フリーランスの声優として成功するには?


フリーランスの声優として成功するには?

声優と聞くと、私は大山のぶ代さん(ドラえもんの声優)を一番に思い浮かべます。「ウフフフフ、のび太くん」とよくモノマネしていました。他では、孫悟空、フリーザ、クリリンなどドラゴンボールの声優陣が印象に残っています。

 

機動戦士ガンダムのアムロなどの声優である古谷徹さんや、名探偵コナンの毛利小五郎などの声優である神谷明さん、アンパンマンなどの声優である戸田恵子さん、数え上げれば切りがないくらい有名な声優がいて、声だけの出演に留まらずバラエティー番組に出ていたりもしています。

 

中にはアイドル並みのルックスでCDを出して人気を集めている声優までいます。

 

狭き門であると思いますが、ここではフリーランスの声優になる方法について考えていきたいと思います。

 

 

 

 

声優の仕事

 

話題作りもあるのかもしれませんが、俳優や女優、お笑い芸人が声優の仕事をしていることもあります。演じるという共通点がありますので、それが上手くはまることもあるのでしょう。

 

 

 

(1)アニメ

 

一番メジャーな声優の仕事かと思います。アフレコと呼ばれる画面を見ながらセリフを吹き込んでいく仕事です。すごいのは、地声と全く違う声でそのキャラクターを演じていることです。それぞれのキャラクターの持つイメージを崩さないような技量が必要なのかと思います。

 

 

 

(2)映画の吹き替え

 

最近では、英語に慣れ親しんでいる方も増えており、ハリウッド映画などでは字幕で見る派も増えているように思います。しかし、字を読み続けるのが面倒な人にとって吹き替え版は重要です。すでに決まった世界観や役割がありますので、それを崩さないように日本語で再現する必要があります。

 

 

 

(3)ドキュメンタリー

 

俳優の西田敏行さん(「人生の楽園」)などもやってらっしゃいますが、ドキュメンタリー番組などのナレーションも声優の仕事です。そのドキュメンタリーの世界観を損なわないように語り手として、番組を作り上げていく必要があります。

 

 

 

(4)ゲーム

 

最近では、スマホアプリでも有名な声優を使っていたりして、活躍の場は増えてきていると思います。そのキャラクターの設定に合ったトーンでセリフを入れていく仕事になります。

 

 

 

 

声優になるには

 

俳優などと同じような存在ですので、経路も同じようなものになります。声優の養成所に通う、オーディションに合格する、スカウトされるといったことが考えられます。そうやって才能が認められると、仕事ができるようになるのですが、他の芸能人と同じく、プロダクションに所属することが一般的です。

 

プロダクションに所属することができても、マネージャーが付いて仕事を段取ってくれるようになるには、自分でオーディションを受けるなどして仕事を取ってきて所属事務所に認められる必要があります。

 

さらにマネージャーが付いたとしてもオーディションに合格して仕事を取ってくるということは当分続きますので、辛抱強く実績を積み重ねていくことが求められます。

 

フリーランスの声優というのも可能ではありますが、そこは芸能の世界ですので、よほどの力や実績が無いと難しいと思われます。声優として軌道に乗ってくると仕事を取ってくるということが、結びつきの中で行われることもあるため、営業活動が楽になっていきます。

 

しかし、向こうから指名されるような実績や魅力が無ければ、無所属のフリーランスでは、営業活動として常にオーディションを受け続けることになります。

 

 

 

 

成功するために必要なもの

 

(1)演技力

 

声優の仕事のほとんどは人物や何らかの役割を演じることになりますので、演技力や表現力が必要になります。また、演技力を身につけるには、その人物などの心境を理解する強い感受性が求められます。

 

 

 

(2)人間力

 

豊かな人間力が様々な人物を演じる表現力にも繋がりますので、日々様々な経験をして他者と触れ合い、自分の人間力を高めていく必要があります。

 

 

 

(3)コミュニケーション能力

 

一人の人を演じるといっても、アニメなどでは他のキャラクターとの関係もあります。監督がいて、その意図を十分に理解した上で吹き込む必要がありますので、周りとのコミュニケーションは必須です。

 

また、気持ちよく仕事ができる人とは、また違う現場でも仕事をしたいと思うのは、どの業界でも同じです。コミュニケーション能力に欠けていると、使いづらいというイメージになり、次の仕事に繋がりにくくなるでしょう。

 

 

 

(4)あきらめない

 

私はお笑い芸人のバイきんぐ小峠さんが好き(ツッコみの間がツボです)なのですが、彼らがキングオブコントに優勝したのは2012年、結成は1996年ですから、16年もの長い年月を積み上げてきたことになります。それまで、私だけでなく多くの人は知らなかったでしょうし、優勝した前日もアルバイトをしていたとのことです。

 

成功の定義は難しいですが、冒頭で挙げたような声優になることは非常に難しく、才能や努力だけでなくタイミングという運を味方につける必要もあるでしょう。そのタイミングが合うまであきらめずに努力をし続けられるか、それも成功に必要な要素です。

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声優に向いている人・向いていない人

 

<声優に向いている人>

上記の成功に必要なものを備えている人です。

 

 

<声優に向いていない人>

・私は私、他人は他人と割り切って物事を捉える習慣がある人(感受性が磨かれにくいため)

 

・人とのコミュニケーションが苦手または億劫な人

 

・早急に物事に結論を出そうとする人(周りとの関係があってこその仕事ですので、続けるためには、所属事務所との揉め事のようなことが起こらないよう段階を踏んで物事を進める必要があります)

 

 

 

 

フリーランスとして成功するために

 

上述したように基本的には所属事務所があって仕事をすることが一般的ですので、自分の名前一つで仕事を取ってこれるようになるまでは、実績を積み重ねる必要があります。フリーランスとして独立することを見据えてやっておくことは以下のようなことになるかと思います。

 

 

業界内の人脈形成

指名で仕事が入ってくるぐらいの人脈があれば営業活動が楽になります。スポンサーとの人間関係まで構築できればさらに仕事が繋がります。

 

自身のイメージ向上

最近では、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど、情報発信のチャネルが豊富にありますので、それらを使って一般的な認知度を上げると同時に、良いイメージが伝わるようにしましょう。人気商売でもありますので、ダーティな発言や失言には気をつける必要があります。

 

実績を積み重ねる

使うかどうかを決めるのは最終的には監督であり、スポンサーでもあります。真摯に仕事に向き合って実績を積み重ねておかないと、いくら知名度が高くなっても、フリーランスになった途端見向きもされなくなることも考えられます。

 

 

 

 

まとめ

 

フリーランスの声優として成功することは、声優として成功することより、さらに困難です。しかし、成功という言葉の意味は人それぞれです。事務所に所属することで仕事に縛られる部分があるとして、そこから解放されて、生活していくのに十分な収入を声優の仕事から得られれば成功と捉えることもできるでしょう。

 

声優になりたいという強い気持ちがある人は、フリーランスということは頭の片隅に置いておき、まずは目の前の仕事に全力投球し、演技力などを磨いていきましょう。

 

 

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この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。