やっぱり良い仕事を丁寧にこなして良き依頼者と信頼関係を築くことが一番。

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結婚して初めての子育ては、わからないことづくしで、それこそ手探りで、子供と一緒に親になっていくのではないかと思います。

しっかりとママとしてがんばっているうちに、ママの立場から家庭が一番になってしまいます。

 

そして年月が経って、子育てが一段落したら、もはや結婚前のキャリアがどんなに素晴らしいものだとしても、残念な事に、その仕事で再就職をしようなんて勇気はかけらも無くなっているのです。

 

私がそうでした。

 

そんな私が、主婦の生活を守りながら、義父の力を借りて、フリーランスのインテリアデザイナーとして仕事を得るようになるまでの経緯をご紹介します。

 

 

〔フリーランスの掟その1〕仕事は主婦の人脈が持ってくる?

 

私は、長年、社労士事務所の個人事業主をしていたのですが、夫の転勤で社労士事務所を続けられなくなって、部下の社労士に事務所を任せ、夫と一緒に家族3人で見知らぬ関西の土地に引っ越しました。

 

その翌年、東日本大震災があり、数年後に夫の両親との同居も始まりました。

 

息子も大学生になり、専業主婦では時間を持て余していたので、腕の良い大工だった義父が関西で再開した工務店を手伝ったり、ライターの仕事をしたりして専業主婦として生活をしていました。

 

そんな折、ご近所の奥さん(以下「私のママ友」という)が我が家のインテリアを気に入って、何処で購入したのかを聞いてきたのです。

 

 

何度も言いますが、義父は非常に腕の良い大工です。家具職人も顔負けの創作家具も手がける、本当に手先の器用な大工なのです。

 

我が家の家具は、私がデザインして、義父が造ったオリジナル家具ばかりです。

 

 

そこで、ご近所さんのよしみで、実費のみで注文を受け付けたのが義父と私の副業の始まりです。

 

 

義父は腕が良い大工であるばかりか、一級建築士であり、家のデザインも自分で行います。

 

私のイメージでは、「腕の良い大工」といえば、職人気質で無口で強面な感じです。

義父も一見強面の職人気質なのですが、優しく、笑顔の素敵なおじいちゃんでもあります。

 

 

義父は人脈も豊富で、無垢材等を扱う材木の卸問屋をたくさん知っていたので、家具や建具の材木の仕入れも格安でできました。

 

だから、私のママ友の創作家具は、その秘奥のわりに格安でできあがりました。

 

私のデザインも気に入って貰えて、義父の腕も料金も何もかも、私のママ友は、大喜びでした。

 

 

義父が造った家具を購入した私のママ友は、非常にお客様の多いお宅だったので、義父の家具はあっという間に評判を呼びました。

 

口コミとはありがたいもので、噂が噂を呼び、月1くらいで仕事が舞い込んで来るようになったのです。

 

 

 

 

〔フリーランスの掟その2〕良い仕事を主婦の人脈のご縁が導く

 

ご近所価格で、勝手に決まった料金体制ですが「実費+義父の手間賃5万円」となったようです。ですが、義父はご近所だからと手間賃1万円で引き受けました。

 

一級建築士で、土木施工管理技士、電気工事技士、危険物取扱者甲種etc.家一軒丸ごと一人で立てられる腕の良いベテラン大工の日当は非常に高いのです。

義父の場合、丸2日はかかる創作家具ですから、手間賃5万円でも格安だったのに、義父は手間賃1万円で引き受けました。

 

義父がそんなですから、私のデザイン料は、もちろんママ友価格で0円です。

 

みなさん、お気持ちで、私が喜ぶようなお菓子やお花、義父の好物のウニをお礼に持ってきてくれたりしていました。

 

 

報酬はさておき、私はもともとインテリアデザイナーです。

パースを画けるくらいイラストが得意だったので、ご近所の奥さんの「何となく~の感じ」というイメージをすぐに絵に起こせたのが、お客様のイメージピッタリのお気に入りの家具のデザイン起こしに幸いしたようです。

 

 

こんなふうに、ご近所さんとのお付き合いの延長のような感じで、義父と私はお仕事を引き受けていたのです。

 

 

そんなとき、ママ友関係を通じて、あるご家庭の別荘の1棟分のインテリアデザインの仕事の話が舞い込んできました。その家庭のご主人は、ハウスメーカーの営業マンだったので、正当な報酬を提案してくれました。

 

ご主人の会社を通してのご依頼となるので、義父の会社を通すことになりました。

義父の会社の正式な仕事となったのです。

 

 

これが、私と義父のインテリアデザインの仕事の始まりです。

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〔フリーランスの掟その3〕主婦は欲張ってはいけない

 

私のママ友関係から始まった義父の会社の仕事は好評でした。

義父は仕事が忙しいので、私にカーテンや壁紙選びといったハウスメーカーからの依頼が来るようになりました。

フリーのインテリアデザイナーです。

 

そんな時、大きな依頼がありました。

義父の仕事仲間から噂を聞いたという工務店さんからの依頼でした。

ただし、初めの仕事は、時給800円。

 

「上手くいったら、その後は正社員として月給15万円で使ってやる」

 

という随分と高飛車なものでした。

 

「フリーなんかで仕事をするより、正社員の方が嬉しいだろう」

 

と、希望もしていないのに、雇用契約書まで持ってきてくれました。

しかし、我が家の家業は、義父が経営する建築会社です。それをご存じないようでした。

 

