これから先どんなフリーランスの方が求められるか
2016/07/15

大事なのは、安価で仕事を請け負うこと?
これから先のフリーランスに求められるものは、ずばり「安価で高品質な仕事が出来ること」だと思っている人は、早々に企業に属した方が賢明です。
確かに、そういったスタンスで仕事が出来る人であればクライアントから重宝されるかもしれません。しかし、そういった人に対して高度に重要なプロジェクトを依頼するかと言えば答えはノーです。
もし仮に、望んだ結果が出なかったとしても痛手にならない仕事ならば「出来るだけ安くしたい」と企業は考えますが、逆に重要なプロジェクトになればなるほど「コストはいくらかかっても良いから結果を出したい」と考えるものです。
高品質な仕事をしていたことが評価されて大きなプロジェクトを発注してもらえるという流れはもちろんありますが、ならば最初から「対価に見合ったクオリティの仕事を完璧にこなす」と言う方が遥かに効率的です。
クラウドソーシングの普及
今、クラウドソーシングの認知が広まっていることなども影響して、フリーランスとして働くハードルが非常に低くなってきています。
学生や主婦でも簡単に仕事が出来る状況になっているので、多くのクライアントが二束三文の報酬で仕事を発注しています。
例えば、ライター業であれば文字単価0.2円以下という仕事も非常に多いですし、ゲームアプリ開発を数万円で発注するようなクライアントも居ます。
本来、これほど状況が悪いオーダーであれば誰も受注しなくても不思議ではないのですが、むしろ喜々として受注する人が少なくないという状況になっているため、「安く、高いクオリティの仕事を希望するクライアント」も増えてしまっています。
そういった状況であっても、確実に収入になるのであれば数をこなして対応するという考えであれば良いでしょう。
ただ、それは「能力の安売り」に他ならず、いずれ淘汰されていく筆頭です。
将来的に長いスパンでフリーランスとして活動していくことを考えるのであれば、「相応の対価が得られなければ受注しない」というプロ意識を持ったフリーランスになる必要があります。
もちろん、口だけではなくしっかりと結果で表すことが必要です。高い報酬を要求しておいてクオリティの低い仕事をしてしまったのでは何の意味もありません。
「言うだけの事はある」とクライアントに思わせることが出来れば、仕事に対して相応の報酬で仕事を受けていくことが出来る様になります。
その為には「スキルアップ」が非常に重要になってくるため、日々、自己研さんに励めるモチベーションを持つことが大切です。