお仕事などにチャレンジしてもよいでしょう。

 

コンペ形式のお仕事は当選する確率は低いですが、他のクリエイターが制作したデザインを見ることができる良い機会になります。

 

 

本業と類似する業務を副業として受注することで、スキルを磨きながら副収入を得ることができます。

 

さらに自分とは別の工程を担当したサイト制作者と共同で仕事を進め交流することで、新しい人脈を作るきっかけにもなるでしょう。

 

 

 

 

コンサルタントの副業

 

コンサルタントの仕事といえば経営コンサルタントなどのビジネスに直結した仕事が一般的かもしれません。

 

しかし世の中には、さまざまな分野でコンサルタントを名乗って活動している人がいます。

 

 

例えば整理整頓が得意な人は「整理収納コンサルタント」を名乗ったり、TwitterやFacebookで多くのフォロワーを獲得している人は「SNSコンサルタント」を名乗ったりしています。

 

 

自分にとってはそれほど大したことではなくても、他人にとってはとても困っていることであるかもしれません。

 

自分にはできて他の人にはできないこと、すなわち自分の強みを見つけてそれを活かせば良いでしょう。

 

難しい資格や経験が必要とは限りません。

 

 

 

例えば「タイムチケット」というサービスがあります。

 

ここではさまざまなスキルを持っている人が強みを活かして、困っている人の相談役になったり問題を解決したりしています。

 

経営やITなどの難しいスキルを持っている人だけでなく、恋愛の相談や心の悩みの解決などの日常生活の困ったことを解決している人たちが活躍しています。

 

 

他人の相談相手となり問題解決するスキルはコンサルタントだけのものでなく、社会人としての基本的なスキルです。

 

副業コンサルタントで身につけたスキルは、本業においても十分に使えるスキルとなるでしょう。

 

 

 

 

まとめ

 

本業と同じ仕事を副業として選ぶということは、その仕事が好きでもっとスキルを上げたいという思いがあるはずです。

 

副業をすることによって収入だけでなく、スキルや経験値の向上といった何物にも代えられない報酬も得られます。

 

 

 

会社の仕事がつらいから副業では全く違う仕事をしているという人も世の中にはたくさんいます。

 

しかし本業と副業で似た仕事をしている人は、そうではないはずです。

 

 

一つの分野で本業と副業を両立させて極めていく。

 

「好きを仕事にする」はこのような形でも実現できるのです。

 

 


この記事を書いたのは

村上 英輝
村上 英輝ライター
フリーライター&Webクリエイター。奈良県在住。2018年4月より個人事業「コレカラウェブ」を開業。20年間のWebクリエイター経験を活かし、WordPressやSEOに強いライターとして活動中。難しいことを分かりやすく伝えるをモットーに執筆しています。趣味は読書・散歩・マラソン・写真。