Webライターの仕事で使える資格は「ファイナンシャルプランナー」「SEO検定」「Webライティング技能検定」の3つ


Webライターの仕事で使える資格は「ファイナンシャルプランナー」「SEO検定」「Webライティング技能検定」の3つ

パソコン1台で始められるWebライターに興味がありませんか?

 

ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングでは、様々な分野でのライティング案件が公開されています。

 

自分の得意分野を活かして仕事をしたり、未経験の分野でも勉強しながら仕事をしたり、仕事のやり方は人それぞれです。

 

 

 

しかし、未経験者がいきなりクラウドソーシングで提案しても、なかなか受注には至らないもの。

 

少しでも仕事を獲得するためには、ちょっとした資格を取得してスキルのアピールをするのが効果的です。

 

今回は私が実際に合格した資格の中でも、Webライターの仕事に役に立った「ファイナンシャルプランナー」「SEO検定」「Webライティング技能検定」の3つの資格について紹介します。

 

 

お金に関する知識を効率良く学べる「ファイナンシャルプランナー」

 

ファイナンシャルプランナー(以下「FP」)は、Webライターのみならず、社会人の間でも人気の資格です。

 

3級から1級まで実施されており、試験内容は以下の6科目です。

 

・ライフプランニング

・リスク管理

・金融資産運用

・タックスプランニング

・不動産

・相続・事業承継

 

見方を変えれば、このような幅広い分野について学べるということです。

 

とにかく範囲が広いので、専業のFPには、この中から何か得意な分野を見つけて仕事をしている人もいるようです。

 

 

 

FPの学習で身につく知識は、とても重要な必須知識であると、実際に試験に合格して思いました。

 

個人的には、義務教育とまではいかなくても、高校や大学における一般教養として学ぶべきであると感じます。

 

とても有用な知識なのに、自発的に学ばないと得られないのは、少し残念ですね。

 

ですが、だからこそFPの勉強をして資格を取得することで、他の人と差別化できるのです。

 

 

 

例えば、クラウドソーシングの金融関係の案件では、FPの有資格者に限定した案件が公開されていることがあります。

 

このような専門性を必要とする案件は、高い単価が設定されていることが多く、受注できれば大きな収入源となります。

 

私はWebライターとして開業した時点で、FP3級の資格を所有していました。

 

そして、ランサーズで募集されていた「FPの有資格者限定、フィンテック関係のブログの執筆」の仕事に当選したことがあります。

 

この案件は文字単価1.5円でした。

 

未経験者の相場としては若干高めで、なかなか良い収入源になりました。

 

その後、私は昨年の10月にFP2級を習得し、現在はAFP認定に向けて通信教育で勉強中です。

 

AFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)は、FPとして十分な知識と適切なアドバイスができる技能を習得した人を認定するFP協会の資格です。[1]

 

 

 

ちなみに、FPには「金財(金融財政事情研究会)」と「FP協会(日本FP協会)」の2つの組織が別々に試験を行っています。

 

どちらに合格しても同じFP資格が取得できるのですが、実技試験の試験内容が異なります。

 

合格証書に記載される内容も少し変わります。

 

FP試験の申込の前に、金財とFP協会のどちらを受験するか決めておく必要があります。

 

私はFP3級もFP2級も、日本FP協会で受験しました。

Webライターの仕事で使える資格は「ファイナンシャルプランナー」「SEO検定」「Webライティング技能検定」の3つ-1_r

 

 

Webライティングに必須のSEOを学べる「SEO検定」

 

Webライターの仕事とは切っても切り離せない知識、それがSEO。

 

SEOに関する知識を持っているか確認する試験が全日本SEO協会の「SEO検定」です。

 

 

 

SEO検定は4級から1級まで4つの試験区分があります。

 

上位の級の出題範囲には、下位の級の出題範囲が含まれています。

 

そのため1級の試験対策をすることで、2級から4級までの出題範囲の学習ができるようになっています。

 

 

 

試験は4択の選択式で出題され、80%以上で合格です。

 

できるだけ検索結果の上位に表示されるような記事を書くスキルは、Webライターにとっては非常に有用です。

 

 

 

SEOは古くから専門の業者がいるような、奥が深いテクニックです。

 

SEO業界の基本的な用語や知識、そしてSEOの歴史を知っておくことは、単純に記事を書くだけの仕事ではなく、メディア運営者の視点を有することにもなります。

 

例えば、SEOライティングの世界には「共起語」と呼ばれる概念があります。

 

共起語とは特定のキーワードと一緒に使われるキーワードの事です。

 

いわゆる、「関連語」のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。

 

 

 

