主婦として副業9年の私が経験してわかった「妻が働くメリット」


主婦として副業9年の私が経験してわかった「妻が働くメリット」

「家庭がおろそかになるのではないか」

 

「妻の体調が心配」

 

「子供が寂しい思いをするのではないか」

 

以上のような理由から妻が「働きたい」と考えていても、妻の副業に反対する男性がいます。

 

 

 

これらの理由にも一理ありますが、妻に働きたい意思がある以上、お互いの主張だけを言い合っていても話は平行線のまま。

 

対等な関係を保つためには、歩み寄ることも必要です。

 

 

 

「妻に働いてほしくない」と考える男性は、主婦の副業のデメリットだけを考えがちです。

 

何ごともメリットとデメリットがありますが、デメリットばかりを見ていては前に進むことができません。

 

今回は共働き歴9年の私が体験してきた「妻が働くメリット」をご紹介します。

 

 

主婦の副業は家計のリスクヘッジになる

 

共働きのメリットとして最初にあげたいのがこちら。

 

明日は我が身、いざという時の備えは必要です。

 

我が家で共働きに賛成派の夫が特に主張するメリットです。

 

 

 

 

突然のリストラや給与減のリスク

 

終身雇用制が当たり前だったのは昔の話。

 

大企業だからといって安心はできません。

 

経営不振や倒産、企業買収などによるリストラや給与削減は、今や誰の身にも起こり得るシナリオです。

 

 

 

再就職までの期間、退職金や失業保険だけでは生活費をまかなうことができない場合もあるでしょう。

 

生活が緊迫した状況では、雇用条件などを吟味しないままブラック企業への再就職に踏み切ってしまう危険性もあります。

 

 

 

 

病気やケガによる休職や退職のリスク

 

一家の大黒柱である夫が、ずっと健康で働ければ良いですが、病気やケガで長期の入院生活が余儀なくされたり、それまでと同じように勤務することが難しくなったりという可能性も否定できません。

 

 

上記のようなリスクに備えて妻が副業を行っている場合、わずかであっても収入源があるという事実は、生活だけでなく夫を精神的に支えてくれるはずです。

 

 

 

特に最近注目されているクラウドソーシングサイトを使った副業の良いところは、妻自身の裁量で比較的簡単に仕事量を調節することができるという点。

 

たとえば、普段は夫の扶養の範囲内で副業を行っている主婦が、ピンチの時(夫の求職中や療養中など)だけ仕事量を増やして家計を支えるというように、柔軟に対応するというパターンも可能になってくるのです。

 

 

 

 

主婦の副業は主婦自身の精神衛生上もおすすめ

 

家事や育児が性に合っているという主婦もいますが、そうではない方も当然います。

 

特に、結婚や出産を機にそれまで勤めていた会社を辞めた方の中には、「社会から断絶されたようだ」と感じ、深い孤独感に陥ってしまう方も多いです。

 

 

 

中でも注意したいのは、出産を終えた母親がうつ状態に陥ってしまう「産後うつ」。

 

その発症率は、10人に1人の割合といわれています。

 

また、「産後2週〜1年の間に産後うつに近い状態になった人(医師の診断を受けていない人も含む)は77%にものぼる」という調査結果もあります[1]

 

 

 

主婦が副業を通して得られるものは報酬金だけではありません。

 

副業は、家族以外の社会人とのつながりや自己実現の手段、また経済的自立による自信など、目に見えないメリットももたらしてくれます。

 

 

 

 

家族以外の社会人とつながることができる

 

私自身、出産後もフルタイムで働くという選択をしましたが、仕事が精神面での支えになった理由をご紹介します。

 

 

 

家に1人でいたり、言葉の通じない子供と二人きりだったりする場合、小さな悩みに対しても視野が狭くなり、客観的に考えることができなくなってしまうことがありますよね。

 

もちろん孤独感も感じます。

 

 

 

しかし、仕事を通じて家族以外の人と話したり連絡し合ったりする時間があると、そこから人とのつながりが生まれます。

 

