副業と聞いてあなたがパッと思い浮かべるのはどんなイメージでしょうか? 生活費の足し? お小遣い稼ぎ? 「副業=小金稼ぎ」という考え方はまだまだ根強いかもしれませんが、副業で得られる効果は実は収入だけにとどまりません。
どんな副業をしていても、まずは目指したいのが月5万円の壁。月5万円の副収入を達成すると、目には見えない様々な効果をじわじわと実感することができます。
サラリーマンとして働きながら副業ライターを半年続けた後、フリーランスの専業ライターとして開業した私が、月5万円を達成した時に感じた驚くべき3つの効果についてご紹介します。
目次
副業は大きく二つの種類に分ける事ができます
様々な副業がありますが、副業には大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目はコツコツと作業を重ねる「堅実派」の副業。
昔ながらの内職系やクラウドソーシングサイトで提供されているような仕事です。単価は安いですが、作業を完了すれば確実に報酬を得られるというのが大きな特徴です。
もう1つは、「一攫千金型」の副業。
一定期間の労働の後は、不労所得を目指すスタイルです。ブログやフォトストックなどがこちらの種類の副業です。やれば全員が成功するわけではありませんが、成功すれば堅実派に比べて多くの収入を見込む事ができるという点で、憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。
一攫千金型はゲーム感覚に近いイメージです。攻略を考えて勝負に出たいという方は、一攫千金型の副業が合っているかもしれませんね。
月5万円の副業収入を確実に稼ぎたいと思うなら、まずは堅実派の副業に挑戦してみてはいかがでしょうか。堅実派の副業のメリットは、比較的すぐに結果を実感できるという点。
自分に合った副業を見つけて一定期間継続すると、効率よく稼ぐコツがわかるようになり、月5万円も遠い道のりではありません。
月5万円の副業収入を得られる堅実派のお仕事おすすめ3選
堅実派の副業の中でも、最近話題の副業を3つご紹介します。これらは、堅実派の仕事の中でもある程度まとまった金額を受け取る事ができるので月5万円以上を達成しやすいというメリットがあります。
さらに、次項でご紹介するような副業の効果を感じやすいという点でも、私が特におすすめする副業です。
〔おすすめの副業1〕ライター
まずは私自身が副業として経験し、今や本業にしているライターという仕事です。ここでいうライターは基本的にインターネット上の情報を記述していく仕事なので「WEBライター」と言います。
ライターとして活動するには、直接メディアに働きかけて採用してもらう他に、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで仕事を受注するという方法もあります。
ライターの一番のメリットは、なんといっても仕事がたくさんある事とどこでも少しの時間があれば始める事ができる事。自分が好きなだけ仕事を受けることができますし、豊富な種類の中から自分に合ったジャンルの仕事を選ぶ事も可能です。
〔おすすめの副業2〕Uber Eats
「Uber Eats (ウーバーイーツ)」とは、レストランやカフェの食事を個人配達員が委託して行うデリバリーサービスです。最近では自転車の配達員を多く見かけますよね。大きな四角いデリバリーパックを背負って颯爽と自転車を走らせる配達員の姿はとても印象的です。
一件のデリバリー単価はそれほど高くなく、国内でサービスを利用できる地域はまだ限られているというデメリットはあります。しかし、時間帯や地域によってはかなり効率よく稼ぐことができる副業です。何より、バイクや自転車が好きだったり、フィットネス感覚で副業をしたいと考えていたりという方にはぴったりですね。
私の友人は、つい最近自転車での全米縦断旅行に出かけて行ったのですが、その前の資金稼ぎと脚力トレーニングのためにUber Eatsの仕事をしていました。
〔おすすめの副業3〕ミステリーショッパー
「ミステリーショッパー」は外食好きの方におすすめの副業です。飲食店に覆面調査員として入店し、サービス内容や店内の衛生状態をレポートするという仕事です。飲食店が多いですが、飲食店以外も対象になります。専門的な仕事のようなイメージがありますが、実は登録すれば誰でも行う事ができます。