過去のSEOでは、とにかく検索上位に上げたいキーワードを何度もページ中に使うことがSEOとして有効でした。

 

同じキーワードを、それこそ5個より10個、10個より20個といった具合です。

 

 

 

しかし、少し想像してください。

 

1つの記事の中に全く同じ言葉が何度も登場したら、読みにくいしわかりにくいですよね。

 

そこでGoogleはページに書かれている内容や意味を把握して評価するアルゴリズムに変更しました。

 

Googleは検索者の検索意図を理解し、ふさわしいページを上位に表示させるようになったのです。

 

この検索意図を理解するために使われる言葉が共起語です。

 

共起語の存在によって、記事の執筆者はメインのキーワードをどのような切り口で使っているのか、把握するができます。

 

 

 

SEO検定では共起語のように検索結果の上位に表示されるための直接的なテクニックよりも、もう少し理論的、知識的な内容の問題が出題されます。

 

そのため受験者によっては、あまり役に立たないと感じる人もいるかもしれません。

 

しかし、Webライターとして仕事をするのであれば、直接的なテクニックだけでなく、SEOの世界について広く深く知っておくことも悪くないでしょう。

 

 

 

ちなみに、SEO検定は現在、東京、大阪、名古屋、福岡の4箇所でしか受験ができません。

 

遠方にお住まいの方は、この4つの試験会場のいずれかまで赴く必要があります。

 

しかし、試験を受験しなくても、SEO検定のテキストや問題集で勉強することは無駄にはならないと思います。

 

あくまでもSEOの知識を身に付けることが目的ならばですが。

 

 

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クラウドソーシングで優遇される「Webライティング技能検定」

 

日本クラウドソーシング検定協会の「Webライティング技能検定」は、Webライターに特化した検定です。

 

基本的なパソコンの使い方から、正しい日本語やSEOの知識、クライアントとの仕事の進め方など、クラウドソーシングを活用してWebライターの仕事をするために必須であるスキルを丸ごと学べる資格です。

 

Webライティング技能検定に合格すると、「Webライティング実務士」になれます。

 

そしてWebライティング実務士になることで、各種のクラウドソーシングで特典があったり、優遇されたりします。

 

 

 

例えばランサーズでは、クライアント向けのメールマガジンの中でおすすめの人材を紹介しています。

 

その中で、Webライティング実務士のリストにあなたの名前を入れてくれる特典があります。

 

私もWebライティング実務士になり、ランサーズで活動していますが、この特典はかなり効果的です。

 

実は、ランサーズでは「プロフィール閲覧数」を確認することができます。

 

定期的に閲覧数をチェックしていると、クライアント向けメールマガジンの発行日の翌日はプロフィール閲覧数が非常に多いことがわかりました。

 

 

 

クラウドソーシングにおいてプロフィールは重要です。

 

しかし、どんなに秀逸なプロフィールを作っても、見てくれる人がいなかったら意味がないですよね。

 

メールマガジンにおすすめ人材として紹介されることで、直接プロフィールを見てくれるクライアント様が増えるのです。

 

Webライティング技能検定は、パソコンを使って自宅で受験する形式です。

 

4択の選択問題と、キーワードを与えられて実際に300文字~400文字程度のライティングを行う実技試験が行われます。

 

自宅で受験できるのでインターネットで参考文献を検索しながら受験することは可能ですが、試験時間が90分と決まっているので、検索ばかりしていると時間が足りなくなるかもしれません。

 

 

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まとめ

 

Webライターは資格がなくてもできる仕事です。

 

しかし、私のように会社員時代にWebライターとは全く違う仕事をしていた人にとって、有用な資格をアピールできたことは、独立初期からお仕事に恵まれた大きな理由の一つでした。

 

Webライターの仕事をしていると、自分の得意な分野や好きな分野が見えてくると思います。

 

そのような分野について深く知り、正しい情報を提供できれば、クライアント様からの評価だけでなく、収入も高くなるかもしれません。

 

 

 

今回は私が実際に取得した資格を3つ紹介しましたが、Webライターの仕事に活かせる資格は他にもたくさんあるでしょう。

 

まずは、興味のある分野について理解を深める手段の一つとして、資格の取得を目標にしても良いかもしれません。

 

 

 

<参考・参照サイト>

[1]AFP資格とは?」(日本FP協会)

 

 

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この記事を書いたのは

村上 英輝
村上 英輝ライター
フリーライター&Webクリエイター。奈良県在住。2018年4月より個人事業「コレカラウェブ」を開業。20年間のWebクリエイター経験を活かし、WordPressやSEOに強いライターとして活動中。難しいことを分かりやすく伝えるをモットーに執筆しています。趣味は読書・散歩・マラソン・写真。