
隙間時間がないわけではない。
会社も副業を認めている。
でも色々な考えが頭を過ぎり、なかなか初めの一歩を踏み出せない…。
こんな風に、副業に興味はあるもののなかなか始められないという声をよく聞きます。
一方で「面白そうだから」という理由で、ライティングの作法も知らないままライターの副業を始めてしまった私は、どちらかというと無鉄砲な性格なのかもしれません。
しかし、そんな向こう見ずな性格が功を奏したのか、副業開始から半年後にはライターを本業にしてしまうほど、ライター職が性に合うことが判明。
当時の副業が本業になった今では、ブログやミステリーショッパー、ストックフォトなど新たな副業にもチャレンジしています。
自称「副業のプロ」の私ですが、これまでの経験で言えることは「副業はとにかく始めたもの勝ち」ということ。
心配事が全て解決するのを待っていては、いつまで経っても副業は始められません。
誰よりも早く自分に合った副業を見つけることこそ成功の秘訣。
見切り発車で大丈夫。
今年こそは「とりあえずやってみる」の精神で、あなたも副業を始めてみてはいかがでしょうか。
何から始めたら良いのかわからない場合はクラウドソーシングサイトを活用してみて
副業を始めようと思った時に、まず気になるのはどんな仕事をするのかということでしょう。
デザインや翻訳など、「手に職」を持っていない場合はどうすればよいのでしょうか。
インターネットで「副業」をキーワードに検索すると色々な仕事を知ることができますが、あらゆる業種を一括して一つの窓口で紹介してくれるサービスがあります。
それが、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングというのは、企業や個人事業主がインターネット上のプラットフォームを通して不特定多数の作業者に発注を行い、スピーディーな業務の遂行を可能にするサービスのことです。
作業者にとってもメリットは大きく、一度にたくさんのクライアントと出会うことができたり、面接や契約を介さずにすぐに仕事に取り掛かることができたりします。
私は、副業を開始した当時、ランサーズで事務系の仕事を探していました。
しかし、ランサーズに流れてくる仕事フィードを眺めているうちに、「この仕事も出来るかもしれない」とライティングや翻訳、デザインなど色々な仕事に手を出すようになりました。
ライティングの仕事の面白さに惹かれて経験を重ねていると、気づいたらライターになっていました。
あらゆる種類の仕事への挑戦が可能になること、そして自分自身も気づいていなかった才能に気づかせてくれることがクラウドソーシングサイトの魅力でもあります。
自分にできるのか、稼げるのかわからない場合は、すぐに始められそうなものからトライ
誰でも新しいことに挑戦する際は初心者です。初心者が効率よく稼ぐことができないのは当たり前です。
数回のチャレンジで「割に合わない」と諦めず、しばらく続けてみることもポイントです。
仕事に慣れてくると段々効率よく稼ぐことができるようになります。反対に、何度やってみても面白みを感じられない仕事は性に合わないのでしょう。
そうやって色々と経験した上で、自分に合っている仕事だけを続けていけば良いのです。
さて、副業を選ぶ時に「効率よく稼ぐことができるか」というのは、誰もが気にするポイントですよね。
せっかく副業を始めたのに、なかなか思うように収入が上がらなければ元も子もありません。
どうせやるなら、サクサクお金が入ってくるような仕事が理想です。
それでは、ここで問題です。次の二種類の副業があった場合、あなたならどちらを選びますか?
②誰でもすぐにできるような簡単な作業。しかし、作業報酬は低い
「効率よく」ということを念頭に置くと、①を選びがちですが、私が副業を選ぶ際におすすめするのは②の方です。
副業初心者は、報酬額に関わらず、とにかく5分のスキマ時間でできてしまうような副業からスタートするべきです。
その理由は簡単です。
①の場合、まずは副業のためのまとまった時間を捻出するところから始めなければいけないので、スタートが遅れます。
さらに、必要な知識を身につけているうちに飽きてしまうリスクもあるでしょう。
そうして何時間も何日間も、もしかしたら何週間、何か月もかけてようやく報酬を手にした時には、報酬の嬉しさよりも、作業の面倒さの方が勝っていることでしょう。
②の場合は、通勤時間やテレビを見ながらの時間でもサクッと作業を終えることができます。
報酬金額が低くても、「こんなことで収入が得られるのか」という喜びの方が大きいでしょう。
仕事や育児で疲れていても、5分程度の時間なら無理なく続けることもできます。
そうしているうちに、段々と作業に慣れてきて、報酬額も膨れ上がってくればモチベーションも上がりますよね。
「稼ぐことができるか」を考える前に、まずは行動あるのみ、です。
仕事のハードルを高く設定し、高額案件を狙うのは、自分に合った仕事を見つけてからでも遅くはありません。
確定申告が面倒?20万円までなら申告不要
会社からの給与以外の収入を得た場合、気になるのは税金の納付方法。
「確定申告=超面倒くさい」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
国税庁のホームページによると以下のような場合は確定申告が必要になるとの記述があります。
「1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人」
引用:「給与所得者で確定申告が必要な人」(国税庁)
つまり、同じ条件で給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が年間20万円を超えなければ、確定申告は不要ということになります。
副業初心者にとって、20万円はすぐに到達できるような金額ではありません。
確定申告の心配をするのは、副業が軌道に乗ってからでも遅くはないと思いますよ。
スタートが早いほど、その道の「プロ」を目指すことができます
ここまで「とにかく始めて!」と言い続けてきた私ですが、慎重派の方からは「そこまで焦らなくても」とクレームが入るかもしれません。
しかし、私が「善は急げ」にこだわるのにはきちんとした根拠があります。
副業元年と呼ばれた2018年。
政府の推進する働き方改革の影響で、たくさんの企業が副業解禁へと動き出しました。
副業を始める方はこれからどんどん増えていくことでしょう。
副業で働きたい人が増え、一つの仕事に対する競争率が高くなった時にモノをいうのは「経験」です。
私は今ライターの仕事をしていますが、多くのメディアの募集要項には「ライター歴1年以上」の言葉を見かけるようになってきました。
経験値でふるいにかけられる良い例です。
もちろん肩書としてだけではなく、経験による中身の充実度も評価されます。
たくさんの仕事をこなしてきたからこそ身につく技術や能力があります。
副業は会社という組織のない個人で勝負する場だからこそ、評価もシビアなのです。
だからこそ、できるだけ早く、自分に合った副業を見つけて経験を積むことを私はおすすめしたい。
そうすれば、1年後にはその道の経験者として「プロ」としての仕事を引き受けている可能性だってあるのです。
半年でも1か月でも早く始めた方が、より競争率の低い状態で経験を重ねることができます。
まとめ
2018年が副業元年なら、2019年は副業2年。
これからどんどん副業の各領域でのプロが増えてくることでしょう。
成功の明暗を分けるのは「とりあえずやってみる」の精神です。
簡単に始められる仕事からスタートして、やりながら自分に合った副業を見つけていきましょう。
この記事を書いたのは

最新の投稿
- 2020年11月15日働き方コラム憧れの田舎生活!?いいえ、我が家は「地方都市」への移住を選択しました
- 2020年9月16日さくせん「一日中一緒にいるのは大変じゃない?」過ごし方に気を付ければ、夫婦で在宅ワークも悪くない
- 2020年9月7日働き方改革「単価が低い」は過去の話!?今後在宅ママワーカー人口はますます増えるだろう
- 2020年8月12日さくせんウィズコロナの時代、取材も対面からオンラインスタイルへと変わっていくだろう