副業収入のリアル、ランサーズ登録者100人の回答で判明した最高月収は320万円!副業は本気で取り組む人が勝つ世界になっている


副業収入のリアル、ランサーズ登録者100人の回答で判明した最高月収は320万円!副業は本気で取り組む人が勝つ世界になっている

日々の生活に副業を取り入れている人は、どのような仕事を選び、どのくらいの収入を得ているのでしょうか。

 

今回は2019年2月18日に「おいしい副業と出会ったと感じている人」「現在の副業に満足している人」100人に限定し、実施したアンケートのリアルな結果をお伝えいたします。

 

 

アンケート概要

 

●実施媒体:ランサーズ

●男女比率:男性63人、女性37人(有効回答100件)

●年代区分:20代:21人、30代:37人、40代:29人、50代:12人、60代:1人

 

 

 

 

まずは今回のアンケートで判明した、副業の最高月収の額からお伝えしていきます。

 

 

 

 

副業の収入最高月額は7桁台

 

これまでに副業で得たことがある収入の最高月額を教えてくださいとたずねたところ、予想外の結果となりました。

 

まずは、上位の方の月収額をお伝えします。

副業収入のリアル、ランサーズ登録者100人のーーー表1_アンケート結果-副業で得たことがある最高月収

今回1位となったTさんは現在フリーランスで、最高月収を記録したのは写真撮影を副業としていた時期のようです。

 

なぜ320万円もの最高月収を記録できたかについてですが、「クライアントが予算の大きな仕事を紹介してくれたため」だったそうです。

 

 

 

2位となったHさんは正社員ですが、副業として投資を行っているそうで、最高月収はFXで得た収益だそうです。

 

同様に3位のSさんも株式投資による収益で、好業績銘柄を見つけ決算発表前に投資し、決算発表後に売却したから得られた金額だったとのこと。

 

調べてみたところ決算発表後の株価はどう動くかわからないらしく、まさしく賭けであり、Sさんは大きく損する可能性もあったと推測します。

 

 

 

以下4位は投資(仮想通貨)、物販(ECサイト・フリマアプリ・せどり)、5位も株式投資、教授業(専門科目講師)という結果となりました。

 

ちなみに、上位8名全員が男性でした。

 

また、6位以下の月収区分は次のとおりです。

副業収入のリアル、ランサーズ登録者100人のーーー表2_アンケート結果-副業で得たことがある最高月収6位以下の月収区分

副業の厳しい現実として最高月額が10万円未満の方が全体の8割で、過半数が5万円も稼げていない結果となりました。

 

上位8名の半数は投資で得た最高月額だったということになりますが、刮目すべきは、普段の副業収益はそんなに大きくないということです。

 

 

 

投資はやはり運やタイミングが、その結果を大きく左右し、同じことを繰り返しても同じ結果を得られることはないのでしょう。

 

その次に多かったのは物販の2名で、そのほかは技術や知識など自分の持つ能力で最高月収を得た方がそれぞれ1名です。

 

 

 

副業のメリットは本業による安定収入があり生活に困ることなく行えますので、大胆に投資を行うことも無理ではないと思います。

 

しかしながら投資で損失が出て強制決済という最悪な事態に陥った場合、多額の借金を背負うことにもなりかねません。

 

ハイリターンが狙える投資という副業ですが、かなりのハイリスクであることも申し添えておきます。

 

 

 

 

副業の種類、いちばん人気は?

 

現在、どのような副業をされていますか?ときいたところ、以下の結果となりました。

 

●ライター:19人

●クラウドソーシング:18人

●アフィリエイト:10人

●物販:8人

●投資:7人

●アンケートモニター:6人

●ポイントサイト:6人

●アルバイト:5人

●内職:4人

●フードデリバリー:3人

●教授業:2人

●撮影:2人

●ものづくり:2人

●イラストレーター:1人

●エンジニア:1人

●家業手伝い:1人

●通訳:1人

●派遣:1人

●非常勤研究員1人

●その他:2人

 

 

 

いちばん人気といえるのがライターで、その次がクラウドソーシングという結果となりました。

 

今回アンケートを実施したのがまさしくクラウドソーシングのプラットフォーム上であったことから、必然といえる結果であったかもしれません。

 

 

 

また副業に関する回答の特徴として、複数業種の回答がいくつか見受けられたのですが、多くの方が単一回答でしたので今回はわかりやすく、ひとり一業種でカウントしました。

 

 

 