私は、初対面なのに随分と不躾な方だと感じましたが、義父の知り合いの会社の紹介だということだったので、むげにもできないと思い、お話を辞退する前に、義父の耳に入れました。

 

途端に、義父は義父の知人の会社社長に電話をかけて大剣幕で文句を言いました。

義父は、

 

「こっちが頼んでもいないのに、『使ってやる』なんて、うちの嫁を何だと思っているんだ。就職を頼んだ覚えはないぞ。うちの仕事をバカにしているのか!おまえの所とは金輪際だ。失礼する。」

 

と、スマホに向かって本当に凄い剣幕でした。

 

その日のうちに、その社長さんは義父に謝りにいらして、義父とその会社の契約は、今でも滞りなく続いています。

 

「したくない仕事はするな」

 

「変なヤツの仕事は受けるな」

 

「マナーの悪い人間の仕事をするな」

 

それが義父の意見でした。

 

「強欲な人間と取引をすると、そういう人間ばかりの仕事になって、いずれは良い仕事ができなくなるから、仕事は選べよ」

 

義父に厳しく注意されました。

 

 

 

 

〔フリーランスの掟その4〕主婦だからこそ安全に!マナーの悪い人の人脈はいらない

 

義父はいつも言います。

 

「仕事は良いご縁が持ってくる。所詮は人間関係だ。質の良い仕事をしていれば、報酬は後からついてくる」

 

これが義父の考えです。昔気質の腕の良い大工だから言える言葉だと思います。

 

 

私の本職はライターです。

インテリアデザイナーは、趣味のようなものです。

 

頭の中で、その家で暮らす人が楽しんでウキウキ生活している様子を思い描いてデザインすることは、楽しくてたまりません。

次から次へとデザインイメージが浮かんできます。

 

ただし、詰め込みすぎて脳が疲れてしまっては、良いデザインも浮かばなくなります。

 

だから、気に入った仕事だけ受けるくらいがちょうど良いのです。

 

 

ライターの仕事でも、こちらの足下を見て、目の前にニンジンをぶら下げるような交渉をする方もいらっしゃいます。

 

そういう方は、慣れてくると、質の良い記事を提供していても、どんどん要求が高まって、使ってやっている、といった上下関係ができあがっていきます。

いつの間にか、外注者で社外の人間であるというマナーが消えて、彼の部下のような扱いに変わってきます。

気に入らなければ契約を解除すれば良いだけなのに、自分の思い通りにならないだけで、「厳しい指導をしなければ」「業界の常識を叩き込まなければ」とか言い出します。

 

一方、マナーのきちんとした方からのご依頼は、低報酬で引き受けても、丁寧な仕事をしていたら、記事の質に従って、報酬は後からついてきます。

 

 

デザイナーもライターも、元手がかかる仕事ではないので、損はしませんが、良い気分で仕事をした方が、良い成果物ができると思います。

 

だから、良い人間関係で優しい気持ちで仕事をしたいと思います。

 

 

「金は天下の回り物」「損して得取れ」とは、昔の人はよく言ったものです。

 

良い人間関係で、善良な人で、感謝の気持ちを忘れずに、良い人とのご縁を大切にして、丁寧な仕事をしていたら、結果は後からついてくることを実感しました。

仕事に見合った報酬は後からついてくるものだと思いました。

 

それに、知人の紹介で受けた仕事には、何かあったときにトラブルの対処もして貰えて、安心して仕事ができます。

 

 

 

 

最後に

 

「ご縁が持ってくる仕事」は、結果が出るまで時間がかかります。軌道に乗るのは、少なくとも2~3年の覚悟が必要でしょう。

家計を支える立場の人は、そんな悠長に待っているわけにはいかないかもしれません。

 

社労士事務所を開業するとき、「3年は無収入でも暮らせるほどの貯金が必要だ」と言われたことがあります。完全に軌道に乗せるのに、3年はかかる覚悟が必要ということであるようです。

私は、運の良いことに、跡継ぎのいない小さな社労士事務所を受け継ぎましたので、そんな苦労はしませんでした。

 

そして今、私は専業主婦です。

報酬よりも、良い人間関係で、善良な人たちとお仕事をして、優しい気持ちになりたいです。

 

こちらが丁寧にお仕事をして、感謝の気持ちを込めて大切にお付き合いをしていると、相手も丁寧な対応と、それに見合った報酬を提示してくれます。

 

良い仕事をしていれば、自然と報酬も上がってきます。

そして、仕事が増えていきます。

 

 

本当に口コミの力は凄いものです。

反対に、風評被害という言葉があるように、根も葉もない噂で仕事がダメになることもあります。

 

フリーランスの最も重要な営業は、質の良い仕事で、良い評価の口コミを広げることかもしれません。

 

 

丁寧に大切にお付き合いを重ねていると、良い人脈でお仕事が広がります。

その結果、良い仕事が舞い込んでくるように思います。

 

反対に、お金のためだけに雑な仕事をしていると、少しでも安く買いたたこうとする、自分の利益しか頭にない依頼者様ばかりが集まってきます。

 

後者の場合は、いくら質の良い仕事をしても買いたたかれるだけで、いつまで経ってもコマのようにしか扱われません。

 

 

それに、ママである主婦は、優しい気持ちでいないと子供に悪影響が出ます。

 

「善良な人と仕事をする環境に身を置く」、ひいてはそれが報酬アップに繋がる。

それができるのは、経済的な柱がある主婦ならではの営業方法かもしれません。

 

 




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ライター
Kei
元社労士のフリーランスライター。資格も多数保有。今は主婦として家族を大切にし、活動時間短めで気ままに執筆中。
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