フリーランスのパティシエって仕事ある?

フリーランスのパティシエって仕事ある?
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パティシエと聞くと、個人でお菓子屋さんを開いていたり、ホテルやレストランで働いていたりするイメージかと思います。

 

ここでは、パティシエの人やパティシエを目指している人に向けて、フリーランスとして働く方法について紹介します。

 

 

 

 

自分で開業しているパティシエとフリーランスの違い

 

「フリーランスのパティシエって何?」
「お店を開くのとどう違うの?」

 

と思われる方もいらっしゃると思います。フリーランスは、会社などに所属せず、仕事に応じて自由に契約して働く人です。お店を開いて仕事を固定化する働き方は、フリーランスとは異なります。

 

フリーランスのパティシエの仕事は多岐に渡ります。お店の立ち上げのコンサルティング業務から、ホテルのお菓子の商品開発、コンテストへの出品、お菓子教室などが考えられます。自分でお店を持つのではなく、また、レストラン等どこかに雇われているのでもありません。

 

 

 

 

自分でお店を開くことと比べた時のメリット・デメリット

 

<メリット>

・お店を持たないため、開業資金がほとんどかからない

 

・開店時間などが無いため、時間の使い方をある程度コントロールできる

 

・ホテルやレストランなど事業者向けの仕事が主体となるため、人脈が仕事に結びつく

 

 

<デメリット>

・お店は、味と見せ方が売上に直結するが、フリーランスの活動は実績や人脈によって仕事とる場合が多く、それまでと異なる営業をする必要がある

 

・収入を増やすには仕事を増やすだけでは限界があり、単価の高い仕事を受けられるよう(コンサルティングなど)フリーランスとしての実績を積んでいく必要がある

 

 

 

 

フリーランスのパティシエに求められるもの

 

一番大事なのは実績(経験)で、次に技術力、人柄、人脈、営業力(自己アピール)などが続くと考えられます。フリーランスになったときに一番難しいことが、いかに仕事を取ってくるかということですので、仕事を取るために必要なものと考えると実績が最上位にくると思います。

 

営業の入り口では、作ったものがその場に無いことも多いと思います。その場合、技術力ではなく、実績などでしか判断できません。求める知識などを持っているかどうかの判断の入り口になるのが実績です。そして、仕事を依頼する際には、信頼を担保する役割にもなってくれます。

 

極端な話ですが、製菓学校や料理修行を得てすぐ独立する言わば、新卒フリーランスは、パティシエにおいては難しいでしょう。

 

菓子製造技能士という国家資格(技能検定)がありますが、一定の技術の証明ということで料理教室などを開くときには有用でしょう。

 

 

 

 

フリーランスのパティシエになるには

 

上記の“フリーランスのパティシエに求められるもの”を得た上でフリーランスとなるのがいいでしょう。

 

具体的な順番は以下のようになります。

 

 

 

(1)製菓学校で学ぶ

入り口として一番入りやすいのは、製菓学校で基本的なことを学んでから業界に入っていくことです。ここでは、製菓に関する知識だけではなく、業界のことも教えてくれます。製菓学校に行かずいきなり洋菓子店で働くという道もありますが、製菓学校を経て働き始める方が選択肢も増えますし、一通りの基本的な知識がある分馴染みやすいでしょう。

 

【参考:製菓を学べる学校の例】

辻製菓専門学校
服部栄養専門学校

 

 

 

(2)洋菓子店、レストラン、ホテルなどで働く

実際に働き始めましょう。求人は様々ありますが、フリーランスとして活躍することを考えている場合は、上記の“フリーランスのパティシエに求められるもの”を満たせるような働き方ができるところを選びましょう。

 

具体的には、大きな会社で工場勤務となることや身近な洋菓子店で働くよりも、工程が全て見える現場 かつ できる限り大きな規模 の場所を選びましょう。洋菓子店でも、ホテルやレストランの製菓部門でもいいと思います。標準的な業務の流れと組織として工程管理しているような場所であると、フリーランスになった後にそれを経験として伝えられます。

 

また、ここでは働きながら積極的に交流して人脈を増やすよう心がけましょう。フリーランスになるときに役立つだけでなく、転職する場合も、そういった人脈から紹介を受けることもあります。

 

 

 

(3)転職する

マストではありませんが、広く見識を持つことも必要ですので、一箇所で働くことでその経験に限界が見えるようでしたら転職も考えた方がいいでしょう。ただし、狭い業界になりますので、できるだけお互いが気持ちよく辞められるように、早めに伝え、業務の引継ぎはしっかりしましょう。転職した後でも出入りできるような辞め方を意識します。

 

 

 

(4)独立する

実績として人に伝えられるものができて、かつ、商品開発や生産の工程について人に教えられるレベルの知識が付いたら独立のタイミングです。これらの実績ができている頃には、営業の入り口となる人脈もできていると思いますので、これらを活用してやりたいことを実現していきましょう。

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独立してからやること

 

(1)名刺を作る

これからやっていきたいこと(肩書)を連ねた名刺を作りましょう。具体的には、「商品開発コンサルタント パティシエ ○○」などです。絞れない場合は羅列してもいいですが、あまり多くなるようなら絞った方がいいです。コンサルタントに求められものは、専門知識であるため、「製菓コンサルタント」などといった何をやっているのか分からない肩書は避けましょう

 

また、SNSを作ってそのアドレスを入れましょう。SNSで実績をアピールするようにすればいいかと思います。

 

 

 

(2)SNSを充実させる

これまでの実績をアピールするのと合わせて、自分の作ったお菓子の写真などを載せることでセンスを見てもらいましょう。ここから仕事を取るというのではなく、目的は名刺の補足と人脈を繋げることです。

 

 

 

(3)お世話になった方々に連絡する

仕事を貰うというより、「おかげさまでこうして独立しました」という挨拶をするのが一番の目的です。それと合わせてついでに、また「何かお役に立てることがあればいつでもご連絡下さい」と付け加えるようにしましょう。場合によっては、お世話になった方へ手紙を出してもいいかと思います。

 

 

 

(4)仕事をもらっていく

お世話になった方への連絡の過程で仕事を得られれば一番ですが、それが難しければ営業活動を始めます。足を使って営業することに抵抗が無ければ、連絡を入れた上で洋菓子店などを周ります。できることや実績をアピールする簡単な文面を用意しておきましょう。仕事内容にもよりますが、工程管理などのコンサルティングであれば、これからお店を大きくしていこうとしているようなところが狙い目になります。

 

最近では、クラウドソーシングでもコンサルティングの仕事はありますので、どうしても仕事が取れないような場合は、活用しましょう。

 

仕事が取れたら、実績と人脈に加算していって、次に繋げていきます。

 

 

 

 

まとめ

 

フリーランスのパティシエに仕事はあります。コンサルティングのような仕事から、実際にパティシエとして商品開発することもできるでしょう。

 

ただし、求められる実績や人脈や技術が備わっていないと、仕事の入り口を作ることが難しいように思います。将来、フリーランスとして活躍したいと思っていても、そのタイミングを慎重に見極めましょう。遅過ぎるよりも早過ぎる方がリスクは高いと思います。

 

 

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