仕事は他人の様々な考え方を知る良い機会なので、視野も広がります。

 

たわいのない雑談や仕事上のやり取りを通じて、外の世界とのつながりを感じることができるので、孤独感も和らぎます。

 

 

 

 

自己実現ができる

 

主婦業の大半を占める家事や育児は、成果を目にすることが難しい仕事です。

 

家の中をどれだけ綺麗に掃除しても、24時間絶え間なく赤ちゃんのお世話をしても、評価されたり報酬がもらえたりすることはありません。

 

ともすると「やって当たり前」と捉えられがちです。

 

 

 

一方で、仕事は報酬や評価という形で達成感を得やすいのが特徴です。

 

仕事は自己実現の手段でもあります。

 

他人から「ありがとう」と声をかけてもらうと、毎日の生活への活力となります。

 

 

 

 

経済的に自立していることが自信につながる

 

家庭内で分業制を取っているからといって、夫が稼いだお金を自由に使うことに対して全く抵抗のない主婦はいないでしょう。

 

私は、結婚後に数ヶ月間、専業主婦の期間がありました。

 

経済的に夫に依存してしまうため、お金の使い方に関してなかなか自由になれず、消費活動にも消極的になってしまいました。

 

 

 

しかし仕事を始めると、それまでよりも自由で積極的にお金を使うようになりました。

 

自分で収入源を持つということが、主婦の生活面での大きな自信になります。

 

 

 

 

家族のあらゆる局面において選択肢が広がる

 

最後に、当たり前ですが、主婦が副業を行えば世帯年収が上がります。

 

それによって、子供の教育、居住地、家の購入、老後生活などについてのあらゆる選択肢が広がるという点も、メリットとして考えておくべきでしょう。

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主婦の副業についてのデメリットへの対策

 

さて、ここまで主婦の副業のメリットばかりを考えてきましたが、冒頭でご紹介したようなデメリットについても考えておかなくてはいけませんよね。

 

こういったデメリットに対して、共働き歴9年の我が家が行っている対策についてご紹介します。

 

 

 

 

家事分担ではなく家族全員で家庭を運営する考え方へ

 

家庭は、家族みんなが過ごす場所。

 

我が家では「家族全員で家庭を運営する」という考え方で、夫婦だけでなく子供たちにも積極的に家事に参加してもらっています。

 

そうすることで、主婦である私が万が一体調不良で寝込んでしまっても家庭が回りますし、子供たちの自立促進にもなるようにと願っています。

 

 

 

 

日々の健康管理や定期的な健康診断は欠かさずに

 

体調管理に関しては、心配よりも日々の気遣い。

 

毎日お互いの顔色を確認し、無理をしているなと感じたら、夫婦で率直に話し合います。

 

定期的に健康診断も受診します。

 

 

 

 

保育園は子供が社会生活を学ぶ場!周りにもサポート体制を構築して

 

子供を保育園に預けて母親が働く場合、子供が寂しい思いをするという点に関しては否定できません。

 

しかし、それは父親に対しても同じこと。

 

子供が母親だけに感じる感情ではありません。

 

 

 

また保育園にはメリットもあります。

 

子供が社会生活を学ぶことができる貴重な機会ですし、親が保育の専門家である保育士に育児相談できる場でもあります。

 

親同士のネットワーク作りにも最適です。

 

 

 

 

まとめ

 

働く理由は人それぞれ。

 

生活のためにやむなく働く場合もありますが、仕事には収入を得る以上の価値があります。

 

人生のパートナーが生きがいを求めて副業を開始したいと考えているなら、心配している暇はありません。

 

夫婦それぞれに大きな精神的メリットをもたらしてくれる主婦の副業について、ぜひ前向きに考えてみませんか?

 

 

<参考・参照サイト>

[1]赤ちゃんをかわいく思えない……10人に1人が発症「産後うつ」になりやすいのはこんな人」(文春オンライン)

 

 

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この記事を書いたのは

メイ
メイライター
子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。