「エンジニア」は男社会?実は女性にこそおすすめの理由


「エンジニア」は男社会?実は女性にこそおすすめの理由

エンジニアといえば男性が多い職業のイメージがありますよね。

 

女性エンジニアはいまだに希少で、「男社会で大変でしょう」と言われているのを耳にすることがあります。

 

私もシステムエンジニアとして働いていましたが、実際に現場は男性が8割を占めていました。

 

IT業界はまだまだ男社会というイメージが色濃く残っているでしょう。

 

 

 

しかし、実は働き方や職場環境の点から見ると、女性にこそエンジニアとして働くことをおすすめしたいのです。

 

その理由を、システムエンジニアを6年経験した私の実体験も含めて解説していきます。

 

 

女性にこそエンジニアをおすすめしたい理由7つ

 

女性だからという理由でエンジニアを候補から外すのは非常にもったいないです。

 

どこでも通用するスキルを身につけたい、働く環境に縛られたくない、もっと自由に働きたいという思いがある女性にこそおすすめの仕事です。

 

 

 

 

理由①:スキルで評価される土壌があり、男女関係なく活躍できる

 

エンジニアはスキルと経験が重視されます。

 

年齢や性別は関係なく、プロジェクトに必要なスキルをもっていれば頼りにされます。

 

また、本人のやる気や成果次第で未経験の分野にも挑戦させてもらえるので、自分の能力を伸ばしたい、どんな現場でも通用する人材になりたいという人はより活躍できます。

 

実際私は、入社3年目にしてそれまでとはまったく異なる業務の現場に配属されましたが、一つ一つの指示を的確にこなし、真摯な姿勢で対応してくれるからと、とても重宝してもらえました。

 

 

 

 

理由②:コミュニケーションが重要な仕事なので、他業種での経験も活かせる

 

エンジニアはパソコンにばかり向き合っていると思われがちですが、実際はコミュニケーション力が重要な仕事です。

 

1つのプロジェクトは規模によって数人~数十人のメンバーで構成され、メンバー同士で情報を連携しながら作業を進めていかなければならないからです。

 

社内だけでなく顧客との打ち合わせも多く、顧客の要望をヒアリングしたり、プロジェクトの進捗報告をしたりする必要があります。

 

顧客はさまざまな業界なので、他業種での経験や知識があると、相手にあわせてスムーズで適切なコミュニケーションをとることができます

 

IT業界出身ではなくても、十分に能力を活かせる機会があるのです。

 

 

 

 

理由:在宅、テレワークでの業務がしやすい

 

IT業界は在宅勤務やテレワークを取り入れている企業が年々増えているため、ライフイベントとの両立がしやすいです。

 

なかには社員全員がリモートで仕事をしている企業もあり、働き方の柔軟性が高いのが特徴です。

 

在宅勤務やテレワークができれば通勤時間がなくなるので、その分の時間を子育てや介護、趣味などに有効に使えます

 

音声通話やチャットなどのコミュニケーションツールを導入している企業も多いため、常に社員同士ですばやくやり取りができるようになっています。

 

一人きりで在宅で仕事をしているときに問題が起きても、すぐに連絡をとれるので安心です。

 

 

 

 

理由④:ブランクができても復帰しやすく、会社や地域に縛られずに働ける

 

女性の場合、結婚して出産や育児をするとなると数か月~2年の休暇が必要になります。

 

一般的に産休などのブランクがあると職場復帰がしにくいイメージがありますが、エンジニアであれば比較的しやすいです。

 

得意な言語があったり、システムの設計やLinux・Windowsサーバーの構築経験があったりと、しっかりスキルが身についていれば適切な現場へ配置してもらえます。

 

実際にライフイベントを経て復帰した40代以上の女性も活躍しています。

 

 

 

また、結婚を機に引っ越すことになっても、スキルや経験をアピールできれば転職のハードルは高くありません

 

特定の会社や地域にずっといなければならないという縛りがあまりないので、自由度が高い仕事といえます。

 

 

 

 

理由⑤:肉体労働がほぼない

 

肉体労働が必要なシーンがほぼないのも女性におすすめの理由の一つです。

 

