「働き方改革実行計画」をはじめ、政府が会社員の副業を推奨する時代になってきました。
平成30年1月、政府は従来のモデル就業規則を改定し、労働者の遵守事項のうち、「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」の規定を削除、副業・兼業についての規定を新たに設置したことも記憶に新しいでしょう。
政府の方針転換により、副業を解禁する企業も増えつつあります。
中高年にとっては追い風が吹いてきたと言えます。
中高年の副業のメリットは、本人にも企業にもあります。
長年仕事に従事してきた経験やノウハウは、他の仕事にも応用でき、副業で得た経験や知識は本業に還元できます。
そこで今回は、40代から副業で未経験の「Webライター」に挑戦した知人を例に挙げ、未経験からでも在宅ワークを始められる方法をご紹介します。
目次
中高年でも在宅で副業できるのが「Webライター」
Webライターは副業で選ぶ人が多い職種です。
そのメリットは、在宅ですぐに始められ、なおかつすぐに収入を得られるところです。
副業というとアルバイトというイメージがあるかもしれませんが、自宅にいながら自分のペースで仕事が進められるのがWebライター。
不安を抱きやすい人間関係や面接などのコミュニケーションコストが少ないことが特徴です。
私の知人は、都内の小学校で教師をした後、現在は地元にUターンして小売業の品質管理を本業としつつ、Webライターとして副業を続けています。
副業をする理由としては、自分のスキルに自信がなく、将来への漠然とした不安から、セカンドキャリアに向けて行動したかったからです。
このように、本業で思い描いたような活躍できていないと感じ、副業で相乗効果を得ようと考える方も多いのではないでしょうか。
知人が言うWebライターのメリットは、ライティングスキルや情報収集能力を付けつつ、お金を稼げることです。
特に中高年が持っている人生経験や知識を必要としているメディアや企業は多く、若い世代と競合しにくいジャンルの記事を掛けるのも大きなメリットです。
このように「Webライター」は、中高年の副業として在宅で気軽に始めやすく稼ぎやすい職種と言えます。
中高年が副業で「在宅のWebライター」を続ける方法とは
Webライターは気軽に始められる副業ですが、仕事を受注しなければ当然稼ぐことはできません。
不安に思われるかもしれませんが、未経験でも仕事が受注できるプラットフォームはあります。
その中の一つであるクラウドソーシングは、Webライターを募集している企業が案件を出し、その案件に応募したい希望者が提案し、提案が採用されれば案件ごとに仕事を受注できるシステムになっています。
通常の仕事とは違い、プロジェクトごとに契約する場合が多く、仕事の成果が認められれば継続的に案件ごとの仕事をいただけるようになります。
クラウドソーシングは、Webライター以外にも様々な職種の募集をしているので、他にも気になるものがあったり、自分のスキルとマッチするならば提案してみると良いかもしれません。
知人もクラウドソーシングをメインにWebライターをしています。
次は、クラウドソーシングを使用して中高年がWebライターを続ける方法をご紹介します。
中高年の「Webライター」がクラウドソーシングで案件を取る方法
Webライターとしてクラウドソーシングで案件を獲得するならば、相手がなぜ案件を募集しているのかニーズを汲み取ってから提案し、そのニーズに対して自分は何ができるのか、具体的な実績や経験を示すことが重要です。
未経験だとアピール実績はないかもしれませんが、そういった方はブログ記事や今まで書いた文章を提示する方法もあります。
ここまでは年齢は関係ありませんが、副業をしている中高年の強みは、本業での仕事経験と今までの人生経験が豊富なところです。
その案件にマッチする経験値をアピールして提案すれば、より通りやすくなります。
もちろん記事を書くメディアのターゲットにもよりますが、経験の豊富さがマイナスになることはほとんどありません。
知人も小学校教師という経験を長年積んでいたので、教育分野や公務員のライティング案件に強く、継続して仕事を発注しているメディアには重宝されています。
中高年は自分の経験とマッチした案件を狙い、Webライターの仕事を受注しましょう。
中高年が副業で「在宅のWebライター」を続ければ、独立も視野に入る
Webライターは書いた記事が自分の実績としてストックされます。実績を上げていけば、新しい案件の募集も通りやすくなります。
そうなれば、独立してフリーランスのWebライターになることも可能です。
このように実績が自分の資産になるのが通常のアルバイトと違うところです。
また、独立を視野に入れるなら副業収入を上げる必要があります。
実績が上がると単価も上がり、労働時間が減ってくるのもWebライターの特徴なのです。
知人も安定的に収入が見込めるようになった、つまり実績がストックされてきたので、独立を視野に入れています。
副業した結果はWebライターとしてネタになるので、趣味や活動も活発になり、自分のスキルに自信を持っています。
本業にもメリハリを持って取り組めているので、副業によるポジティブな相乗効果は高そうです。
まとめ
今回は元小学校教師で、現在、地元で小売業の品質管理を本業としている40代知人が、副業で活動している「在宅Webライター」を例に、中高年が在宅のWebライターとして副業する方法をご紹介しました。
新しい挑戦をすることに不安を抱きやすい中高年だからこそ、コミュニケーションコストを抑えて、気軽に挑戦できる「Webライター」は条件にマッチする職種と言えるでしょう。
本業の会社にとっても本人にとってもメリットがあるのが中高年の副業なので、就業規則をよく確かめてから副業へのチャレンジをオススメします。
この記事を書いたのは
最新の投稿
- 2020年11月25日コラム日本の副業事情、アメリカと比較した考察 ―ギグエコノミーの視点から―
- 2020年10月28日はたらき方チェンジキャリアアップを考えているなら、まずは副業でチャレンジしてみるのがおすすめ
- 2020年10月22日はたらく知恵自由を維持するには努力が必須!フリーコンサルで長生きするための信頼関係
- 2020年10月21日はたらき方チェンジキャリアアップしたいならダブルワークが本当におすすめな理由