ヒット曲を手掛けたい!フリーランスの作曲家を目指そう!


ヒット曲を手掛けたい!フリーランスの作曲家を目指そう!

「Webで自作の曲を公開しているうちに、フリーランスの作曲家として活動したいという気持ちになった」「音楽活動にかかわるのが好きで、将来は作曲家を目指したい」など、さまざまな理由でフリーランスの作曲家を目指している方がいます。

 

今回は、フリーランスの作曲家を目指すために必要な知識についてまとめました。

 

 

作曲家とはどんな仕事をするの?

 

作曲家は、曲を作成して、プロダクション、アーティスト、テレビ局などのメディア、ゲーム会社などのクライアントに提供する仕事です。作曲といっても、歌手やテレビドラマなどの主題歌のほかに、ゲームミュージック、クラシック音楽などさまざまな分野の作曲があります。

 

作曲家は、プロダクションや会社などの組織の中で働く、フリーランスとして作曲をするといった道があります。Web作成、広告作成の工程の1つとして作曲をすることもできる、というように作曲メインではないけど作曲も仕事の中の1つとして行う、というような人もいます。メディアに関係する創作活動で音楽を扱う仕事をするのであれば、作曲をすることができるのも1つの戦力になるといえますね。

 

 

 

 

作曲と編曲の違い

 

作曲と編曲は、似ていますが違うものです。楽曲の情報をみると、作曲者と編曲者が別の人であることもよくあります。中には、作曲はモーツァルトなどのクラシック音楽家や作者不明の民謡で、編曲が知名度のある作曲家である場合もあります。作曲は、曲のメインメロディーを作成する仕事といえます。これに対して編曲は、メインのメロディー以外のギター、ドラム、曲調などを作成する仕事です。

 

作曲も編曲も、音楽の創作にかかわる仕事という点では違いはありません。作曲は、メインのメロディー部分であるため、たとえばポップス歌手が歌う曲で考えるとボーカルが歌う主旋律の部分です。多くの人が主旋律で曲を覚えていますので、華やかで脚光を浴びやすい仕事内容であるといえるでしょう。これに対して編曲は、作曲と比べるとサブ的な仕事というイメージがありますが、同じ曲でも編曲によってイメージは大きく変わってきますし、曲の流れ、楽器の選択、リズムなどを考えなければならず、センスだけでなく音楽についての高度な知識や経験が必要になってきます。

 

作曲と編曲は、作業内容は異なりますが創作という点では同じにもかかわらず、作曲した曲と編曲した曲の扱いが異なります。作曲した曲はオリジナルのものなので著作権で保護され、提供した曲が販売されると印税という形で収入を得ることもできます。しかし編曲はオリジナルの作品とは扱われず2次創作物という扱いになり、その曲を買い取るという形での報酬しかありません。曲を作成することで生活をしていくことを目指すのであれば、作曲も編曲も行うことができる力が必要といえるでしょう。

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フリーランスの作曲家になるために必要なもの

 

音楽についての知識や経験

 

フリーランスの作曲家になるためには、まずは音楽についての知識や経験が必要です。ピアノやギターの演奏も演奏家のように演奏できる必要はありませんが、ある程度の演奏ができることが必要となります。

 

フリーランスの作曲家になりたいと思っている方は、最初はピアノやギターなどの楽器を演奏する活動をしていて、自分の曲を作っていきたいという気持ちになっていく方が多いようです。楽器の演奏活動をしているのであれば、演奏活動と同時に楽譜の読み方、コード進行、楽器の種類といった音楽の基礎知識についても身につけていくような努力をするとよいでしょう。

 

 

 

 

パソコン環境と技術

 

作曲自体は、実は誰でもできることで、思い浮かんだメロディーを鼻歌で歌うだけでよいのです。しかし、作曲家として曲を作り、クライアントに提供して報酬を得るためには、自分の頭の中で思い浮かんだ曲を形にしていく必要があります。

 

曲を形にしていくには、楽曲を作成して提供するための作業環境が必要で、その作業の中心はパソコン作業になります。よって、パソコン自体の扱いがある程度できることや、楽曲を作成するためのソフトを取り扱うことのできる知識や操作技術も必要です。

 

手書きの楽譜でも作品を提供することができますが、主流はDTM(デスクトップミュージック)です。最低限、パソコン、ソフト、オーディオインターフェイス、ヘッドフォンが必要になります。ソフトは、録音、再生、シーケンス(自動演奏)ができるものが必要です。

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作曲家としての才能

 

フリーランスの作曲家として成功するためには、作曲家としての音楽の知識、経験、パソコンで作曲ができる技術が必要になります。これらは努力すれば身についていくものといえるでしょう。しかしそれ以外に、オリジナルの曲を作ることのできる作曲家としての才能が必要になります。

 

まずは、コンペやコンクールなどに自分の作った曲で応募をしてみるとよいでしょう。フリーランスの作曲家になるためには、とにかく多くの曲を世の中に提供することが大切となります。さまざまなジャンルの曲を作曲できたほうがよいので、自分の得意分野の音楽だけでなく、さまざまなジャンルに挑戦することをおすすめします。

 

作曲家としての才能はセンスが大切になりますが、努力によっても能力アップをはかることができます。プロの作曲家は、1日1曲の作曲をこなしていくそうです。つまり、1日1曲の作曲をできるだけの才能が必要であるといえます。フリーランスの作曲家を目指すのであれば、1日1曲の作曲をしていくようにしたいものですね。

 

 

 

 

コミュニュケーション能力

 

フリーランスの作曲家は、クライアントの依頼によって作曲をしていきます。作曲は1人でする作業のように思われがちですが、実際にはクライアントの意向やイメージを的確に読み取って作曲をしていけることが成功の秘訣です。このためには、コミュニュケーション能力も必要になっていきます。

 

また実際に仕事をしていく中では、クライアントの交渉、営業活動などもしていかなければなりませんので、コミュニュケーション能力は高いほうがよいでしょう。さまざまな音楽のイベントに参加して交流の幅を広げていくことで、自分の音楽の幅が広がり、人脈を作ることもできて仕事につながっていくことも少なくありません。

 

 

 

 

事務能力、法律知識

 

フリーランスの作曲家は、音楽活動だけしていればよいわけではなく、実際には営業から経理、税金などの事務作業まですべて1人でこなしていかなければなりません。事務作業も苦手に思うことなくこなしていけるほうが、フリーランスの作曲家としての活動がしやすいといえるでしょう。

 

また、創作活動は著作権にかかわる活動です。楽曲を提供するときにも、契約についての一般的な法律知識があったほうがトラブルになったときに対処しやすいといえます。創作という形として分かりにくい仕事で生きていくときに、人に利用されて嫌な思いをしないためにも、一般的な法律知識は身につけておきましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

フリーランスの作曲家は、知名度がなければ作曲家だけで生活していくのは大変です。しかし、作曲家になりたいと思う方の多くは、音楽が好きで作曲をせずにはいられない情熱を持っているのではないでしょうか。

 

フリーランスの作曲家で知名度をあげて、作曲家として生活をしていくためには、生活をしていけるようになるまで音楽活動を続けていくことが大切です。まずは作曲できるだけの環境を整えたり生活をしていくための収入を確保し、収入を得ながら作曲活動をしていくことのできる環境を整えることも必要となります。

 

 


この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。