クライアント先へ車で訪問するときに気をつける3つのこと

クライアント先へ車で訪問するときに気をつける3つのこと

フリーランスになると、クライアント先へ打ち合わせや営業に出かける機会が多くなりますよね。

特に地方都市では、車での移動が必須となっており、自家用兼営業車として利用している人も多いのではないでしょうか?


私も地方都市に住んでおり、移動手段はもっぱら車のみ。

移動が便利ということに加え、車だと「プライベート空間」が広がっており、ONとOFFを切り替えるのにも適している、と私は感じています。


しかし、プライベートな空間が広がる車で移動するからこそ、クライアント先へ訪問するときにはちょっとした注意が必要なのも事実です。

今回は、私が実際に注意された経験や、褒められた経験をもとに、クライアント先へ車で訪問するときに気をつけるべき3つのことをご紹介します。

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クライアントの目、常に意識している?

出先で知り合いに会うというケース、地方だと意外と多くあります。

私は先日、買い物に出かけたら親戚に会いましたし、病院に行ったらパパ友に会いました。


商圏がそこまで広くない都市の場合は、出かけたら知り合いに会う確率が自然と高くなります。

つまり、クライアント先の社員の方と遭遇する可能性も高いということになります。


会社員の場合は、プライベートとして割り切ることもできるでしょうが、フリーランスの場合はそういうわけにはいきません。

挨拶するのは当然ですし、相手との関係性によっては家族を紹介したり、世間話をする必要もあるでしょう。

フリーランスだったら、外出する際はある程度クライアントの目を意識するべき、と私は考えています。


これはなにも、出先に限った話ではありません。

車の運転中にスマホをいじる、荒っぽい運転をするなども当然ながら控えるべきでしょう。 

どこで見られているかわからない

「なんで芸能人でもないのにそこまで気にしなきゃならないの?」と思われるかもしれません。

ですが「壁に耳あり障子に目あり」ということわざがあるように、世間というのは狭いものです。


どこで誰に見られているかわからない、という意識は常に持っていた方が良いでしょう。


例えば、あなたが追い越し禁止の道路で追い越しをしてしまったとしましょう。

あなたとしては、前の車が制限速度40kmのところを20kmで走っており、仕方がなく追い越した、というものだったとします。


しかし、追い越した瞬間を見た人からすれば、あなたは「追い越し禁止の区間で追い越しをした人」となります。

それ以上でも以下でもありません。


この場面を目撃したのがクライアントだったとしたら、あなたのイメージは「ルールを平気で破る人」となってしまうおそれがあります。

フリーランスが仕事をする上で大切なのは、クライアントとの関係性です。

1度悪いイメージを持たれてしまうと、それだけで関係性が壊れてしまうこともあるでしょう。 

私が営業の先輩から言われて大切にしている言葉

とはいえ、私も最初から周りの目を気にすることができたわけではありません。

私がこのように考えられるようになったきっかけは、会社員時代のとある先輩営業マンからの言葉がきっかけでした。


当時の私は、クライアントとの商談のあと、コンビニで一服していました。

その姿をたまたま見かけた先輩に、帰社後に次のように言われました。 

「商談が終わって一息つきたい気持ちはすごくわかる。だけど、商談先のすぐ近くのコンビニでタバコを吸うのはどうだろうか?

もし、その様子を訪問先の社員が見ていたら、良い印象かな?悪い印象かな?君がとても良い提案をできたとして、とても達成感があったのに、これまで契約できなかった理由に、もしかしたら君がタバコを吸ってる様子を見かけたから、という理由があるかもしれない。それはとてももったいないと思わない?

タバコだけじゃなくて、歩きスマホやポケットに手を入れて歩いたり、少しでも悪い印象を与えたせいで、100%の提案が0になってしまったら、それまでの努力が水の泡になってしまうでしょ。」

タバコだけじゃなくて、歩きスマホやポケットに手を入れて歩いたり、少しでも悪い印象を与えたせいで、100%の提案が0になってしまったら、それまでの努力が水の泡になってしまうでしょ。」

もう10年近く前の話になりますが、営業を始めたばかりの私は、クライアントと商談するときだけ見た目や言動に気をつけていました。


1歩外に出れば、ワイシャツのボタンは外すし、タバコは吸うなど、やりたい放題。

周りの目なんて気にしていませんでした。


しかし、このような先輩の助言を受け、少しずつ周りの目を機にするようになりました。

そして、実際に成約率が徐々に高まっていったのです。

 提案内容や商品力ももちろん大切ですが、営業という仕事で大切なのは、人柄であるということを実感した出来事でした。

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クライアント先へ車で訪問するときに気をつけている3つのポイント

