2018/03/30
フリーランスにおすすめ!集中力が途切れたら「香り」でリフレッシュ!
皆さんは仕事中、「なかなか集中できない!」ということはありませんか?集中力が持続する時間は、最大で90分とも言われています。さらにその時間内にも15分毎に波があり、徐々に集中度合いも弱くなってしまうそうです。
そんな時は休憩をはさんでリフレッシュするのが効果的。また、休憩中に「香り」を取り入れてみるのもおすすめです。香りによって集中力を高めてくれるものや、眠気を覚ましてくれるものなど、仕事のパフォーマンスをあげてくれるものがあります。
今回は、香りによるリフレッシュについてまとめてみたいと思います。いつもの休憩に香りをプラスして、仕事の能率アップを図りましょう!
目次
香りの効果のメカニズム
香りを嗅ぐと、脳の「前頭眼窩部」によって知覚され、その刺激が視床下部に伝わって、脳下垂体を刺激します。すると、香りによって、集中力や記憶力を高めたり、緊張をほぐすといった効果をもたらしてくれます。
香りの取り入れ方:アロマオイル(精油)を使う
「香りでリフレッシュ」と聞くと、「アロマ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。まずは、アロマオイル(精油)用いた香りの取り入れ方をご紹介していきます。
※アロマオイル(精油)を使う際は、周りの人への配慮を忘れないようにしましょう。使う精油の種類や量によっては、香りがキツくなることがあります。
※精油は保管方法や使い方に注意が必要です。精油を購入する際は、お店の方などに相談したり説明を受けることをおすすめします。
機器を使う
精油の使い方として一般的なのは、アロマポットやアロマランプ、アロマディフューザーなどを使って香りを拡散させる方法です。
この方法は、香りが広範囲に広がりますので、自宅で1人作業をしているようなフリーランスの方に向いています。自分の好きな香りに包まれてリラックスしたら、よいアイデアが浮かぶかもしれませんよ。
マグカップを使う
ディフューザーなどの機器がなくても、身近なもので香りを拡散させることも可能です。マグカップに熱湯を入れて精油を1〜2滴落とします。
熱湯から立ち上がる湯気に香りが含まれて、良い香りを嗅ぐことができます。休憩中にお湯を沸かすことができれば、簡単に香りを楽しめる方法です。
身近なものに香りを含ませる
精油1~2滴をハンカチやマスクに含ませておくことで、一息つきたい時にすぐ香りを嗅ぐことができます。あらかじめ小さなビンなどに精油を入れておき、休憩中に香りを含ませておけば、こまめに香りを摂取できます。
ルームスプレーを使う
精油を使って簡単にルームスプレーを作ることができます。ドラックストアなどで手に入れることができるエタノールと精製水を用意して、精油を数滴混ぜればルームスプレーの出来上がりです。
スプレー容器に入れて持ち歩けば、いつでもシュッとリフレッシュすることができます。
香りの取り入れ方:飲み物で香りを楽しむ
フレーバーティー
様々な香りの取り入れ方がありますが、お茶を飲むことによって香りを取り入れる方法は手っ取り早く、一息つくのにピッタリです。さらに、作業をしながら香りを楽しめるので、こまめに休憩が取れない人にもおすすめです。
フレーバーティーの種類もたくさんありますが、筆者のイチオシは「ムレスナティー」です。コワーキングスペースBasis Pointで存在を知ったのですが、印象的なパッケージに負けないくらいの美味しさです。様々な種類があるので、その時々の気分に合わせてフレーバーを選ぶ楽しみもあります。何気に印象的なのが、パッケージに描かれたポエムのような言葉たち。その不思議な魅力はクセになる人も続出だとか。
コーヒー
紅茶と同じく、休憩時間に手軽に摂取できる飲み物といえばコーヒー。カフェインの効果を期待して、眠気覚ましに飲む人も多いですよね。そんなコーヒーですが、その香りにはリラックス効果があることが証明されています。
