2016/07/15
【Cool Workerなヒトビト】Vol.2 新しいライフスタイル
今回はWEBマーケティング・WEBディレクションを手がけるフリーランサー、柿沼安秀さんだ。
過去にファッション系ECサイトやアーティストのホームページ等の制作を行っており、WEBをクリエイティブとマーケティング、双方の視点から構築することができるハイブリッドなWEBディレクターだ。
より自由な環境を求めて
前職はアーティストマネジメントとアパレルブランド事業を営んでいる会社のWeb制作担当だったという柿沼さん。
そこで培ったスキルとノウハウを活かす形での独立となった。
フリーランサーまでの道のりは決して楽なものではなかったが、フリーランサーならではの高い自由度を実感していると言う。
「時間を自由に使える反面、平日の昼間から出歩いているとたまに変な目で見られる時があります。」
教習所での免許取得中に教官が柿沼さんの仕事に敢えて触れないようにしていた話は、フリーランサーの自由さを象徴する悩みだろう。
しかし一方で家族や愛猫との時間を豊富に確保できたり、好きな時間にドライブに行けること等、責任を果たした上で享受できる自由度は大きいと言う。
横のつながりを大切に
営業は経験がないため、やり方が分からないと話す柿沼さん。営業をしないという独自なスタイルの裏側に彼の哲学を垣間見ることができた。
「フラットな関係で横の繋がりを大切にしてきました。そうしてきたので、仕事相手との相性も自然に分かるようになりました。」
フリーランサーにとって仕事相手と「主従関係」や「依頼者・受託者の関係」になることは望ましくない。
仕事相手と対等な関係にあるからこそ風通しがよくなり、良い仕事ができるというのが柿沼さんならではの仕事の哲学だ。
プライベートと仕事は一緒
何事も三日坊主になりやすい柿沼さん。なぜそんな彼がフリーランスを6年も続けてこれたのか筆者は不思議に思った。
「食事・風呂・寝る以外は何かしらの仕事をしています。電池が切れたら、そこから休暇に突入します。」
仕事が好きとか嫌いという以前に、ライフスタイルの一部として仕事が機能していること。
だからこそ自律的に、ごく自然に仕事が継続できるのだと思った。
仕事が嫌とか、つまらないとか言っている人は、仕事に対する”発想の転換方法”を彼のようなフリーランサーから学ぶべきなのかもしれない。
こだわりのツール
iPad Pro
本・書類・ノートは全て、iPad上で管理するようにしたのでペーパー類を持ち歩くことがなくなりました。
打ち合わせ時のメモもiPadとペンタブで済ましています。本もKindleで買ってます。
MacBook Pro 15インチ
これなしでは仕事になりません。それくらい必須アイテムです。タッチ操作が優秀なのでWindowsには戻れません。
最後に柿沼さんに聞いた。
お気に入りの仕事場は?
「もちろんBasis Pointです(笑)」
柿沼さん、どうもありがとうございました!
この記事を書いたのは
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1989年生まれ。フリーのイラストレーター・フォトグラファー。
仕事と遊びの境目を果てしなく曖昧にすることが生涯の目標である。
趣味は歌(ラップ)・映画鑑賞・自然と戯れること。