結婚する?しない?フリーランスが「結婚」について悩むことと解決策


結婚する?しない?フリーランスが「結婚」について悩むことと解決策

会社に所属しないでフリーランスとして働いている人が多くなってきている現代では、結婚観はどうなっているのでしょうか。特に、まだ結婚していないフリーランスの人は、結婚をするかしないかは大きな選択となります。

 

今回は、フリーランスの結婚について、結婚観やお金の面についてまとめました。

 

 

フリーランスの結婚観

 

結婚に対する価値観は人それぞれです。昔と違って生涯独身で気楽に生活していこうという考え方の人も増えています。また、自分にあう人がいたら結婚すればいいと考えている人もいます。一方、結婚したいけど出会いが少ないことから、積極的に婚活をする人もいます。

 

その中で、フリーランスという働き方を選んでいる人にとって、結婚とはどのようなものなのでしょうか。

 

 

 

 

男性の場合

 

男性の場合は、やはり収入が大きな壁となるようです。フリーランスでも収入が安定して得られる人は、結婚についても積極的な人や、機会があったら結婚したいと思っている人が多いようです。

 

最近、フリーランスのエンジニアとして仕事が起動にのってきたAさんは、「収入が安定してきたから、結婚して子供が生まれても、共働きで妻も少し収入を得られる状態であれば、なんとかやっていけそう。お互いに支えられるような人と結婚したい。」という意見でした。

 

一方、同じエンジニアでもフリーランスをはじめたばかりで収入の安定していないBさんは、「まだまだ自分のことで精いっぱいなので、収入が安定して余裕ができてから結婚について考えたい。」という意見でした。

 

 

 

 

女性の場合

 

女性の場合は、収入面について男性ほど結婚するかしないかに影響しないようですが、やはりフリーランスの仕事が安定している人は気持ちに余裕があることもあり、結婚にも積極的な傾向にあります。フリーランスの仕事をはじめたばかりの女性は、結婚よりも仕事に気持ちが向いている人が多いように感じます。

 

女性の場合は結婚が決まっている人や結婚している人が、空いている時間を有効に活用したいという気持ちからフリーランスの仕事を選ぶ人も多くいます。

 

エッセイなどのライターとして活躍するCさんは、「結婚しても仕事を続けてよいという人と結婚し、家事や子育ての合間に仕事をしていきたい。」と考えているそうです。

 

一方、フリーランスの美容師として独立したばかりのDさんは、「いずれ自分の店舗を持ってみたい。仕事が落ち着くまで結婚は考えていない。」という意見でした。

 

 

 

 

結婚を考えている相手がフリーランスの場合

 

男性の場合

 

結婚を考えている相手がフリーランスの女性の場合、男性は、結婚に影響すると考えていないようです。共働きの世帯が増えて、フリーランスの仕事も1つの働き方と認識されているといえるでしょう。

 

中には、「生活リズムがあわない場合は難しい。」「仕事をやめて家事や子育てに専念してほしい。」という意見もありますが、「家事や子育てと両立できるフリーランスの仕事が望ましい。」という意見や、「収入を得ることができて、妻が生き生きと働いていけるのであれば、積極的にフリーランスの仕事を続けてほしい。」という意見も多くあります。

 

男性の場合、女性が仕事をすることが結婚に影響するかどうかは、フリーランスの仕事であるかどうかより、その人の価値観に依存することが多いようです。

 

 

 

 

女性の場合

 

結婚を考えている相手がフリーランスの男性の場合は、女性は、結婚を迷う人も多いようです。フリーランスは収入が安定しないというイメージがあるからでしょうか。「安定した収入があって、社会保障もついている職業の人と結婚したい。」という意見も多くあります。

 

中には、「彼のフリーランスの仕事を手伝っていきたい。」という人や、「フリーランスでも収入が安定していればよい。」という人もいました。

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フリーランスが結婚について悩むことと解決策

 

〔悩み1〕収入

 

フリーランスが結婚について悩むこととして一番多いのは「収入」でしょう。収入については、結婚して子育てをしていこうと思う場合には、2人の収入が2人分の生活プラス子育てできるだけの金額がなければなりません。

 