杏林大学医学部の古賀良彦教授らの研究結果によると、コーヒーの香りを嗅いでいる時、脳内では「α波」が多く確認できたそうです。
α波というのは、リラックスしている状態の時に現れます。落ち着いている時、集中している時にも確認できる周波数です。この脳波は、ストレスを沈める、能を活性化させる、体の免疫力を高めるなどの効果が得られます。
コーヒーを飲むときはその香りもしっかり味わうと、良いことずくめですね。
リフレッシュにおすすめの香り
集中力を高める香り
【ローズマリー】
スッキリとした香りで、脳に活力を与えてくれます。また、血液循環を促進する作用があるため、脳の血流量がアップして集中力、記憶力のアップが期待できます。
【ブラックペッパー】
シャープで刺激的な香りで、活力を与えてくれます。また、脳への血流をアップさせる働きがあるので、脳の機能向上に役立ち、集中力を高めてくれます。
【チョコレート】
フェニルアルデヒドやジメチルピラジンといった香りの成分が脳の中枢神経系を刺激することで、ドーパミンが分泌されます。結果、様々なことに意欲的になったり、やる気や集中力がアップします。
【レモン】
リモネンという成分が、気持ちを切り替えたり、冷静にさせる効果があります。疲れを軽減させる効果もあるので、疲れてミスが目立ち始めた時に嗅ぐと効果を発揮してくれます。さらに、脳の海馬を刺激する作用もあり、記憶力アップも期待できます。
【グレープフルーツ】
爽やかな香りが交感神経を刺激するため、気が散漫になってきた時などに嗅ぐと、集中モードへと切り替えることができます。
眠気覚ましに効果的な香り
【ペパーミント】
スースーする香りが特徴で、メントールが脳を活性化させて覚醒する働きがあるため、眠気を覚ましたい時にぴったり。また、集中力やインスピレーション力もアップすると言われています。
【ユーカリ】
呼吸器系を助ける香りで知られていますが、覚醒作用もあるため、頭をスッキリさせてくれます。
リラックス効果のある香り
【オレンジ・スイート】
「ハッピーな香り」とも言われ、気分を明るくしたい時に最適です。イライラや怒りを鎮める働きもあるので、精神的なストレス全般に効果を発揮します。
【ゼラニウム】
フローラルで優しい香りで、自律神経を調節する働きがあります。精神面でも身体面でもバランスの乱れによる症状を和らげて、リラックスさせてくれます。
【イランイラン】
甘くて優雅な花の香りは、心を落ち着かせてくれます。緊張や不安などのストレスを感じた時に嗅ぐと、肩の力が抜けて気持ちが楽になります。
【カモミール・ローマン】
青リンゴのようなフルーティーな香りが特徴で、中枢神経を鎮静化させる働きがあります。精神的にダメージを受けた時や、感情や思考のコントロールが難しい時に嗅ぐと冷静さを取り戻せます。
【ネロリ】
甘さとやや苦味のあるフローラルな香りで、落ち込んだり心がお疲れの時に気持ちを優しく包み込んでくれます。「天然の精神安定剤」と言われるほど、リラックス効果を発揮します。
【ラベンダー】
ラベンダーの爽やかなフローラル系の香りを嗅ぐと、副交感神経が優位になり、深いリラックス効果を得ることができます。緊張して交感神経が働きっぱなしという時に嗅ぐと、効果を感じられるはず。
まとめ
脳に直接働きかける香りには様々な種類があり、その効果も多様です。仕事で集中が切れたと感じた時、なかなか抜け出せないという人は、香りの力を借りてみるのも良いかもしれません。また、緊張やストレスに晒された時などに、自分に合った解消方法が見つかっていない人は、香りのリラックス効果を試してみる価値アリです。
アロマオイル(精油)を用いる方法もおすすめですが、フレーバーティーやコーヒーは手軽に香りを取り入れることができる方法だと思うので、ぜひ試していただきたいです。好きな飲み物を飲むついでに一呼吸、香りを楽しんでみてください。
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