フリーランスの健康保険は高くない!サラリーマンの健康保険との違い

フリーランスの健康保険は高くない!サラリーマンの健康保険との違い
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サラリーマンであれば給与から天引きされる健康保険。半分は会社が負担してくれているということをご存じの方も多いでしょう。実はフリーランスの国民健康保険とはそれ以外にも様々な違いがあります。

 

 

健康保険と国民健康保険の違いとは?

 

サラリーマンが加入するのが健康保険、フリーランスが加入するのが国民健康保険です。まずはサラリーマンの健康保険だけが持つ特徴について紹介していきます。

 

 

 

 

サラリーマンの健康保険にはメリットがいっぱい

 

1つ目の特徴は、サラリーマン本人の健康保険料は半額会社負担だということです。

 

さらに、被扶養者に対しては保険料がかかりません。被扶養者とは、専業主婦や子どものことです。パートをしている場合でも、年間の収入が130万円未満であれば、被扶養者として無料で健康保険に加入できます。しかし130万円を超える場合にはアルバイト先の社会保険や、国民健康保険に加入する必要があります。

 

 

2つ目の特徴は傷病手当金です。

 

病気やケガで働くことができない間、賃金の支給も受けられない状態になったときに支払われます。金額は標準報酬月額の3分の2。標準報酬月額とは賃金や手当、賞与など、社員に支払われる金額の合計を、50段階に分けたもの。自分が該当する等級の金額の3分の2が支払われるとってもお得な制度です。働けないときのための保険のようなものが、実は健康保険には含まれているということです。支給期間は最大で1年6か月です。

 

 

まとめると、保険料は半額負担、家族が増えても値上がりなし、いざというときの備えもあるのが健康保険です。

 

 

 

 

フリーランスの国民健康保険料は全額控除の対象

 

フリーランスの国民健康保険には健康保険のような特典はありません。

 

保険料は加入する人数や収入によって増減します。国民健康保険には扶養という考え方はありませんが、控除といって全額を経費のように扱うことができるのが特徴です。所得から丸ごと差し引くことができるので、その分税金が安くなります。

フリーランスの健康保険は高くない!サラリーマンの健康保険との違い-1_r

 

 

国民健康保険料の計算方法 

 

保険料の計算方法は各市区町村で異なります。そのため、ここでは基本的な考え方についてご紹介します。

 

収入が上がれば保険料が上がるというのは実は正確ではありません。なぜなら税金は「所得」に対してかけられるからです。振り込まれる収入から経費を差し引いたものが「所得」です。フリーランスは、振り込まれるお金が全て利益になるわけではなく、収入を得るために事務所の家賃や通信費、取材費などの経費がかかっています。

 

保険料には所得によって増減する所得割額と、加入者全員が均等に負担する均等割額があります。医療・高齢者の支援・介護の3部門から成り立ち、それぞれに所得割額と均等割額があります。所得が低くても必ず支払わなければならない均等割額というものがあることを覚えておくとよいでしょう。

 

 

 

 

サラリーマン時代の健康保険に継続して加入ができる 

 

フリーランスであれば国民健康保険に加入することになります。ただ、フリーランスになりたての場合は、例外的に任意継続というかたちでサラリーマン時代と同じ健康保険に加入することができます。会社を退職後も2年間までの継続加入が可能です。

 

しかし、これまで通り会社が半分負担してくれるわけではありません。支払う保険料は単純に倍になります。それでも国民健康保険に切り替えるよりは安くすむというケースが多いです。国民健康保険に加入する前に、これまでの健康保険の金額と、これから払うことになる国民健康保険の金額を確認しておくとよいでしょう。3年目以降への継続はできませんが、2年間は入り続けるのが基本ルールです。

 

保険料はどちらも前年度の所得によって決まります。フリーランスの初年度など、収入が低くなる場合には2年目からは任意継続ではなく、国民健康保険の方が安くなるということもありますので、任意継続するか否かは、月々の支払金額だけでなく、2年間で支払うことになる合計金額にも注意するのがよいでしょう。

フリーランスの健康保険は高くない!サラリーマンの健康保険との違い-2_r

 

 

国民健康保険が高いなと感じたら国保組合がおすすめ  

 

国民健康保険を支払う金額には、上限があります。上限金額を支払うのはかなりの高所得者ではありますが、ある程度所得が上がり、保険料が高いなと感じたら、国民健康保険組合への加入を検討するとよいでしょう。国保組合は各職業の団体が運営しており、全国的に存在しています。そしてその多くが定額の保険料をうたっています。

 

自分が加入できそうな国保組合の月額と、現在の自分の国民健康保険料を比べ、国保組合の方が安くなるならば、そちらに加入すするとよいでしょう。加入するには各国保組合に加盟している団体に所属するのが基本です。

 

フリーランス向けのものですと、文芸美術国民健康保険組合などがあります。文芸美術国民健康保険組合には日本グラフィックデザイナー協会や日本漫画家協会、東京コピーライターズクラブなど60以上の団体が加盟しています。
クリエイティブ系フリーランス必見!「文芸美術健康保険組合」とは?
も、あわせて読んでみてください。
ちなみに2018年度の毎月の保険料は、組合員なら19,600円、家族は10,300円、満40歳から64歳までの被保険者は介護保険料としてプラス4,000円です。

 

 

 

 

まとめ

 

サラリーマンの健康保険とフリーランスの国民健康保険、違いや特徴について紹介しました。健康保険は負担が少なくいざというときの備えにもなるというメリットがあるなか、国民健康保険には特別なメリットはありません。しかし、これからフリーランスを目指すという場合には知っておきたい知識になります。

 

フリーランスを目指す際には、時間の使い方や働く場所の自由など、良い面に目がいきがちです。もちろんそれらはフリーランスならではのメリットではあります。しかし、これまで以上の覚悟や自己管理能力が問われることになるということも、同時に知っておいてください。今回の国民健康保険の記事をきっかけに、フリーランスならではの悩みなどについて、他の記事にも目を通してみてはいかがでしょうか。

 

 

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