2016/07/15
これを用意しよう!フリーランスに必要なアイテムや環境とは?
フリーランスとして働いていく上で必要なものがいくつかあります。フリーランスになってからでも遅くはありませんが、なるべく事前に用意しておくと安心です。
今回は、フリーランスの必需品や、あると便利なものをご紹介します。
事業用のメールアドレス
フリーランスでも会社員でも他の働き方でも、仕事をする上で、最も一般的な連絡手段はメールですよね。よって、自分の仕事用のメールアドレスは必ず作成しましょう。
個人のメールアドレスでも構わなければ、敢えて新しいものを作らなくても良いかもしれません。ただし、パーソナルなメールと業務上のメールが混ざってしまうことになるので、思っている以上に使いにくさを感じる可能性はあります。
フリーアドレスのものなら無料で簡単に作れるので、ひとまず業務用のメールアドレスをひとつ作ってみることをおすすめします。
名刺
名刺は様々な人に配る自己紹介アイテムで、商品の紹介など様々なアプローチを行えます。会いたい人に会えた時にきちんと自分をアピールできるように、フリーランスは名刺を持っておく必要があります。
仕事をしたいと思える人と、どんな時にどんな場所で会うかわかりません。とっさに何らかの紙に自分の名前と連絡先を書いて渡すわけにもいきませんよね。
名刺を渡しておくことの利点は、相手が記憶を辿りやすくなることです。後日連絡を入れた際すぐに自分のことを思い出してもらえたり、その後も覚えていてもらいやすくなるでしょう。
逆に、名刺を渡せなかった場合は損をするかもしれません。あなたに仕事を頼もうと思った人がいても連絡先を知らなければ依頼はできませんし、名刺を持っていないことでプロフェッショナルとしての信用度が少し下がるということもなきにしもあらず。もし持っていなければ「ちょうど切らしていて」と伝え、連絡先としてSNSなどで繋がっておくなどの工夫をすると良いかもしれません。
では、どのような名刺を用意すればよいのでしょうか。
フリーランスこそ、どれだけ相手に覚えてもらえるかが重要です。自分をブランディングするツールとして、デザインなどを戦略的に作ってみましょう。印象的な名刺や、その人の個性を表すような名刺だとより良いでしょう。インパクトがあって印象に残りやすいです。
高額なものを準備する必要はなく、自分でデザインすれば数千円で作れます。また、素敵な名刺を作ってくれる会社も探せば山ほどあるので、値段なども比較して、気に入ったところに頼んでみると良いでしょう。プロに任せても1万円しないサービスもあります。
とにかく名刺はフリーランスになる時には必須です。持っていなければ、今すぐ作るようにしましょう。
名刺については、
『フリーランスは名刺にこだわろう!』
『名刺に住所は必須?フリーランスが注意したい自身の個人情報と守り方』
も、ぜひ覗いてみてください。
働く場所
フリーランスというと、「どこで仕事をしているの?」と聞かれることも少なくありません。まず思い浮かぶのは自宅かと思います。実際、自宅で仕事をしているフリーランスの方は多いようですし、一般的と言えるでしょう。
自宅で仕事をするのは通勤の必要がなく気楽で、何よりも固定費が抑えられます。ですが、自宅以外で仕事場を持っておくと、煮詰まった時などに安心です。カフェや喫茶店などで仕事をするのも気分転換になりますし、コワーキングスペースなども人気です。
コワーキングスペースならWi-Fiと電源完備のところが多く、働く場所としての環境が整っています。また、同じフリーランスとして仕事をしている人などが同じ空間にいるので、知り合いになる機会もありますし、そこから仕事が生まれる可能性もあります。
コワーキングスペースをお探しの方にはこんな記事もおすすめです。
『東京都内のおすすめのコワーキングスペース10選』
『【コワーキングスペースを使ってみよう!】コワーキングスペースは人脈の宝庫?』
働く場所は作業効率に影響します。まずは自分に合うところを探してみましょう。そしてお気に入りの場所が見つかれば、きっと仕事もはかどること間違いなしです。
パソコン・インターネット環境
スマートフォンやタブレットが広く普及している時代でも、仕事をする上でパソコンは欠かせません。インターネット環境についても同様です。クライアントとの連絡や情報共有の手段として、また営業ツールとしてSNSなどで情報を発信するためにも、パソコンとインターネット環境は必要です。
インターネット環境については、自宅などの作業場所はもちろん、外出が多い人はモバイルWi-Fiも用意した方が良いでしょう。カフェやコワーキングスペースなどのフリーWi-Fiが使える場所は増えてきましたが、それでも必要なタイミングで必ず利用できるとは限りません。また、一時的に接続が途切れてしまうこともあるので、モバイルWi-Fiを持っていれば安心です。
事業専用の銀行口座・クレジットカード
普段使っている銀行口座とは別に、事業専用の口座を開設するのもやっておきたいことのひとつ。
フリーランスになると、経費管理を自分で行わなければなりません。その時に、プライベートのお金の出入りと仕事に関するものが一緒になっていると混乱します。独立した時点で銀行口座を開設し、しっかりと経費管理をしましょう。
また、クレジットカードも同様の理由から、事業専用のものを作っておくと便利です。
詳しくは、
『フリーランスになったら事業専用の銀行口座を作るべき?』
『フリーランスの確定申告におけるクレジットカードの注意点』
に書いてありますので、あわせて読んでみてください。
なお、フリーランスになると新しくクレジットカードを作ることが難しくなります。もしあなたが会社員ならば、フリーランスになる前に準備する方が良いかもしれません。
貯金
当たり前のことではありますが、貯金は多い方が望ましいです。事業を始めるに当たっての事業性資金、事業を続けるための資金、収入がない間の生活費など、必要となるお金は多くあります。
経済的に余裕がない状態でフリーランスを始めた場合、焦りが先行してしまう人が多いように思います。焦りは、安い単価の仕事や嫌な仕事ばかりを引き受けてしまうことに繋がり、労働時間は多いが収入は少ないという状況を生み出す可能性があります。
逆に、経済的にある程度余裕がある状態ならば、落ち着いて判断をできると思いますので、手当たり次第に仕事を引き受けてしまうことを防げます。また、営業をかけたりする余裕も出てくるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?まだ足りていないものはあったでしょうか?
用意すべきものが全て揃っている状態でフリーランスになれば、比較的スムーズにスタートできるかもしれません。しかし、用意できるまではフリーランスにならないというのは、スタートが遅れて仕事のチャンスを逃してしまう可能性が出てきます。
フリーランスになると決めたら、何を用意するのかを検討し、「いつまでに」という期限も考えてみてくださいね。
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