ミステリーショッパーの報酬は、調査で入店した時に支払う飲食代と同等程度の場合が多いです。飲食代よりも少ない場合もあります。ミステリーショッパーの仕事のために、普段しない外食をするのであれば、報酬としてはプラマイゼロなのであまり良い副業とは言えないかもしれません。
しかし普段から外で昼食や夕食を食べる習慣のある方にとっては、使ったお金が返ってくるという視点で考えたときに、効率的な副業と言えるのではないでしょうか。
オフィス近くでの仕事を見つける事ができたら、平日のランチタイムや仕事終わりの飲み会だって副業に変えてしまう事ができます。(ミステリーショッパーの仕事には様々な取り決めがあるので、飲食するだけでお金がもらえるというわけではありません。)
月5万円の壁を越えたら見えてきた!副業で得られる3つの効果とは
私がライターの副業を開始した最初の月の報酬額合計は、約1万円。子供たちが寝た後の1~2時間程度必死で副業に取り組みました。
思うように時間が取れず、納期に間に合わなくてクライアントからの信頼を失ってしまったり、睡眠時間を削りすぎて体調を崩してしまったりといった数々の恥ずかしい失敗を経験しつつも、徐々に副業のペースをつかむ事ができたのは約半年後。その頃には月5万円以上の収入を達成していました。
副業は本業以外の隙間時間で行うものです。まとまった時間が得られない中で試行錯誤しながらの繋いでいく仕事なので、最初の数か月間はなかなか満足な報酬金額にならないという事はよくあります。私のように半年くらいかかってしまう場合もあるでしょう。
しかし、月5万円の壁を達成すると段々と効率よく稼ぐ事ができるようになります。そうすると、それまで見えていなかった景色が見えてきますよ。
〔効果1〕「稼ぐ脳(金銭感覚)」が鋭く敏感に
大体どのくらいの時間をかければ自分はどんな仕事ができ、どれくらいの収入が得られるのかという事が、経験として理解できるようになります。自分の一分一秒がお金になるのだからこういった鋭い感覚が身につくのは当然です。
しかし、サラリーマンとして会社に所属し、一定額を自動的に振り込まれているという生活を続けていては、決して身につく事のない感覚でもあります。
この感覚は、副業の仕事をより効率的に選ぶ事に繋がり、収入アップを達成する近道になります。また、新しいジャンルの副業を探したり、自分の時間を有効活用したりというライフスタイルの見直しにも役立つでしょう。
〔効果2〕自分の新たな才能を開花させることができる
自分には特別な才能がないから副業は無理だと思っていませんか? しかし才能というのは案外やってみないと開花しないもの。
得意と思っていなかった作業を続けるうちに、自分の性分に合った仕事が見つかるというパターンも意外と多いものです。
私自身、1年前までは全く別の仕事をしていました。まさか自分が近い将来ライターになるとは思っていませんでした。しかし、副業を始めてみたら「自分は案外ライターとしてやっていけるのでは?」と調子に乗ってしまったというのが正直なところ。そんなノリで今ではなんと専業ライターを名乗っているのだから不思議です。
〔効果3〕将来の選択肢が広がる
副収入として月5万円が安定して入るようになると、人生に対する考え方も変化してきます。単刀直入に言うと、サラリーマンとしての仕事を辞めたり転職したりという選択肢が突如現れるのです。
もちろん、たかだか月5万円の収入でサラリーマンを辞めるというのは極端な話です。しかし、夫婦二人がそれぞれ月5万円ずつ稼いだ場合、世帯収入としては月10万円。どちらか一方が会社員という立場を辞めて、副業を本業にしていくという選択はそれほど難しくはないでしょう。
あなたが今の仕事に満足して、幸せを感じているのであれば、わざわざ仕事を辞めるという選択をする必要はありません。しかし、なんらかのストレスや不満を抱えているのであれば、「辞めても良い」という選択肢があるだけで気が楽になりませんか?
まとめ
副業はすぐにどっさり儲かるというものではありません。地道にコツコツやっても、月5万円を達成するためには数か月から半年くらいかかってしまう事もあるでしょう。
しかし、副業で得られる効果は収入だけではありません。金銭感覚をより敏感にし、自分の新たな才能を発掘することにも繋がります。
そして何よりも将来の選択肢を広げて人生に対して幅広い可能性を持つことができるようになります。
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