男女別にみると、男性の副業上位5つは

 

●ライター:13人

●クラウドソーシング:13人

●投資:7人

●アフィリエイト:5人

●ポイントサイト:5人

 

 

 

女性は

 

●ライター:6人

●物販:6人

●アフィリエイト:5人

●クラウドソーシング:5人

●内職:3人

 

という結果でした。

 

 

 

 

予想どおりの副業情報入手元

 

副業情報をどこで手に入れたのかといえば、

 

●ネット:77人

●知人:8人

●友人:7人

●雑誌:2人

●書籍:2人

●街頭:1人

●家族:1人

●チラシ:1人

●テレビ:1人

 

と、8割近くがインターネット上であることがわかりました。

 

 

 

ひとついえることは、副業はインターネットの普及で取り組みやすくなったということです。

 

クラウドソーシング、アフィリエイト、投資、物販などインターネットのプラットフォームを介せば、情報入手、操作、取引、納品、決済(入金)まですべて行えます。

 

なかにはスマホだけで副業を実行している人もいることでしょう。

 

スクリーンショット 2019-03-12 17_Fotor

出典:「副業・兼業の促進に関するガイドライン(厚生労働省)」1ページから抜粋

 

 

 

また、上のグラフから、就業者全体に占める副業希望者の割合が、2007年から2012年の5年間でかなり伸びていることが読み取れます。

 

この頃はまさしくインターネットの利用環境向上、スマホの普及が重なった時期であり、インターネットを活用した副業が増えてきた時期といえます。

 

 

 

このグラフは2012年で止まっていますが、その後のプロバイダおよびスマホ利用の低価格化とクラウドソーシングサイトの台頭も相まって、就業者全体に占める副業希望者は現在、かなり伸びているはずです。

 

 

 

 

最も効率のいい副業は?

 

効率のいい副業について調べるにあたり、母数が少なすぎると偏った数値が出てしまいます。

 

そこで、今回は比較的母数の多かった人気副業上位5つのなかから割り出してみました。

 

 

 

まずは業種ごとの月間平均収入と稼働時間を出し、次に「収入÷時間」という計算式で効率のよさを比較することにしたのですが、その結果が次のとおりです。

副業収入のリアル、ランサーズ登録者100人のーーー表3_アンケート結果の人気上位5つのなかで最も効率のいい副業

このように最も効率のよい副業は投資で、次いで物販、アフィリエイトの順となりました。

 

ちなみに投資を副業としている各自の平均月収は1万~15万円で、物販は1万~40万円という結果でした。

 

 

 

投資の平均月収が意外と少ないことに驚かれた方も多いと思うのですが、一攫千金が狙える半面、普段の収益は本当に地味なもののようです。

 

物販は40万円の収益を得ている方以外は、全員5桁の収入で、1人の収益が全体値を底上げしていましたので、「物販でこんなに稼げるわけがない」と感じる方も多いと考えます。

 

逆にライターやクラウドソーシングサイトを副業としている方のなかには4桁の収益しか得られていない方もいて、残念ながら全体値を下げました。

 

 

 

この結果から「副業は効率が悪い」「副業だからこんなもの」と思われた方もいるかもしれませんが、実際は違うと考えます。

 

なぜなら投資以外の最高月収を獲得された方は、それなりに努力され、スキルを研鑽し、結果を出していると思われるからです。

 

 

 

 

副業も本気で取り組む人が勝つ世界(まとめ)

 

今回のアンケート結果から、誰もが副業に取り組める環境となってきた今、本気で取り組まなければ勝ち残っていけないと私は感じました。

 

 

 

もちろん副業も仕事であることには変わりなく、クライアントや取引先側にとってはこちらの本業・副業の事情など一切関係がないのです。

 

質の高い結果を出した方は自然と評価され信用を得ていきますが、適当なことをする発注先には継続してお願いすることはまずなく、もちろん次の仕事、収入にもつながりません。

 

 

 

しかし今回のアンケートで最高月収1位を獲得したTさんや、5位で教授業のXさんも、おそらくいきなり高報酬の案件や担当クラスを任されたのかといえば、そうではないでしょう。

 

そこに至るまでかなりの労力を副業に割きながら本業をこなして結果を出し、クライアントや上層部から評価、信用を得てきたことが容易に想像できます。

 

 

 

副業で最高月収を得たい方は、効率のいい副業を探すのではなく、本業同様、本気で信用を得る方法を考え、行動していくことが近道ではないでしょうか。