【Cool Workerなヒトビト】Vol.15「マインド」と「行動」のフリーランサー女子
今回は、Vol.14で取材させていただいた三浦さんからのご紹介、お話を伺ったのは、女性が人生をより楽しむことを後押しする「ヒロイン・ライフproject」を主催したり、マネーコンサルタントとしてご活躍されている河原実里さんだ。
今年の8月に独立したばかりだが、ご自身で確立してきた仕事の流儀と、ぶれない哲学が順風満帆なキャリアライフを可能にしている。フリーランサーを存分に楽しんでいる河原さんから、人生の教訓を教えて頂いた。
就職氷河期の中、新卒で外資系金融機関に総合職として入社した河原さん。キャリアの第一歩を踏み出すに当たって念頭に置いていたことは、多くの人の人生に長く関われる仕事に就くこと。関わった人の為に何かを成し遂げたいと考えるようになったきっかけは小学校まで遡る。
小さなコミュニティーで小学生時代を過ごした河原さんは、勉強も運動も人よりできたことで、小さな「お山の大将」気取りだった。そのため、どこか冷めた目で物事を見ていた部分があり、「本当の友達」がいないと感じていた。
しかしその後、中学受験をきっかけにフィールドが広がり、様々な才能溢れる人たちと触れ合う中で人と関わる面白さを知ったと言う。
高校生の時には校内で一番大きな部活動である100人規模のオーケストラで部長になり、苦労を乗り越えた末に周囲からの信頼を得ることができた。部長として人柄や責任感が評価された成功体験が、現在の仕事の哲学にも繋がっている。
「何か特別にやりたいことはなかったんです。ただ、多くの人に長く関われる仕事や自分が疎い、経済やお金の勉強ができる仕事に就きたいと考え、生命保険会社を最初のキャリアに決めました。世界的に見ても日本人の生命保険加入率は高いのに、自分が入っている保険の内容や仕組みを理解してそれを十分に活用できている人はほとんどいません。だからこそ多くの人に役立てるのではないかと思いました。」
金融機関では教育職務に就き、営業職の研修の運営や新人研修、知識教育等を行う中で、人との関わり方・行動・マインドについて専門的に学んだ河原さんだが、入社したての時は先輩に「お前なんていらない」と言われる”デキない社員”だったと言う。しかし、徐々に信頼関係を築き成果を残した結果、3年間部署で最高評価をとり続け、昇格。学生の時と同じく、苦労の末に得た成功体験によって、再び新しい道が開かれることとなった。
評価されるようになったことを機に自らの視野が一気に広がった河原さんは、それと同時にビジネス団体に足を運び新たなチャレンジを始めた。そこではセミナーの開催・司会・海外への渡航などを通じて、ビジネスや金融についてより深い知識と経験を積んだ。本業と副業、その双方で着実に実力をつけ、その後コーチングや心理学の勉強をすることになる。
「自分が人生の主人公になってマインドと行動を変えることで、人生をいくらでも変えることができます。そして楽しい毎日を過ごすことができます。できない社員だった私ですが、自分の経験を元に、女性にもっと自由に主体的に人生を楽しんでほしいと思い独立して活動をスタートしました。」
周囲の同じ年くらいの女性の中には仕事に不満を持ちつつも仕方なく働いている様な方も多いと話す河原さん。
過去に自らがそうであったが、自ら行動し、成功体験を積み重ね、ビジネス団体という新たな環境に飛び込んだことで、人生を自分で選んで人をリードする方々に出会う様になった。その中には自身もそうなりたいと思える程、魅力に満ちた人々がいた。自分が相応しくないと思う環境にいたとしても、そこから何かを得て、次のステップに進む。そんなポジティブなキャリアの連鎖を河原さんは実現してきたのだ。
高校生の時に確立した人生観、金融機関での知識教育、そしてビジネス団体でのスキルアップ、全てが点と点が線で繋がりフリーランサーとしての河原さんの今に繋がっている。
フリーランスになって良かったことは、同じ志を持った人たちに出会い、刺激し合い、一緒に仕事ができること。そして全てを自分で選択して本気で生きることだと話す河原さん。
社会的な信用が会社員の時よりなかったりするという”フリーランサーあるある”はあるものの、基本的には充実した毎日を送っているご様子。プライベートでも人や知識など新しいものと出会う場所に行き、自ら行動するというマインドは持ち続けている。将来の目標は株式会社の設立、そして新規事業のスタート。フリーランサー女子の挑戦はまだまだ続く。
こだわりのツール
・iPhone
・手帳
・Mac
・ICレコーダー
「自分の話したことを再確認する為にレコーダーは役立ちます。それに、あ、こんなこと言ってたんだ!とか気付きがあって面白いです(笑)」
最後に河原さんに聞いた。
お気に入りの仕事場は?
「もちろん、Basis Point です(笑)」
河原さん、どうもありがとうございました!
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