1人で収入を確保するのは大変ですが、お互いにサポートしあいながら2人で協力して収入を確保していくことができるのも、結婚のよいところです。相手に頼り切りになってしまうのでは、結婚が負担になってしまいます。できるだけ自立した状態で相手を支えるという意識がお互いにあれば、協力しあいながら収入を確保していくことができるでしょう。

 

ただし、仕事をすることができる時間については、結婚前よりは少なくなってしまうかもしれません。集中して短時間で仕事をしていくなどの工夫をしていけるとよいでしょう。

 

子育てをする場合には、支援制度もあります。詳しくは、
女性フリーランスが仕事と子育てを両立するためのポイントと支援制度
を参考にしてください。

 

 

 

 

〔悩み2〕保険・年金・税金等

 

フリーランスの仕事をしていると、サラリーマンとは違い社会保険ではなく国民健康保険や国民年金に加入することになります(職業によっては、加入できる社会保険がある場合もあります)。会社で働いているのであれば、会社が半額を負担してくれますが、フリーランスの場合は全額負担をしなければなりません。所得税も自分で計算して納付しなければなりません。

 

フリーランスの場合は、産休中や育児休暇中の収入や、病気や怪我をした時の収入についての手当をもらうことができず、有給手当や退職金等もありません。これらについては、自分で考えていく必要があります。民間の保険会社を利用する等の方法がありますので、結婚をするために保険や年金について不安がある人は検討してみるのもよいでしょう。

 

保険については、詳しい記事がこちらにありますので参考にしてみてください。

フリーランスが入るべき健康保険はどれ?保険料の負担を減らそう
エンジニア系フリーランス必見!「全国ソフトウェア協同組合連合会」とは?
クリエイティブ系フリーランス必見!「文芸美術健康保険組合」とは?
フリーランスの不安軽減?休業補償プランもある「商工会議所」とは?

 

夫婦の一方がサラリーマンで社会保険に加入していて、もう一方がその扶養に入っている場合には、社会保険で手当てされる部分もあります。扶養制度については
扶養範囲内で働きたい!フリーランス主婦として稼ぐときのポイント
を参考にしてください。

 

 

 

 

〔悩み3〕フリーランスのライフプラン

 

フリーランスとして働いていると、仕事が安定していないことから、人生のどのタイミングでどれだけのお金が必要になるかという予想をしにくく、そのために結婚についても計画を立てづらいと思う人も多いようです。

 

しかし、フリーランスでもしっかりと資金計画を立て、計画的に貯金をしたり保険に入ったりすることで、生活を安定させていくことができます。貯金をしたり保険に入ったりするには、ある程度の安定した収入が必要になります。収入面に不安がある場合には、フリーランスの仕事とアルバイトを掛け持ちするのも1つの方法です。

 

ライフプランを考える時の参考に
【フリーランス必見!】老後のためにすべき資金対策
も読んでみてください。

 

 

 

 

〔悩み4〕フリーランスの生活リズム 

 

フリーランスで働く人の中には、生活リズムが安定していない人も多くいます。今まで夜型の生活をしていた人であれば、結婚したり子供ができたりしたら、必然的に結婚相手とあわせたり子供中心の生活リズムにしていかないといけないかもしれません。

生活リズムは夫婦2人の協力で、あわせていけるものです。どうしても仕事をしなければいけない時間がある場合にも、休日をあわせる等して家族ですごす時間を持てますので、互いに協力していこうという気持ちがあれば大丈夫でしょう。

 

 

 

 

まとめ

 

フリーランスで結婚について悩んでいる人は、まずは収入面が大きな悩みとなることが多いといえます。収入面を安定させる努力が、結婚の早道といえるかもしれません。収入面で不安がある場合にも、結婚相手と相談し2人で協力しあうことで乗り切れる場合もあります。ただし、この場合には相手に頼り過ぎない努力が大切です。

 

結婚に対する価値観は人それぞれです。結婚しないで1人の時間を楽しみ仕事も自由にしていくという生き方もありますし、結婚して夫婦で協力しながら生活していくという生き方もあります。どちらの場合にも楽しいこともありますが、不安も出てくるので、どう乗り越えていくかが大切になります。

 

 


この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。