【Cool Workerなヒトビト】Vol.8 時間に縛られない

    【Cool Workerなヒトビト】Vol.8 時間に縛られない

    今回は、前回のVol.7黒田さんから紹介していただいた、Podcast プロデューサーとして「スターチョ!」などの番組を手掛ける田島一希さんだ。

     

     

    「Style Choice  スターチョ!」は、働き方に悩む全ての20代に開かれた番組だ。ユニークかつロジカルな切り口で新たな働き方を発信する内容はリスナーにチャレンジするきっかけを提供するもので、各方面で反響を呼んでいる。

     

     

    若干26歳ながらも仕事の哲学とウィットに富んだライフスタイルを持ち合わせた田島さんに、フリーランスの醍醐味を教わった。

     

     

     

    理想の大人像を探して

     

    田島さんは22歳の頃に会社員として1年間働いたことがあると語る。だが周りに自分のなりたい像の大人がいないことに気づき、次の仕事も決まってないうちに即退社した。その当時は漠然とした危機感があったと言う。

     

     

    その後、25歳で独立することを目標に、学生の頃の夢であったディズニーホテルのホテルマンをやりながら、自分の理想の大人像を3年かけて模索する修行の日々が始まった。

     

     

    「3年間でトライしたことは、語学学習の為のホームステイ受け入れ・茶道・シェアハウス・ティンホイッスル・WEBライティング・TEDxTokyo_tzイベント開催・デザイン・Podcastなどなど、とにかく興味のあることにチャレンジしました。」

     

     

    身近に師匠と呼べる人の存在があったことも功を奏し、個人としての能力値を高めることに成功した。

     

     

    そして「理想の大人像がない」と言う危機感が結果としてPodcastプロデューサーという特別な仕事として花開いたのだった。自分の理想像がなければ自分でつくってしまう、そんなDIY精神はどんな時も道を切り開いてくれるのだ。

     

     

     

     

    目覚まし時計を使わなくなった

     

    田島さんのお仕事は「時間に縛られない」という特徴が挙げられる。数あるフリーランサーの仕事の中でも群を抜いて自由度が高い。なぜか。それは自分が「歩く一人ラジオ局」となって番組の企画からオンエアまでを担当することができるからだ。

     

     

    仕事の時間も大方自分のライフスタイルに合わせているので、起床して気が乗らない時はその日は何もしないという選択もできる。パートナーやクライアントとも対等な関係を築けるよう意識することで、ストレスを軽減できるし、”やるべきこと”と”やりたいこと”がほぼイコールなのでノウハウを蓄積し易いとも語る。

     

     

     

    「目覚まし時計を使わなくなったんですよね。でも一人で行動することが多いのでちょっと寂しい時があります。(笑)」

     

     

     

    確かにフリーランスは一人で気が楽だ、と言う反面、孤独を感じる時がある。そんな時はシェアオフィスやコワーキングスペースに足を運ぶのも一策だが孤独は最大の敵かもしれない。かの岡本太郎の言葉を借りると「孤独であって、充実している、そういうのが人間だ」。うん、フリーランサーはある意味で最も人間らしい生き方なのかもしれない。

     

    【Cool Workerなヒトビト】Vol.8 時間に縛られない-1

     

    対等な立場をつくる

    「個人事業と言っても周りの方の助けがなければ確実に今の自分はないので、人への感謝・思いやりは常に心がけています。」と語る田島さん。

     

     

    また、案件をパートナー(フリーランス)にお願いするときは、必ず対等な立場で話し合った上で、進めるようにしていると言う。一方で世の中にはフリーランスの仕事を「下請け業者」と認識している人も少なくない。

     

     

    「雇う・雇われるの関係、委託・受託の関係から、フリーランス同士が協力し助け合うという関係性にシフトすることが、これからのフリーランスの新しい働き方をつくっていくと思います。」

     

     

    自分スタイルを確立した田島さん。その付加価値は高い。だがそれを「前例がない」と言うだけでハネのけてしまうのはナンセンスだ。企業にとっても、高付加価値のフリーランスを見つけ、「パートナー」として仕事をすることは、今後の会社の突破口になる日も近いと感じた取材であった。

     

     

     

    こだわりのツール

    「普段持ち歩いている仕事道具です。これと電源があれば、いつでもどこでも仕事ができます。」

    ・iPhone6

    ・Mac Book Air 13inch

    ・Carry Case(マイク&ミキサー)

    ・Bluetoothオーバーイヤーヘッドフォン(Beats)

    ・サン=テグジュペリの手帳&ペン

    ・HD

    ・折りたたみ傘

     

    【Cool Workerなヒトビト】Vol.8 時間に縛られない-2

     

     

    最後に田島さんに聞いた。お気に入りの仕事場は?

     

     

    「もちろん、Basis Point です(笑)」

     

    【Cool Workerなヒトビト】Vol.8 時間に縛られない-3

     

    田島さん、どうもありがとうございました!

     

     

     

    法人向けビジネス研修・IT研修・人材育成コンサルなら「BasisPoint Academy
    企業のDX推進、DXリテラシーの向上なら「ユーミル
    お仕事場所をお探しならコワーキングスペース「BasisPoint」へ!!新橋/五反田/池袋/神保町/西新宿/吉祥寺/八王子/名古屋/福岡に展開中!
    フリーコンサル案件(戦略/PMO/SAP等)の紹介なら「コンサルポータル
    営業・マーケティング・採用・エンジニアの副業紹介なら「副業ポータル

    この記事を書いたのは

    Taro
    Taroライター
    1989年生まれ。フリーのイラストレーター・フォトグラファー。
    仕事と遊びの境目を果てしなく曖昧にすることが生涯の目標である。
    趣味は歌(ラップ)・映画鑑賞・自然と戯れること。