名刺を活用して営業を行っているフリーランスの方の中には、名刺にこだわっている方も多いですよね。ときどき名刺に顔写真を載せている方もいらっしゃいます。名刺に顔写真があると、あとから名刺を見たときの印象がぐっと変わります。
今回は、名刺に顔写真を載せたときにどのような効果があるのか、名刺に顔写真を載せるときのポイントは何かについてまとめました。
目次
名刺に顔写真を載せる5つの効果
名刺をあとから見たときに思い出しやすい
名刺を活用するときに気になるのが「名刺を渡したのはいいが、あとからこの名刺を見たときに自分のことを思いだしてくれるだろうか?」ということです。たくさんの人に会い、たくさんの名刺交換をするビジネスマンだと、「先日会った人の名刺は、どの名刺だっただろうか?」ということにもなりかねません。
名刺に顔写真を載せてあれば、名刺をあとから見たときに「この名刺は、あのとき挨拶をした人だ」というように、名刺と名刺を渡した人を関連づけやすく、あとから見たときに思い出しやすいという効果があります。
印象に残り覚えてもらいやすい
名刺を渡す目的は、自分の連絡先がわかるようにするとともに、自分を印象づけて覚えてもらうことでフリーランスの営業に役立てることです。
印象に残り覚えてもらえるかどうかは、どれだけ接触したか、つまり顔を見たかで変わってきます。特に多くの人が集まる交流会などで、挨拶程度の会話しかしなかった場合には、自分のことを覚えてもらえる可能性が低くなってしまいます。
しかし、名刺に顔写真を載せることで、実際に会話を交わさなくても顔を見る回数がアップして、自分のことを覚えてもらえる可能性が高くなるのです。
親近感がアップする
WebサイトやSNSで、顔写真を掲載しているものも多いですよね。たとえばお店を探していてWebサイトを見つけたときに、スタッフの顔写真とともに挨拶が載っていると親近感がわき、「このお店に行ってみよう」という気持ちになることがあります。
名刺に載せる顔写真にも同じ効果があり、顔写真のない名刺より顔写真を載せてある名刺のほうが、名刺を見た人が親近感を持ちやすいのです。緊張しやすい方だと、名刺交換のときには自分の思いどおりの表情ができなかったり、会話につまってしまうこともあるかもしれません。名刺にリラックスした表情の顔写真を載せておけば、「あまり話せなかったけど、実は話しやすい人なのかもしれない」と、初対面の印象が変わることもありますよ!
信頼性がアップする
名刺に顔写真を載せる効果には、信頼性がアップするという効果もあります。名刺を営業に活用したい場合には、その人が信頼できる人かどうかという点も、取引相手に選ぶかどうかのポイントになります。名刺に顔写真を載せてあると、「自分の顔を出して、しっかり事業を行っている」という印象を与えることができます。
名刺を悪用されにくい
名刺交換をするときに、特に女性の場合だと「知らない人に個人情報を渡すことになる?」と不安に思う方もいらっしゃると思います。顔写真入りの名刺は、載せなくてよい顔写真を載せるので、さらに不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、名刺の悪用で多いのは「他人になりすまし、あたかも自分の名刺であるかのように使う」というケースです。顔写真を載せておけば、顔写真と違う人がその名刺を使うことができないので、逆に名刺の悪用を防止することもできるのです。
顔写真を名刺に載せるときのポイント
顔写真を名刺に載せるときには、いくつかのポイントがあります。ポイントに注意することで、好印象な顔写真入り名刺の作成ができます。
なお、名刺の基本的な内容の記載については、
『フリーランスは名刺にこだわろう!』
に詳しい掲載がありますので参考にしてください。
また、顔写真を名刺に載せる以外にも、名刺でビジネスチャンスを広げるための工夫は必要です。
『私が1年半で5回もの改良を重ねてきた「仕事に繋がる名刺」』
に書いてありますので、参考にしてください。
自分の事業にあった雰囲気の顔写真を使う
名刺に載せる顔写真は、営業に使うのですから自分の事業の雰囲気にあったものがよいでしょう。いくら自分のお気に入りの表情の写真があるからといっても、その写真が与えるイメージと自分の事業が結びつかなければ、顔写真を使う効果が半減してしまいます。
たとえば美容院を経営している人がビジネススーツ姿のかたい表情の顔写真を載せていては、美容院を経営している雰囲気を出すことができません。仕事のときに着ている服で柔らかい表情の顔写真だと印象がよいのではないでしょうか。事務作業中心の職種であれば、かっちりしたスーツ姿で信頼感をアピールするのもよいですね。
親近感のもてる表情の顔写真を使う
名刺に載せる顔写真に証明写真のような写真を載せている人もいますが、名刺に顔写真を載せる効果を最大限に出すためには、なるべく親近感のもてる表情の顔写真を使うことをおすすめします。笑顔にもいろいろありますが、名刺を見ている人に微笑みかけているような表情だと親近感が出やすいでしょう。
顔には自信がなくて顔写真を掲載するのにためらいがある、という人も、さわやかな笑顔の写真であれば好印象な写真になりますよ。
仕事をしている写真を使う
名刺で自分の仕事をアピールするためには、仕事をしている写真で顔が写っているものを名刺に載せるのもよい方法です。カメラ目線にはならないかもしれませんが、しっかりと事業を行っていることを印象づけることができます。この場合には、できるだけ顔全体がきちんと写っていて明るい様子の写真を選ぶとよいでしょう。
仕事をしている写真であれば、名刺交換のときに写真を話題にして、仕事の話につなげやすいというメリットもあります。
背景にこだわる
顔写真を名刺に載せている人の写真の背景は、白一色だったり、色がついていても無地だったりすることも多いのですが、背景にこだわると顔写真入りの名刺の印象が変わってきます。名刺はスペースが限られおり顔写真を載せるとスペースが少なくなってしまうので、顔写真の背景も有効に活用したいものです。
お店を経営しているフリーランスの方であれば、お店の写真を背景に選ぶのもよいと思います。自分で写真を加工するのであれば、自分の事業にあったデザインの背景をつけてみるのもよいですね。
イラストやデザインにこだわる
イラストレーターやデザイナーであれば、名刺のデザインにこだわっている方も多いと思いますが、顔写真とともに作品も一緒に掲載するのもよい方法です。作品をアピールすることもできますし、「この作品を制作しているのは、こういう人なんだ」と、名刺を見た人に興味を持ってもらいやすくなります。
デザインにこだわりがあり、自分のデザインする作品のイメージを出すためにシンプルなデザインの名刺を作りたい場合には、名刺の裏面を利用して顔写真を載せてみてはいかがでしょうか。
プロに写真撮影を依頼する
名刺に載せる顔写真は、スマホやデジカメを使って自分で撮影することもできます。この場合には、費用がかからないというメリットがありますが、「顔写真入りの名刺で売上アップをはかっていきたい」「自分で撮影しても、自分の思いどおりの写真撮影ができない」という方は、プロのカメラマンに依頼するのもひとつの方法です。
写真屋さんに行って撮影スタジオで撮ってもらうのもよいですし、フリーランスのカメラマンに依頼して自分の仕事に関連するロケーションで撮ってもらうという方法もありますよ。試してみてはいかがでしょうか。
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