デスクワークや打ち合わせが主で、外で打ち合わせがあるときにノートパソコンなどを持ち運ぶ必要が出てくるくらいです。

 

オフィスのフロアが変わるときはデスク周りの荷物を移動させますが、企業によっては業者に依頼したり、男性社員が率先して運んでくれたりする場合が多いです。

 

体力面が気になるという人も安心して仕事ができます

 

 

 

 

理由⑥:自由な時間を取りやすい

 

エンジニアはクライアントの要望通りの成果を出すことが求められ、納期が近づくと残業や休日出勤が必要になる場合もあります。

 

しかし、逆にいえばそれ以外の時期だったり、成果を出せていたりすれば自分の裁量で自由に動けます

 

フレックス制を利用して朝のラッシュ時間とずらして出社したり、昼休憩を早めにして人気店のランチへ行ったり、業務中に定期的に休憩する時間もしっかり確保できます。

 

 

 

デスクの上にお菓子を出して食べていても怒られません。かくいう私も、チョコレートを常備して小腹が空くとよく食べていました。

 

やるべきタスクをこなしていれば時間を自由に使えることが多いのも魅力です。

 

また、服装が自由な企業が多いため、女性のファッションもさまざま。

 

オフィスカジュアルからガーリーまで、日々のファッションを楽しめます

 

 

 

 

IT業界の知識がなくても活躍できる!2つの事例を紹介

 

事前にプログラミングやITの知識がなくても、それまでの経験を役立てて活躍できるのがエンジニアの魅力。

 

実際に大学時代の専攻がIT系と関係がなかったり、他業種から転職したりしてエンジニアとなった事例を紹介します。

 

 

 

 

[1] アパレル業界出身のAさん

 

アパレル業界から、親身に指導してくれそうな会社を選んで思い切ってIT業界へ飛び込んだAさん。

 

入社後はJavaの基礎を2ヵ月ほど学び、すぐに顧客先に常駐しました。

 

ベテランの先輩社員たちに支えられながら、失敗を恐れずに挑戦することができ、1年後にはプログラミングを理解して開発にどんどん携われるようになりました。

 

アパレル時代のコミュニケーションスキルを活かして、分からないことはすぐに確認したり、周りの人と積極的に関わったりしたのも成長の秘訣といえます。

 

 

 

 

[2] 美術大学出身のBさん

 

デザインが好きで美術大学に進学したBさん。

 

プログラミングのパズルのような面白さに惹かれエンジニアに就職しました。

 

デザインを学んでいたときの「どうしたら人に喜んでもらえるか」という考え方が、設計書やコードの作成に活きているようです。

 

入社6年目には大規模なプロジェクトのプロジェクトマネージャーとして活躍するまでに成長。

 

女性社員がまだ少ない会社なので、みんなで家庭と仕事が両立しやすい環境づくりを目指しています。

 

 

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エンジニアへ転職を決める女性の数は2009年から2018年の間で約4倍にまで増えています[1]

 

また、私が勤めていた会社は年々女性の採用率が上がっていました

 

新卒で10人採用するうち1~2人が女性という割合が続いていましたが、なんと女性が6人と、男性の数を上回るようになったのです。

 

 

 

IT業界全体で見るとまだまだ女性人口は少ないですが、確実に右肩上がりになっています。

 

スキルで評価され、性別に関係なく活躍できる土壌があることや、ライフイベントと両立しやすい業務形態であることが大きな理由といえます。

 

他業種からの転職であっても、コミュニケーションやデザインスキルを活かしたり素直な姿勢で先輩社員に教わることを心掛けたりすれば活躍できるようになります。

 

 

 

まだ男社会のイメージが強い仕事ですが、女性がエンジニアとして活躍するハードルは高くありません。

 

ぜひエンジニアという職業を就職・転職先の一つとして視野に入れてみてください。

 

 

 

<参考・参照サイト>

[1]【IT・コンサルティング業界】 女性ならではの悩みを解消する「キャリアデザインCafé 」開催」[PDF](株式会社リクルートキャリア、2019年6月21日、p.1)

 

 

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この記事を書いたのは

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フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。