会社員で副業をしている人は、どんなきっかけで副業を始めたの?


会社員で副業をしている人は、どんなきっかけで副業を始めたの?

皆さんは副業に興味がありますか?

 

「働き方改革」という政府の方針もあり、一昔前とは副業に対する状況が異なってきました。副業に対して肯定的な見方が多くなっている昨今。表立って宣言していなくても、皆さんの周りにも副業をしている人がいるかもしれません。

 

「複業」という言葉も使われるようになり、どちらかがメインで一方はサブという今までの認識を越えて、より柔軟な考えが広がってきているようにも思えます。

 

そんな時代背景の中で、会社員で副業をしている人たちは、どんなきっかけで副業を始めたのでしょうか。今回は、副業をしている または していた期間があった方たちに話を聞いてみました。

 

 

かつて副業をしており、現在は会社代表のKさん

 

Kさんは現在、転職や起業に関するコンサルティング、サポート業務をメインとした会社を経営しています。現在の会社を起業する前は、新卒入社した人材系の会社にて広告の企画営業の仕事をしており、当時、副業としてコワーキングスペースの運営もされていました。

 

 

 

 

副業をしようと思ったきっかけは?

 

両親が経営者であったこともあり、昔から自分でビジネスをしたいと思っていました。新卒で入社した会社も社員の独立に関しては肯定的で、OBやOGなども独立した人が多く、そういった雰囲気を中で過ごしていたので、「独立前にまずは副業から」という感覚で始めました。

 

 

 

 

副業ではどんな仕事をしていましたか?

 

「コワーキングスペース/イベントスペース」の運営をしていました。ビジネスパーソン向けというよりは、イベントの開催がメインで、コミュニティ形成を目的とした「集う場」の提供といったイメージですね。

 

 

 

 

副業をするにあたって大変だったことは?

 

そこまで大変だったことは思いつかないです。会社は副業OKでしたので隠す必要もなかったですし。

 

ただ、本業と副業との両立に関しては、時間の使い方に苦労したかもしれません。コワーキングスペースの運営に共感してくれる仲間が途中から何人か出てきて、その仲間たちと一緒に業務を行っていたので、予定を合わせるのはやはり難しかったですね。いかに時間を有効に使うか、本業にしても副業にしても効率的に動くにはどうすべきかを考えることが増えました。

 

 

 

 

副業をしていて良かった面は?

 

まず「起業する」という目的がありましたので、本格的に起業する前に、自分が情熱を傾けてできる分野は何なのか、それで食べていけそうなのか、その仕事にはどういった問題点があるのかなどを知ることができたのは大きかったです。

 

また、業務を通して様々な業界にいる人たち、多様な働き方をしている人たちと出会うことができました。転職や起業のコンサルティングやサポートをメインとした仕事をしていますが、副業として行っていたコワーキングスペースで得た人脈は確実に役立っています。

 

 

 

 

副業をしようか迷っている人にメッセージを!

 

やりたい思いがあるなら、断然やってみることをおすすめします。会社員としての収入があるので路頭に迷うこともないし、やりたいことなら逆にエネルギーをもらうことも多いと思います。僕の場合はそうでした。

 

責任もありますが、大変だったら辞めてもいいという考えでもいいと思います。ひとまずトライしてみるといいのではないでしょうか。

会社員で副業をしている人は、どんなきっかけで副業を始めたの?-1_r

 

 

会社員をしながら、副業としてダンス講師の仕事もこなすIさん

 

 

会社員として法律系の会社で働くIさんは、副業として土日にダンス講師の仕事をしています。会社員として働く現在の会社に転職をして3ヶ月ほどした頃に、ダンス講師の副業を始め、ちょうど1年が経過したそうです。

 

 

 

 

副業をしようと思ったきっかけは?

 

高校からの仲良しの友人がネイリストとして自宅で開業したのがきっかけです。

 

自分で事業をしている友人がとても眩しく感じられました。そして彼女と話していた時に、「てゆうか、Iにもできるんじゃない?」と言われたのがきっかけです。それなら、週3回ほど本格的に習っていたダンスで、今度は自分が教える側としてやってみようと思いました。

 

 

 

 

思い立ってからの行動は?

 

まずダンスの先生に相談しました。そうしたら「きっとできるから、やってみるといいよ」と言ってくれて。その後は、SNSでダンスの講師を始めたことを拡散して、「習ってみたい」と言ってくれた人たちが集まりやすい場所で貸しスタジオを借り、レッスンを開始しました。

 

 

 

 

副業をするにあたって大変だったことは?

 

会社は副業に関しては寛容でしたし、身を削るように忙しい環境ではないので、そういった苦労はありませんでした。また、踊ることが大好きなので、他のことをする時間が減っても踊る時間が増えるということで全くストレスには感じませんでした。

 

強いて言うなら、ダンスを教える側になるということで、今までとは違った気遣いが必要になって、少し悩んだ時期もありました。集まってくれた生徒さんのレベルもまちまちだったので、上手な人に合わせて振付を難しくしても良くないし、簡単すぎてもつまらなく感じる人が出てくる。ただそれも嬉しい悩みと言うか、深刻なフェーズの悩みではありません。

 

 

 

 

副業と両立するために気をつけていることは?

 

実は最近結婚をしたので、料理などの家事や、夫婦の時間も大切にしたいと考えるようになりました。

 

そこで土日両方で1クラスずつ教えていたのを、土曜日に2クラス連続というスケジュールに変更しました。どちらか1日は家族の時間にすることで、会社員の仕事も副業のダンス講師の仕事も一度忘れるようにしました。そうすると、メリハリが生まれて、夫に対しても変な罪悪感がなくなるので、その辺のバランスは気をつけていますね。

 

 

 

 

副業をしようか迷っている人にメッセージを!

 

私は好きなことを副業にしたので、とても幸せです。悩むこともありますが、自分の好きなことに対してなら知恵を絞ってなんとか解決しようと思えるものです。

 

せっかくやってみたいと思っているのなら、副業をしている身としては、チャレンジしてみるのをおすすめします。

会社員で副業をしている人は、どんなきっかけで副業を始めたの?-2_r

 

 

まとめ

 

副業と一口に言っても、人によって様々な取り組み方がありますね。筆者もライターを副業として取り組んでいた時期がありました。会社員との両立は、やはり時間の使い方で苦労した覚えがありますが、今まで無駄にしていた時間を徹底的に削ったり、自分が集中できる環境を自ら作るなど、役立つスキルを身につけたとも考えられます。

 

仕事柄、コワーキングスペースを利用することも多いのですが、そこで出会う人は完全にフリーランスという人もいれば、副業として平日の夜や土日だけ活動しているという人も。

 

パラレルキャリアという言葉もあるように、これからの働き方はますます多様になっていくと思われます。会社員以外で収入を得る手段を持つという観点からしても、自分にとってきっとプラスになるでしょう。

 

もしやるか迷っているのなら、副業している人を見つけて直接話を聞いてみるのも良いかもしれません。周りにいなければ、それこそコワーキングスペースや、イベントに参加してみるのも良いですよね。

 

ちなみに筆者が利用しているコワーキングスペースは「Basis Point」です。東京都内に複数店舗あるので、気軽に利用できてオススメです!

随時、セミナーなどのイベントも開催されています。過去のイベントのレポート記事もありますので、興味のある方は読んでみてください。

 

 

 

 


 

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この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。