フリーランスは年齢の限界があるの?
フリーランスは特定の1つの会社に所属しないで、自営業として働く働き方です。会社で働いている人には定年退職がありますが、フリーランスには定年退職はありません。とはいっても、フリーランスで働くという働き方は、あまり年をとってからは無理なのではないか、と不安に思う方もたくさんいます。
今回は、フリーランスには年齢の限界があるのか、フリーランスの活躍できる年齢についてご紹介します。
フリーランスとして活躍している年齢層
フリーランスの働き方には、いろいろなスタイルがあります。
たとえば、アルバイトや正社員として働くかたわら、あいた時間で副業として自分の仕事をしているフリーランスもいれば、アルバイト、派遣を組みあわせながら2社以上の会社で働くフリーランスもいます。
会社に所属しないで個人事業として、自分の得意な専門分野の仕事を請け負う形のフリーランスもいれば、完全に自分で事業をたちあげる形でスタッフも雇うといった個人事業主や会社経営者もいます。
メインとなる会社や、かけもちの会社に所属しつつフリーランスとして働くという働き方には、20代や30代の若い年代が多いといえます。プロフェッショナルや自営業として働くという働き方だと、ある程度以上の知識、経験、資金が必要になってきますので、40代以上の年代が増え、経営者となると60代以上の年齢の方も少なくありません。
フリーランスとして働いていきたいと考えている方は、20代から30代のうちは、会社に所属しながら専門知識をつけ、経験を積んでいき、自分で仕事を請け負うことができるようになったときにフリーランスとしての仕事を増やしていき、仕事が順調で事業を拡大していけそうであれば、スタッフを雇う形式で個人事業を行い、さらに事業を拡大する場合には法人化も視野にいえる、というステップアップを目指すとよいと思います。
今、フリーランスで働いている方は、会社に所属している方については、アルバイト、パート、派遣という形での働き方ですと、職種にもよりますが、サラリーマンと同じか、もっと早い段階で年齢の限界はやってきます。それ以上の年齢になっても働きたいと思っている場合には、それまでにどのようにステップアップするかを検討していきましょう。
フリーランスの年齢に限界があるといわれる理由
スタッフを雇って事業を行ったり、会社をたちあげるような場合には、60代以上の年齢でも活躍していけそうですが、実際には、そこまで事業を拡張できる方ばかりではありません。自分の専門職を生かしてフリーランスとして働く場合の年齢の限界はどのくらいなのでしょうか。
実際には、フリーランスで働くのは40代~50代までが限界だと言われることが多いようです。年齢が高くなると、フリーランスとして仕事を続けるのが難しいとの意見が多くあります。その理由を考えてみましょう。
フリーランスは会社とは違い、働いた分だけ収入も増えますが、そのかわりに病気や家族の世話などで働くことができないと収入が減っていきます。年齢が高くなると病気になるリスクも増え、家族の介護といった問題も考えていかなければならなくなります。会社で働いている場合には、一定の休暇が認められますし、会社を退職した場合には退職金が出ます。
フリーランスとして仕事をして収入を得て生活をしていくためには、元気で仕事に集中して働くことのできる年齢であることが必要になってきます。その意味では、40代~50代までの年齢が限界であるといえるでしょう。
しかし、年齢が高くても健康で元気に働くことができれば、フリーランスとして活躍し続けることができるともいえます。フリーランスで働くには、健康第一が条件ということですね!
年齢が高くてもフリーランスとして活躍し続けるための方法
1.スタッフを雇う
年齢が高くなると、自分で1人で何もかもを行うことが大変になってきます。病気や家族の世話で時間がない場合にも、スタッフを雇うという形で事業を拡げていくことができていれば、自分は経営者としてのスタイルでフリーランスを続けていくことができます。
ただし、スタッフを雇うには資金が必要ですので、事業が順調に進み、スタッフを雇うほうが効率的に仕事をしていけるようになっている必要があります。
2.セミナー講師やアドバイザーとして活躍する
フリーランスで自分の専門知識を生かして仕事をしてきた場合、40代~50代をすぎた頃になれば、たくさんの知識や経験が蓄積されています。この知識や経験を生かして、自分で作業をするといった方法での仕事ではなく、人に教えるという形にシフトしていう方法が考えられます。
たとえば、セミナー講師、アドバイザー、コンサルタントとしての仕事が考えられます。
3.つねに新しい知識をつける努力をする
フリーランスで仕事をしていこうとする場合には、常に最新の情報や技術を得ていく必要があります。特にIT業界であれば技術が進むのが早く、いち早く最新の技術をとりいれていくことができれば、何歳になっても活躍し続けることができます。ほかの職業についても、年齢が高くなったからといって知識を得ることをやめてしまっては、フリーランスの仕事をしていくことできません。どんどん新しい情報を得て、新しいことに取り組んでいく姿勢が大切です。
4.健康管理を大切にする
フリーランスで働いていると、自分で時間の調整はできますが、そのかわりに休暇という概念はあまりなくなってしまうかもしれせん。働けば働くほど収入になりますので、休暇なしで働いている方もたくさんいらっしゃると思います。また、本当は休暇をとりたいと思っていても、仕事がたくさんつまっていて、休暇をとることができないという方もいらっしゃると思います。
フリーランスは、自分自身が資本となります。健康管理ができなければ、フリーランスとして収入を得続けることはできません。なるべく規則正しい生活を心がけ、健康管理を大切にしていくことが、フリーランスとして活躍し続けるうえで重要になります。
5.年齢の高さを生かす
フリーランスとして働く若い年齢の方には、仕事に対する意欲や新しいことに対する取り組みといった姿勢で、若い年齢なりのよさがあります。しかし、年齢が高くなった場合にも、年齢が高いなりのよさがあるのです。
たとえば、コミュニュケーション能力の高さ、豊富な知識や経験といったことがあげられます。若い年齢の無謀さに対して、年齢が高い方であれば慎重さを売りにすることもできます。これらの年齢が高い方の良さは、クライアントからの信頼性につながっていきます。年齢が高ければ、若い年代にはまねのできない仕事がしていけますので、そのよさを生かしていきましょう。
6.クラウドソーシングの利用
インターネットのクラウドソーシングサービスを利用して仕事を受注する方法であれば、年齢は関係なく、仕事を受注していくことができます。実際に人と会うことなく、インターネット上のやりとりだけで、コミュニュケーションをしていくため、年齢が高いことを気にすることなく仕事をしていくことができます。
ただし、若い年齢の方についても同じように年齢は関係なく、仕事をしていくことができる場ですので、年齢が高いからといって有利になるわけではありません。
最後に
年齢が高くても、工夫をすればフリーランスとして活躍していくことは可能です。会社と違い定年退職がありませんので、自分なりの人生プランをたてることもできます。
フリーランスとしていつまでも活躍し続けるためには、健康管理と自分のスキルアップの努力が必要になってきますので、しっかり取り組んでいきたいですね。
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