フリーランスの職種別年収一覧
フリーランスを目指す人にとって気になるのが、フリーランスとして仕事をして生活をしていくことができるのかどうか、ではないでしょうか。
今回は、フリーランスとして働く人の職種別年収をまとめてみました。
フリーランスの年収
フリーランスの年収は、職種によっても異なりますし、さらに同じ仕事であってもその人個人の能力によってさまざまです。また、同じ仕事で同じ能力のある人でも、その人の持っている営業力、人脈などで仕事をとれるかどうかも違ってきますので、年収は異なります。
どのような職種のフリーランスであっても、個人の能力が高く営業力もあり、がんばって仕事をしていこうと努力しているフリーランスは、収入も増えていきます。逆に、仕事はできても、コミュニュケーション能力がなかったり、仕事に対するスタンスがいい加減であったりすると、いい仕事をたくさんこなすことができず、収入は減っていきます。フリーランスの年収が高いかどうかは、そのフリーランス個人の総合的な能力によるといえるでしょう。
今回まとめた職種別の年収は、プロとしてその職種の仕事をすることができる能力があり、営業も事務作業もある程度はこなすことができ、かつ、仕事が好きで努力のできるフリーランスをモデルにしています。
1.ライター
フリーランスといえば、最近増えているのが、ライターという職種です。ライターの年収は250万~600万のようです。ライターという職種に分類される職業としては、記事ライター、ブログライター、トラベルライター、WEBライターなどのほかに、ジャーナリスト、編集者、脚本家、小説家、翻訳家、コピーライターなどがあります。
ライターの中でも、誰でも書くことができるようなブログライターや、WEBライターは年収が低く、300万程度の人が多くなっていますが、ブログライターやWEBライターの中でもその人しか書くことのできないような文章を書くライターですと、500万以上の年収を得ている人もいます。
小説家やコピーライターは、人気がでれば600万円以上の年収を得ることができます。
ライターの仕事の特徴は、フリーランスとして仕事をはじめやすいかわりに、収入が得にくいことです。ライターとして成功するには、特定の分野の専門的な文章を書くことができる、文章能力が高いなどのスキルが必要になってきます。その人の文章が人に必要とされない場合には、ライターとしての年収は10万円ほどで、あとはアルバイトなどで補っているという人もたくさんいます。
とはいっても、ライターは、自分の文章で人を動かすことができるかもしれない、という夢のある職種です。努力次第で年収も高くなっていきますので、文章を書くことが好きな人でフリーランスになりたい方には、はじめやすい職業といえるでしょう。
2.デザイナー
デザイナーとよばれる職種のフリーランスの年収は、300万円から700万円のようです。デザイナーにも、イラストレータ、WEBデザイナー、グラフィックデザイナーのほかに、ヘアデザイナー、服飾デザイナー、メイクアップアーティスト、フラワーコーディネーター、インテリアコーディネーター、ネイリスト、カメラマンなど、さまざまな職種があります。
デザイナーは、その人個人のセンスが問われる職業です。どのような分野のデザイナーであっても、人気がでれば多くの年収を稼ぐことができます。
しかし、デザイナーという職業は、純粋にデザインだけしていればよいわけではなく、たとえばパソコンを使うものであればフォトショップやイラストレーターなどのデザインソフトのスキルが必要となりますし、WEB制作の知識も幅広く必要になってきます。
ヘアデザイナーや服飾デザイナーなどの職種になると、勤めて働いていたときには年収450万程度を得ていたけど、独立してフリーランスになったとたん、仕事を得るのが難しくなり年収が300万円以下に減ってしまう場合もあります。独立してフリーランスになる前に、まずは自分の技術をみがき、人脈を作っておくことが成功の秘訣といえるでしょう。
3.エンジニア
エンジニアとよばれるフリーランスの年収は、400万円から700万円のようです。エンジニアには、プログラマー、フロントエンドエンジニア、ITコンサルタント、アプリ開発エンジニア、ネットワークエンジニア、WEBプロデューサーなどがあります。
エンジニアはエンジニアとしての知識や技術が必要になりますので、フリーランスの中でも高い年収を得やすい職種のようです。ただし、技術の発達は日進月歩ですので、日々の努力はかかせない職業です。今現在の自分の知識や技術に満足していると、すぐにその知識や技術は古いものになっていってしまいます。チームで開発する場合には、チームワークも大切になってきます。
4.エンターテイナー
エンターテイナーの年収は、300万から1000万以上までさまざまです。エンターテイナーには、番組のプロデューサー、動画クリエーター、芸人、作曲家、演奏者などがあります。最近では、YouTubeにアップした動画があたり、スポンサーがつき、YouTuberとして活躍している人もいます。
エンターテイナーも誰でもなれるというものではなく、カリスマ性、センス、才能などが必要な分野です。成功すれば高い収入を得ることもできますし、なにより自分の好きな道で生きていくことができ、人に影響を与えることのできる夢のある職種です。
インターネットでYouTubeに動画をアップする方法では、ある程度の動画編集スキルも必要ですが、自宅から自分で作業をすることができますので、エンターテイナーもフリーランスとしてはじめやすい職業になったといえるでしょう。以前は、芸能人になるには芸能プロダクションに所属しなければならないという印象がありましたが、まずは動画で自分をアピールしていくという方法をとることができるので、エンターテイナーになりたい人は、まずは動画アップを試してみるのもおすすめです。
5.販売
WEBでアマゾンやヤフーオークションを利用したり、自分のサイトを作って商品を販売するという形でのフリーランスで収入を得ている人もいます。アフリエイト型のサイトで商品を販売し、手数料という形で収入を得る方法もあります。WEBサイトではなく、営業能力を生かしフリーランスの営業マンとして働いたり、自分で小売店の店舗をもって経営するという形で販売という職種に携わっているフリーランスもいます。
このような販売系のフリーランスの年収は300万円から600万円のようです。営業センスがあり効率よく仕事をしていくことができる、センスのよい商品を仕入れることができる、という能力があれば高い年収を得ることができますが、大手の販売店などライバルもたくさんあり、販売の仕事もセンスや努力の問われる職種のようです。
最後に
フリーランスとして誰でも手軽に収入を得やすい職種は、やはり年収は低めの傾向にあります。特殊な技術、専門知識、経験が必要な職種は年収が高い傾向にあります。また、どのような職種であっても、人気がでることで年収は高くなっていきます。
収入が不安定なことはフリーランスのデメリットといえますが、自分の才能と努力で、高い年収を得ていくこともできるフリーランスは夢のある生き方といえます。自分の力でやっていきたい仕事のある人は、チャレンジしてみるのもよいのではないでしょうか。
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