
私事ですが、去年 iPhone 5s に機種変更しました。そして最近気づいた機能が、メモリー機能です。自動で動画や画像をBGMといっしょに流してくれて、2016年を総括してくれました。
感動でした。
自分が撮った適当な画像や動画が自動編集されるだけでも、こんな素敵なものになるなんて。
編集された画像や動画は、よく結婚式などで放映されていて、出席者の涙腺を刺激してくれます。特に父母が絡むともうだめです、他人なのに完全に感情移入しちゃいます。その時は友達じゃなくてお父さん目線になってしまいます。大学卒業時に友人が編集した飲み会画像の動画を見た時ですら泣いてしまいました。音楽が効果的だったのです。
動画編集は、テレビやインターネットに限らず、こういった日常のいたるところで効果的に使われており、それだけ仕事はありそうです。
先述の友人のように趣味を兼ねて仲間内でやっている方もおられると思いますが、そういった仕事が副業として向いているのかどうか考えていきたいと思います。
動画編集とは
動画編集とは、映像制作における仕上げの工程のことで、集めた画像や動画を編集して一繋ぎの作品にすることを指します。
編集にはパソコンソフトを使いますので、ソフトに慣れることも必要です。こういったソフトに慣れていない場合は、オンライン講座もありますので、試用版で触ってみたりして自分に合うソフトを見つけてから勉強するのもいいかとおもいます。
また、オンライン講座などでソフトの使い方を習った後は、YouTubeでも編集のコツの動画がよく挙がっていますので、それを参考にしてみてもいいでしょう。
※代表的な動画編集ソフト
・Adobe After Effects
・Adobe Premiere Elements
・Final Cut Pro
※オンライン講座
※短期間講座(2日)
動画編集の仕事をするには
最近では、YouTubeで新商品を宣伝することが多くなってきており、そこでの仕事が考えられます。クラウドソーシングを見ていても、「簡単な編集作業です」などとコメントが入ったYouTube向け動画の編集が多く見られます。
趣味でやっていたことから、いきなり直接で仕事を受けることは難しいですので、まずはクラウドソーシングを利用して未経験可の動画編集の仕事に応募していきましょう。ただし、単価はあまり高くなく、10分ぐらいの動画を編集して100円など、よほど速く処理できる人でないと効率はよくないかもしれません。
慣れていくと、1本1万円を超える単価の仕事もありますので、時間的な制約が許せば、動画編集でも副業になっていきます。また、こういった簡単な作業から慣れていって、(副業なので楽しいと思える範囲で)ステップアップしていくために、編集の前段階の映像撮影などにチャレンジしていくのも一つの手です。
そのためには、コンテストに参加してみるのもいいでしょう。ただし、本業のクリエーターと呼ばれる人達との戦いですので、狭き門です。ここで一定の評価が得られれば、本業も見えてきます。
(参考情報:コンテスト情報サイト「登竜門」)
その他の入り口としては、知り合いのイベント(結婚式など)で動画編集を手伝っていると、どこかで繋がって仕事がもらえることもあります。知り合いだと、仕事とは違う責任もあって大変ではありますが、誰かが喜んでくれるのであれば(心の声:無料で宣伝できると思って)、こういった第三者に見られるような動画編集は積極的にやっていった方がよいでしょう。そして、エンドロールにひっそりと自分の名前を入れておきましょう。
楽しみを見つける
動画編集は作品が残りますので、それに対するリアクションを直接見ることができる仕事です。作りっぱなしではもったいないです。知り合いに提供する作品はもちろん、YouTube用に自分が編集した動画も見ることができます。さりげに周りの反応を見てみて、自分の喜びとすることで趣味が充実し、また勉強にもなると思います。
自分が興味のある動画を探すのも、また趣味と実益を兼ねることになりますので、息抜きをしながら動画編集の勉強をすることができます。私はよく、音楽のMVや映画のPVをYouTubeで見るのですが、数分の内に作品の世界観に引き込まれたりすると、編集もうまいなあと思います。
※どうでもいいと思いますが...私が好きなMV、予告編
・Mr.Children「くるみ」Music Video MrChilden
・「映画『言の葉の庭』予告編映像 シネマトゥデイ
YouTubeを活用
特に音楽を使う場合は、著作権に気を付けないといけませんが、自作の映像を使った動画を編集してYouTubeにアップしてみるのもおもしろいと思います。猫の動画などをアップして100万以上のPVになっているものもありますし、日常を切り取っても編集をうまくすれば、多くのPVを得られることがあります。
自分が出演するのが嫌な方でも、編集技術さえあれば個性を補えますので、チャンスはあります。納期が無く、マイペースでアップしていけることも副業においては大きなメリットです。
動画編集を副業にすることのメリット・デメリット
<メリット>
・趣味でやっていた人はそれがそのまま仕事になる
・動画編集だけでなく、映像作成を含めたところまでステップアップできるため、好きなことをさらに広げていける
・在宅でできる仕事も多い
・作品が残るため(見返して気恥ずかしい場合があるかもしれませんが)、特にサービス業など無形のものを提供する本業の場合に息抜きになりやすい
<デメリット>
・経験が無いと、最初に仕事受けるまでが大変(特に単価の安い仕事から始める必要がある)
・納期があるため、急な仕事が入りやすい仕事をしていると苦労する
・特に単価の高い仕事になっていけばいくほどまとまった時間が必要になる傾向があるため、本業への影響からそこまでできない場合もある
・内容によっては、ある程度のパソコンのスペックが必要
まとめ
編集された動画は日常的に見かけるようになり、随分身近になってきたように思います。子供の幼稚園の運動会までも動画編集するお父さんもいるかと思います。
そういった身近になってきたことで、ソフトも簡単な物からより凝ったものまで、どんどん進化してきていて、仕事にするにはその凝った方のソフトを使いこなす必要が出てきます。趣味でやっている範囲を少し超えてくる場合もあるかと思いますが、それも趣味の延長線上と思える人にとっては、向いている仕事と言えます。
反面、いくら上達していっても、副業でやるには、納期の関係などで大きな仕事を受けづらく、ある程度の単価までの仕事をしていくことになると思いますので、編集作業自体が好きか、手際よく効率的に仕事を終わらせることができる方でないと続かないかもしれません。どこかで区切って、YouTubeなど時間を自分でコントロールできる方法へ移行していくようにして、好きを好きなまま収入に結び付けたいものです。
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