
コンサルタントとして働く皆さんは、一度は独立を考えると思います。
皆さんの周りにも大手ファームで経験をつんだ後、個人事務所として独立している方が多いのではないでしょうか。
フリーランスとして働くコンサルタントの実態をご紹介します。
フリーランスコンサルタントのメリット
コンサルティングファームで働く方は、ご自身の働きに対してクライアントに請求する人日単価や人月単価をご存知だと思います。
しかし、コンサルティングファームで働いている間は、請求額と給料は異なります。コンサルタントとしての請求額の中から、間接部門の人件費やオフィス賃料等の経費、福利厚生費等、コンサルタントの働きと直接関係ない諸費用も賄われるためです。
一般的には人件費と同額のコストがかかるといわれており、実際に人月でのお客さんへの請求額の半額程度を給料として受け取っているのではないでしょうか。
しかし、独立してフリーランスのコンサルタントになると、クライアントへの請求額がそのまま売上になります。そのため、収入が2倍になることも珍しくありません。
さらに、フリーコンサルタントの収入は事業収入となりますので、実費経費が認められます。自宅を事務所とする場合、家賃の一部などを経費として扱うことも出来るなど、企業に所属するコンサルタントでは難しかった様々な節税対策を取ることも可能です。収入が大きなコンサルタントほど、節税効果も大きくなってきます。
フリーランスコンサルタントのデメリット
しかし、もちろんデメリットもあります。福利厚生はありませんし、社会保険料もすべて事業収入の中から賄わなければいけません。
スキルを磨くための研修制度もありません。また、確定申告などの事務処理も大きな負担になります。つまり、フリーランスコンサルタントは一般のフリーランスと共通の悩みを抱えることになります。
様々なデメリットがありますが、中でも一番大きなデメリットは収入ではないでしょうか。コンサルティングファームに属している間は、アベイラブル(仕事待ちの待機状態のこと。会社によってはビーチやベンチとも言います)
でも給与をもらうことが出来ますが、フリーランスとして独立したコンサルタントは、仕事の有無は収入の有無へと直結します。
コンサルタントに限らない、フリーランス全般を対象とした調査ですが、中小企業業の委託によって行われた「小規模企業等の事業活動に関する調査 -フリーランス編」では約8割の回答者がフリーランス形態で事業を営む中での不安や悩みの1番目に「収入の不安定さ」を挙げています。
このように、フリーランスになることは収入を増やすことにつながりますが、収入が不安定になる可能性というリスクをも背負うことにもなります。
エージェントを活用しよう
収入の不安定さというリスクもあるフリーランスのコンサルタントですが、収入を安定させるためには、エージェントの活用がお勧めです。コンサルタントの紹介を専門とするエージェントや人材紹介会社がいくつかあるので、是非登録し、活用しましょう。
大手ファームから独立した後は、今までの取引先からの受注や所属していたファームとのパートナーシップによる仕事が大半だと思います。しかし、いくら安定したお客さんを捕まえていても新規の顧客獲得が無くては事業は先細っていきます。
コンサルタントとして案件にかかわっていると営業活動になかなか時間を避けなず、顧客を広げるのが難しいのですが、エージェントは営業活動を代行してくれます。
また、契約金額も大きくなる大手企業や大規模案件では、取引先のチェックが入ることもあり、個人では契約出来ないケースも多々あります。エージェントを通すことで大規模案件や契約できるといったメリットもあります。
大規模案件では、エージェントに紹介された他のフリーランスコンサルタントとチームを組んでプロジェクトにあたることもあり、フリーランスとして必要な人脈を広げる効果も期待できます。
フリーランスのコンサルタントは、ファームにいたころと比べ収入が2倍になることもあるほど金銭面での魅力があります。しかし当然リスクもあるので、フリーランスとしてコンサルタントを続けるのであればエージェントの活用を検討してはいかがでしょうか。
エージェントへの登録はこちら → コンサルポータル
独立して間もない、普段はクライアント先案件に従事しており営業に割く時間がない、提案先を広げたいといったコンサルタントの方々にフリーコンサル案件(戦略/PMO/BPR/システム導入等)を紹介しているエージェントです。
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