犬や猫に代表されるペットについて、家族の一員としての位置付けでいっしょに生活している方々がいらっしゃいます。
私も以前、柴犬と室内でいっしょに生活しており、毎日いっしょに寝ていました。事故でしばらく歩けなくなるなど、何らかの事情で、そのかわいい同居人の世話ができなくなることがあります。そういった方々に向けて、ベビーシッターならぬペットシッターという仕事があります。
ここでは、動物が好きな方へ向けてペットシッターという仕事をご紹介します。
目次
ペットシッターとは
ペットシッターとは、飼い主さんに代わってペットのお世話をする人のことです。
対象となるペットは犬や猫、ハムスターなどの小型動物や熱帯魚、爬虫類まで様々で、お世話の範囲は、ペットに必要なもの全てです。もちろん苦手な動物がいる方は、その部分を対象に含めずに仕事することもできます。
単発でブラッシングなどだけを請け負う場合もありますし、定期的に散歩を請け負う場合、留守の数日間だけご飯の準備から散歩、遊びまで全てを請け負うこともあります。
【お世話の範囲の例】
・食べ物、飲み物の準備
・散歩
・トイレ掃除
・遊び
・ブラッシングなどの手入れ
ペットシッターの仕事の難しさ
散歩代行をするだけであれば、ある程度の信頼でできるかもしれませんが、留守中のペットの世話となると、室内犬であれば鍵を預かることになりますので、トラブルが起きないよう信頼が必要です。よって、開業の場合、フランチャイズに加盟して始めることが多いでしょう。
仕事自体も動物が好きであれば、楽しいことも多いかとは思いますが、家族の一員を預かることになるため、ベビーシッターと同じようにケガなどをさせないよう細心の注意を払う必要がありますし、体調がおかしくないかなど、よく様子を観察する必要もあります。
ペットシッターの仕事を副業にするには
(1)アルバイト
一番手軽に始めることができます。時給は地域によります。最低時給に近いところから1,000円を超えるところまであります。
資格が必要とされている求人もありますが、資格がなくてもアルバイトはできます。
【参考情報】
ペット求人ナビ(http://www.pet-jobs.com/)
(2)開業
フランチャイズに加盟するなどして開業することもできますが、その場合、動物取扱責任者として登録する必要があり、実務経験あるいは専門学校卒業など要件を満たしていないとできません。
フランチャイズに加盟しないと仕事をとってくることが難しく、また、本業の空き時間だけでフランチャイズの登録料などを回収するのも難しいと思われますので、副業としては参入のハードルは高いです。
それでも始める場合は、下記資格などを取ってから動物取扱責任者登録をして、知り合いに声をかけてみて、お手伝いレベルから始めていき、それをネットにアップすることで実績としていくことで、仕事を得られるかもしれません。(留守を預かるような仕事については、信用の面から少し難しいと思います。)
事業としての収入は、だいたい時間単価3,000円ぐらいが相場です。ただし、基本的には依頼者のお宅を訪問するための時間は報酬が発生しません。現時点での需要を考えると、営業範囲を広めにとることになると思いますので、いくら仕事の依頼があっても、1時間の仕事を1日に2件、3件ぐらいまでしかできないことも多いと思います。
散歩から遊び、ごはんの準備までセットで依頼して頂けるような場合でないと、時間効率はあまりよくなりません。
【参考情報】
専門学校: ペットシッタースクール(http://www.ps-school.jp/)
フランチャイズ: 日本ペットシッターサービス(http://www.pet-ss.com/)
ペットシッターに関連する資格
ペットシッターのアルバイトをするのには、資格は必要ありませんが、あると優遇される資格がありますので、簡単に列挙致します。
(1)ペットシッター士
NPO法人日本ペットシッター協会が認定する資格です。民間資格ですが、動物取扱責任者の「保管」「訓練」の要件を満たしており、資格を取得すればペットシッターとして開業できます。
【参考情報】
ペットシッター士養成講座各種受講コース(http://www.pet2211.com/k-bosyu.htm)
(2)ドッグトレーナーライセンス
日本ドッグトレーナー協会が認定しているペットのしつけについての資格です。民間資格で、D級ライセンスから始まり、A級ライセンスまであります。養成講座を受講し、検定試験に合格することで認定されます。
ペットシッターのプラスアルファの仕事として、しつけができれば、仕事の幅も広がりますので、開業、アルバイトどちらでも有利に働きます。
【参考情報】
日本ドッグトレーナー協会認定資格(http://www.jdta.jp/license/)
(3)動物看護師
一般財団法人動物看護師統一認定機構が認定している動物の看護(獣医の補助)などを行う資格です。
資格を取得するための勉強が、シッターをしている時のペットの状態を把握するときなどに役立ちます。また、何かを始めるのに特に必要な資格ではありませんが、動物看護に関する知識を持っていることの証明のようなものになりますので、ペットを預ける方からの信頼を得やすくなると考えます。
【参考情報】
一般財団法人動物看護師統一認定機構(http://www.ccrvn.jp/index.html)
ペットシッターを副業にするメリット
・動物好きであれば、仕事自体が息抜きになることも
・固定の依頼者ができれば、ルーティンワークとしてできるため、精神的負担が小さくなる
・高齢者の方のペットのお世話など、これから需要は増えていくと思われる
副業としての難しさ
・アルバイトとして行う場合、採用する側もできる限り少ない人員で仕事を回したい思惑がある場合もあり(リスク管理のため)、週一回勤務などでは採用されにくいと思われる
・開業する場合は、資格取得のために初期投資が必要な上、フランチャイズの登録料なども払っていくとそれに見合った収入を確保していくには時間がかかる
・大切な家族の一員の面倒をみてもらうと考えている依頼者にとっては、何より信頼できるかどうかが大事なため、個人では最初の頃はどうしても仕事を得にくい
まとめ
例えば、一人暮らしでペットと住んでいる方が、滅多に無い出張で数日家を空ける場合、ペットホテルに預けるというのが一般的であったかと思います。ただし、ペットホテルで大きなストレスを感じる子もいますので、飼い主としてはその状況を避けたいと思っている人もいました。
そこで出てきた仕事がペットシッターですが、上記のように留守(鍵)を預かるとなると、依頼者の心理的ハードルは高くなりますので、事業としても簡単に成り立ちにくいです。
実際に私の知り合いは、たまの出張時に空港近くのペットホテルに預けていましたが、そこで3日ぐらい過ごすととてもストレスを受けた状況になるらしく、できる限りそれを避けて誰かに面倒を見てもらえるようかけあっていたりしていました。ペットシッターの情報も持っていたと思いますが、上記のような問題で選択肢から省いていたのかと思います。
この仕事がこれから発展していくには、例えば名の知れた大きな企業がペットシッターの法人を経営するなど、信頼のあるところが始めていくことが必要なのかと思います。興味のある方は、まず求人を探してアルバイトとして始めてみてはいかがでしょうか。
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