どんなビジネスにも言えることですが、副業やフリーランスでスタートした時に、最初にぶつかる壁が「集客」です。
集客ができなければ、ビジネスを継続することができません。
そもそも、しっかりとお金を払ってくれるお客さんがいなければ、それはビジネスとは言えないでしょう。
そこで今回は、「集客コンサルタント」として副業でコンサル活動をスタートし、現在は本業を上回る収入を得ている私が、集客の基礎となる5つのステップをご紹介します。
これは、私が実際にお金をいただいてコンサルしている内容です。
ぜひ、活用してください。
副業でコンサルを行う最初の壁は「集客」
コンサルティングやコーチングは、副業としてスタートしやすいビジネスの1つです。
事務所は自宅でOK、準備するのはパソコンや椅子、プリンターだけで事足りるので、初期費用や経費がほとんどかかりません。
自分の知識と体があれば始められるのが、コンサルティングビジネスの強みでしょう。
しかし、副業としてコンサルをスタートしても、お客さんがいなければ意味がありません。
副業でビジネスをスタートする時、必ずと言っていいほど集客の壁にぶち当たります。
特にコンサルティングビジネスの場合は、「商品がわかりづらい」という性質があるので、より顕著に集客が難しいと感じるのではないでしょうか。
コンサルを受けてもらって、成果を感じてもらえればお金を払ってもらえますが、コンサルというのは成果を保証することはできません。
特に、お客さんのやる気が成果に直結してくるので、無料や成功報酬で契約してしまうと、お客さんも身銭を切っていないので本気になってくれない。
すると成果が出ないという悪循環に陥ってしまいます。
なので、しっかりと価値を感じてもらってからコンサル契約を結びたいところです。
また、集客の意味をしっかりと理解していないと、どれだけ集客をしても忙しいばかりで疲弊してしまいます。
私も最初は「集客」を間違っていました
集客というと、一般的に「新規のお客さん」を集めることという意味で捉える人が多いです。
しかし、新規のお客さんを集めるというのは、一番労力もお金もかかります。
当然、副業としてスタートする時は、最初のお客さんを獲得しなければならないわけですから、新規集客をしなければなりません。
ただ、闇雲に集客するのではなく、その後を見据えて集客することが大切なのです。
集客には4つの種類がある
そもそも「集客」と一言で表しても、お客さんの状態によって以下の4パターンに分類されます。
2. 新規客
3. リピート客
4. ファン客
お客さんは1→4のステップで成長していきます。
ファン客にまで育ってくれれば、あなたのことを紹介してくれるお客さんです。
一方で、集客の難易度も1→4の順番に高くなります。
つまり、リピート客とファン客を集める方法を考えた上で見込み客や新規客を集めなければ、いつも難しくて労力もお金もかかる集客をし続けなければならないというわけなのです。
いくら新規客を集めても疲弊するばかり
実は私も、最初は集客を間違えて解釈していました。
「集客」=「新規客」を集めることだと考えており、常に新しいお客さんへアプローチを続けました。
新規のお客さんというのは、基本的に取引価格が低く、信頼関係もうまく構築できていません。
苦労して集めたお客さんから安い仕事を受け、単発の契約で終わってしまうという状態だったため、月が変われば0からのスタートとなってしまい、売上の見込みも立ちませんでした。
まさに、「働けど働けど儲からない」という状態で、疲弊するばかりだったのです。
しかし、上記で紹介した4つのお客さんの種類と、これから紹介する集客の5ステップを学んだことで、集客を劇的に改善することができたのです。
ちなみに、私が勉強した際、北岡秀紀氏著の「小さくても仕組みでガンガン売れる会社の作り方」という本を参考にしました。
副業コンサルで集客する基本の5ステップ
まず大前提として、ここで集めるのは「見込み客」と「新規客」になります。
「リピート客」と「ファン客」を集客する方法を、事前にイメージしておきましょう。
この段階では具体的に考える必要はありません。
基本的には、接触頻度が増えれば増えるほど信頼関係が構築できるので、定期的なメッセージのやり取りや、実際に会う機会を作るように設計すればOKです。
それでは、1人目のお客さんを獲得するための5つのステップをご紹介しましょう。
1. お客さんを決める
まずは、コンサルサービスを提供するお客さんを決めましょう。
あなたが持つ特技や知識を活かすことで、悩みを抱えた人を助けられるはずです。
その悩みを抱えた人は、どんな人ですか?