 それでは私が、実際にクライアント先へ車で訪問するときに気をつけていることをご紹介します。

 
実際に気をつけており、数名の経営者の方からお褒めの言葉もいただいていることなので、実践して損はないことですし、誰でもすぐに実践可能なことばかりなので、ぜひ参考にしていただければと思います。

①身だしなみは事前に整えておこう

クライアント先へ車で到着した後、なかなか車から降りてこない営業マンがいます。

到着後になにをしているのか気になって遠くから確認してみたことがあるのですが、その営業マンは靴を履いたり、ネクタイを締めたり、鼻毛のチェックをしたりと、身だしなみを整えていました。

車で移動するとき、なるべくリラックスした状態になりたいという気持ちはわかります。


しかし、クライアント先の駐車場で身だしなみを整えるのは、いくら車の中だからといっても、目の前に相手がいるかいないかだけの違いであり、商談のテーブルで相手が席に着く前に身だしなみを整えているのと同じことです。


身だしなみを整えるのは、クライアントの敷地に入る前に終わらせ、駐車場に車を止めたらスムーズに事務所へ向かうようにしましょう。

②初めて訪問する会社の場合は時間にゆとりを持って行動しよう

 初めて訪問するときは、時間にゆとりを持って到着するようにしましょう。

というのも、会社によっては駐車場から事務所まで離れていたり、どこに車を停めて良いのか迷ってしまうことが多々あるからです。


私の住んでいる地域では工場が多いので、駐車場から事務所まで徒歩10分という場合も珍しくありません。

「商談が14:00からだから、13:50分に到着すれば間に合うな」と考えていても、駐車場からの移動を考えると間に合いませんよね。

到着してから慌てて走ったりしては、息切れもしてしまいますし、時期によっては汗だくになってしまいます。

商談や打ち合わせに支障をきたしてしまう可能性があるので、初めて訪問する会社の場合、商談の15分前には到着する意識を持つことをおすすめします。

③車を停める場所には気をつけよう

細かいことかもしれませんが、私が気をつけているのは車を停める場所についてです。

それは「なるべく遠い場所に停める」というもの。

来客者の駐車スペースがあれば最も遠い場所に、第1駐車場と第2駐車場があれば第2駐車場に停めるようにしています。


理由としては、「自分はお客さんではなくパートナーだから」という意識があるからです。

駐車場というのは、基本的に「お客さん」が利用するものですよね。


従業員が使う場合、別に従業員駐車場を用意するか、入口から遠い方を従業員の駐車場にするのが一般的な感覚です。


私が商談や打ち合わせに行くのは、お客さんのパートナーとしてです。

どちらかといえば、従業員に近い立場で訪問するわけです。

なので、なるべく遠い場所、従業員が停める場所に近い所に車を停めるようにしています。


マナーに厳しい経営者の方だと、意外とこういった細かい部分を見てくれており、何度かお褒めの言葉をいただいたこともあります。

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<番外編>ニオイにも気を使おう

最後に、意外と気にしない人が多いので番外編としてお伝えするのが「ニオイ」についてです。

車で訪問する場合に限った話ではありませんが、このニオイを気にしない人、結構多いです。


最近は減りましたが、意外と多いのがタバコのニオイをさせたまま訪問してくる営業マンです。

 私も元喫煙者なので、訪問前後に一服という気持ちはとてもわかります。

しかし、喫煙者が気付いていないだけで、非喫煙者はタバコのニオイにとても敏感です。


タバコを吸うことが悪いとは思いませんが、商談の前後にタバコを吸うなら、消臭対策はしっかりと行った方が良いでしょう。

私もタバコを吸っているときは気付きませんでしたが、タバコをやめてよくわかるようになりました。


どこで誰が見ているかわからないからこそ、誰に見られていても困らない行動をとる。
フリーランスの場合は、この意識がとても大切なのです。

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この記事を書いたのは

トヨナガアキヒロ
トヨナガアキヒロライター
店舗集客コンサルタント。副業としてビジネスをスタートし、独立した経験を持つ。Webライター・セールスライターとしても活動中。