ヨガ・ピラティスインストラクターがフリーランスで活躍するには?


ヨガ・ピラティスインストラクターがフリーランスで活躍するには?

健康を保つ方法の一つとしても人気があるのがヨガです。私の知り合いに、講師として活動する傍ら、定期的に単身でインドに行って修行している人がいて、とても奥が深い印象です。

 

ヨガ・ピラティスのインストラクター経験がある方、または興味のある方に向けて、フリーランスとして働く方法などを紹介します。

 

 

 

 

ヨガ・ピラティスとは

「ヨガ」とはサンスクリット語で「つながり」を意味しています。

心と体、魂が繋がっている状態のことを表します。呼吸、姿勢、瞑想を組み合わせて、心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得るものです。

 

『ヨガの目的と効果』(NPO法人日本YOGA連盟)

ヨガは、動作不全など体の不調、感情の不安定など心の不調に対して、瞑想などを用いて自分で修正します。

 

ピラティスは、筋力強化や全体のバランス強化を目的とするエクササイズです。体の正常な動作を通して、精神面の安定を図っています。

 

目的は、どちらも心と体の安定という点で大きく相違ないように思います。しかし、内容面では、ヨガが「心と体が繋がっている」という精神的な部分を重視するのに対して、ピラティスでは「健康な体」という肉体面を重視しています。それによって、ヨガでは呼吸や瞑想、ピラティスではストレッチや運動というように、それぞれ用いられる方法が異なります。

 

どちらが合っているかは人によると思いますので、現在ヨガをやっていてしっくりきていない人、あるいはピラティスでは満たされていない人は、もう一つを試してみるといいかと思います。

 

 

 

 

ヨガインストラクターに向いている人

 

精神面に重きをおく人

心を鍛える、または安定させることで人の心と体を整えていこうと思っている人はヨガが向いています。ピラティスでは、あくまで肉体面での効率的なエクササイズが主です。

 

 

人のより深いところまで入っていくことが重要と思っている人

ヨガは心の修養(修行)、ピラティスはエクササイズです。

 

 

ヨガが好きな人

瞑想や呼吸など、ヨガのメソッド自体、自分がやっていて好きだと思える人は迷わずヨガです。

 

 

 

 

ピラティスインストラクターに向いている人

 

効率面に重きをおく人

ピラティスは比較的最近生み出された方法で、どうすれば効率的に体を鍛えられるかという面で優れています。エクササイズは目に見えますし、そういった実務面を重視する人にとってはピラティスが馴染みやすいと思います。

 

 

運動が好きな人

効果的な運動を行いますので、自身も体を動かすことが好きであるといいです。

 

 

 

 

ヨガ・ピラティスインストラクターとなるには

 

どちらも専門学校があります。よって、専門学校(スクール)→ インストラクター というのが、一般的な流れになります。

 

 

【参考情報:専門学校の例】

アンダーザライトヨガスクール
Basiピラティス養成講座

 

 

 

 

ヨガ・ピラティスインストラクターとしてフリーランスになるには

 

インストラクターを経て、フリーランスとして独立することになります。この辺はパーソナルトレーナーとして独立するのに少し似ていますので、

フリーランスのパーソナルトレーナーとして成功するためにやるべきこと

も参考にして頂ければと思います。

 

ここで注意点は、インストラクターであっても、求人には雇用と業務委託があることです。業務委託では、契約内容が専属でない限り、その時点でフリーランスになります。最初からフリーランスになることを決めている方は、あまり契約内容にこだわらなくていいかもしれませんが、悩んでいる方は社員から始めてもいいかと思います。

 

 

 

 

フリーランスとして収入源

 

フリーランスのヨガ・ピラティスインストラクターの収入源は以下のようなものが考えられます。

 

(1)ヨガスタジオなどでのレッスン報酬
(2)直接依頼を受けた顧客からのレッスン報酬
(3)地域のコミュニティセンターなどで行われるセミナーの報酬
(4)執筆活動

 

最初は(1)のスタジオレッスンを軸に経験を積みながら報酬を得ていくのがいいかと思います。ここでは、レッスンのやり方などそのスタジオのノウハウも学ぶことができます。また、人気講師となり、レッスンに人が多く集まるようになると報酬は増えていきます。

 

そうして収入の地盤を固めながら情報収集して、横の人脈を作っていくと、セミナー講師として招かれたり、応募してセミナー講師を務めたりすることがあります。これは、収入の軸となるには遠い道のりになりますが、(2)の直接依頼にも繋がってくる貴重な経験ですので、積極的に受けた方がいいと思います。

 

直接依頼を受ける中には、プロやアマチュアのスポーツ選手も含まれており、そういった著名人のインストラクターを務めることができるようになると、仕事に困らなくなってきます。

 

そうやって実績を積んでいく中で、自分なりの方法論など伝えたいことができてくれば執筆活動に繋がってきて、それも収入源の一つになります。

 

段階を踏んでいくことで、収入源もまた単価も上がっていきますので、焦らず目の前の人を大事に指導していきましょう。

 

 

 

 

フリーランスとして準備するもの

 

SNS

ここでは、一方的な実績発信の場というのではなく、交流の場として、SNSを作って活動をまめにアップしていくといいでしょう。ネットからの依頼というのはあまり見込めないと思いますが、実際に来てくれた受講生の人とネットで交流していくことで人脈も広がります。口コミ効果もあります。

 

 

勉強時間

インストラクターとして教えるだけでなく、自分自身のスキルを向上させる時間も必要です。時には、自分が受講生となって他のインストラクターから学ぶようにしたり、他国で取り入れられている独自の方法を勉強しに行ったりと、スキルの向上に努めましょう。

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フリーランスとして働くメリット

 

時間を自由に使える

例えば、結婚してフルタイムで活動することが難しくなっても調整が効きますし、勉強期間をまとめて取りたい場合も、自身が受け持つ講座を調整することができます。(業務委託の場合、自由にとまではなかなか難しいとは思いますが。)

 

 

収入は自分次第

教えるスキルや人柄など、自分を売り出すことで人気が出れば、収入は社員で働くよりも多く得ることができます。また、副業が自由ですので、派生する仕事もできますし、いくつかのスタジオを掛け持ちすることもできます。

 

 

 

 

フリーランスとして働くデメリット

 

収入が安定しない

正社員として雇用されれば、毎日レッスンが詰まっていて、その分収入も安定します。フリーランスでは、需要が無ければ仕事はありませんので、最初からフルタイムで働き続けられるかどうか分かりません。

 

 

怪我などで仕事ができないと収入は無い

正社員であれば、怪我の期間中もできる仕事をすることで給与がもらえますが、フリーランスではそういった別の仕事で同じ報酬というのはありません。医者の不養生と言う言葉もあるくらいですので、ヨガ・ピラティスインストラクターも怪我や病気には注意しましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

最初から業務委託契約となっている求人も多いことから、ヨガ・ピラティスインストラクターにとって、フリーランスは身近な存在です。その中で収入を増やしていき、活躍し続けるには、勉強と仕事を常に両立させていくことが求められます。どちらかのバランスが欠けると、うまく成長曲線を描けず行き詰まってしまうこともあるかと思います。

 

 

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この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。