この「どんな人なのか?」ということを、徹底的に考えましょう。
そして、たった1人まで絞り込んでください。
マーケティング用語で「ペルソナ」と呼ばれるものですが、コンサルをする場合は、ペルソナの設定が非常に大切です。
今後のメッセージは、すべて設定したペルソナに対して発信するつもりで書きます。
ペルソナの設定が曖昧だとメッセージも曖昧になってしまうので、一番時間をかけて取り組んでください。
例えば私ならば、「集客コンサルタント」として、集客に困っている店舗経営者、特に整骨院や治療院の方をペルソナに設定しています。
●年齢
●住まい
●悩み
●家族構成
●よく訪れる場所
など、架空の人物ではありますが、本当に存在する人かのように、本当に細かいところまで設定し、自分用に使うペルソナのプロフィールシートには写真まで貼っています。
ここで決めたお客さんに対して、「本当にこの人のためになるのか」ということを考えることが、コンサルビジネスでお客さんを集める一番のキーポイントになります。
2. アプローチ方法を決める
お客さんが決まったら、次にこのお客さんへアプローチする方法を決めましょう。
このアプローチ方法が、いわゆる「メディア」というものになります。
例えば、決定したお客さんがインターネットを全く活用しないのに、ホームページで集客しようとしても意味がありませんよね。
なので、決定したお客さんがよく見る媒体やコンテンツで発信することを心がけましょう。
オンラインならば、SNSやブログ、オフラインならばチラシやFAXなどです。
2つ〜3つくらい、発信するところを決めてことをおすすめします。
3. オファーをする
オファーというのは、「見込み客から新規客になってもらうため」の提案です。
1,000円でも5,000円でも良いので、まずはお客さんに財布の紐を解いてもらうためにどうしたら良いのかを考えます。
例えば私ならば、集客コンサルタントとして80,000円で提供しているチラシ作成サービスがあるのですが、広告キャンペーン時には5,000円で利用できるクーポンを発行しています。
新規のお客さんの8割は、このキャンペーンで取引がスタートします。
80,000円が5,000円で使えるなら、使ってみたいと思いますよね?
どうしたら、お客さんが「まずあなたのコンサルサービスを受けてみよう」と思ってもらえるかを考えましょう。
4. 情報を発信し続ける
アプローチする方法とオファーが決まったら、あとは情報を発信するだけです。
お客さんが興味を持つ、お客さんの関心がある情報をとにかく発信しましょう。
ここで重要なのが、発信し「続ける」ということ。
1回の発信では、お客さんは行動してくれません。最低でも3回はアプローチするようにしましょう。
5. 検証する
情報を発信した結果「どのような反響があったのか」、これを検証することがとても大切です。
反響があれば継続すればOKですが、反響がなかった、あるいは想定していたより少ないのであれば、改善する必要があります。
改善するポイントは、1つ前のステップに戻ることです。
情報発信して反響がなければ、オファーを変える。オファーを変えても効果がなければ、アプローチ方法を変える。
検証と改善を繰り返すことが、集客ではとても大切なのです。
毎日2時間は「集客」のために行動しよう
副業コンサルの最初の壁である、集客。この基礎となる5つのステップをご紹介しました。
各ステップで試行錯誤は必要ですが、ステップを1つずつ昇っていけば、必ず集客できるようになります。
ただし、一番大切なのは、行動することです。
副業でコンサルを始める場合、まずは1日2時間、集客のために行動することを心がけてください。
行動を続けることが、集客につながるのです。
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