
便利な都心を離れ、敢えて地方移住を選択する人も増えている昨今。オフィスへ足を運ばなくても仕事が可能なフリーランスは、地方移住やテレワークと相性が良いため、移住する人が増加しています。この記事を読んでいる人の中にも、移住を考えている人もいるのでは?
そんな皆さんのために、今回はフリーランスにとって住みやすい街や、働きやすい街を調査してみました。
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県外からの移住者誘致に積極的な市町村
近年、県外からの移住者を増やして、街の活性化を図っている市町村も多いですよね。魅力的な補助制度があれば、今まで移住先として候補に挙がっていなかった場所でも、住んでみたくなることもあると思います。そんな充実した制度が整っている市町村をチェックしておきましょう!
〔奄美大島〕「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を推進中
奄美大島といえば、美しい海と自然が魅力の鹿児島県が誇る離島。都会に住んでいる人にとっては夢のような島ですが、人口の減少が深刻化しています。そこで、奄美市がクラウドソーシング最大手のランサーズ株式会社と組んで、移住者の呼び込みや育成を促進しています。
具体的には、“フリーランス寺子屋”というフリーランスで生きていくために必要な知識や技術を身につける講座を開催したり、住宅支援などを行なっており、地域でこの計画に力を入れていることが伺えます。
〔群馬県桐生市〕ママフリーランスを支援
教育と女性の社会進出に力を入れている桐生市は、NPO法人キッズバレイとランサーズ株式会社、ママコミュニティが連携し、「日本一、ママフリーランスが輝ける町」を目指す事業というものを展開しています。キッズバレイを通してランサーズでの仕事を優先的に受注できる仕組みになっています。
子育てに忙しいママフリーランスにとって、仕事を優先的に受注できて、同じような悩みを持つママとも触れ合えるコミュニティがあるというのは安心ですよね。
〔大分県臼杵市〕移住者への住宅支援が充実
臼杵市では、県外からの移住者に対して、移住支援補助金、定住促進住宅取得補助金、若年・子育て世帯家賃補助金、Uターン支援住宅改修補助金といった支援を行っています。
これらを見てもわかるように、住宅支援が大変充実しており、家族で移住を検討している人にはおすすめです。
〔福岡県岡垣町〕定住者向けの支援が充実
福岡市と北九州市の中間に位置する岡垣町は、海と山に囲まれた自然豊かな町。定住支援制度として、家賃補助や特産物をプレゼントするウェルカムキャンペーンなどを行なっています。さらに、住居を購入する場合は定例奨励金や中古住宅リフォーム補助などの制度も利用することができます。
〔兵庫県〕多自然地域はIT事業者に優しい
兵庫県といえば神戸市を思い浮かべる人も多いと思いますが、丹波や淡路地域などの多自然地域も魅力的。これらの地域は、IT関連事業者を積極的に誘致しています。IT関連事業者には、賃貸料や通信回線料、人を雇っている場合は人件費、建物改修費、事務機器取得費といった様々な補助を用意しています。
〔徳島県〕情報インフラ整備が完璧
徳島県では、IT企業のサテライトオフィスが次々と開設されています。県全域に光ファイバーが張り巡らされており、ICTインフラは申し分なく、家賃などの住居費も驚くほどリーズナブル。そして、「ふるさとクリエイティブ・SOHO事業者誘致事業補助金」という補助制度もあり、フリーランスにとっても住みやすい街です。
移住者支援団体も存在し、定住お試し体験を行う地域もあります。
街の魅力がそのまま住みたいにつながる
支援制度などが整っている市町村も魅力的ですが、一方でその街が本来持っている特性が、移住者を惹きつけていることも多いです。そんな街は当然人気が高く、移住者も多いもの。移住を考えている人が憧れて、かつフリーランスが働きやすい街をピックアップしてみました。
〔福岡県〕コンパクトさが魅力
福岡といえば、日本全国の中でも人気の地方都市の一つで観光地としても有名ですよね。そんな福岡県は、自転車を使って移動できる距離感が魅力の、博多・天神エリアにコワーキングスペースやシェアオフィスが多数存在します。また、IT関連企業やベンチャー企業も多く、技術勉強会やイベントなども開催されているため、新しい土地でも出会いが豊富です。
さらに食べ物も美味しく、東京に比べれば家もかなり安く借りることができます。街としての魅力たっぷりの福岡なら、フリーランス生活を存分に楽しむことができそうです。
〔長野県〕移住先ランキング1位
壮大な自然と美味しい空気が大きな魅力の長野県は、移住先として根強い人気を誇っています。スキーなどのアウトドアが好きな方や、自然に触れて生活したいという人に大変人気の県です。
さすが移住先トップに君臨するだけあって、仕事、子育て、住まいに関する移住支援制度も充実しています。現在は募集していませんが、IT事業者を対象として最長6ヶ月の間、住居とオフィスを提供する試験的な取り組みも行っており、フリーランスにとっても今後住みやすい県になっていく要素が見て取れます。
また、八ヶ岳や富士山、アルプス山脈を見渡せる富士見町は、「富士見町テレワークタウン計画」を推進しています。使われていなかった木造施設をリノベーションして誕生した「富士見 森のオフィス」という複合型のビジネス交流施設があり、リラックスした環境の中で働くことができます。新宿から電車で約2時間ということもあり、都心からもアクセスしやすいのも魅力的ですね。
〔神奈川県鎌倉市〕都内へもアクセスしやすい!古都鎌倉
鎌倉も移住先として人気の街で、海と小京都のような街並みは、多くの人の心を掴んでいます。近年ではITベンチャー系企業の本社が次々と移転し、カマコンバレーと呼ばれる、ITを使って鎌倉を盛り上げる取り組みも盛んです。伝統が息づく街なのに、ベンチャー気質の企業や人が集まる非常に面白い街。そんな日本版シリコンバレーのような雰囲気の中で仕事をすれば、刺激とインスピレーションに満ちた生活ができそう。
なにより、電車に乗れば1時間ほどで都内までアクセスできるのが嬉しいところ。どうしても顔を突き合わせてミーティングをする必要があったり、都内へ足を運ぶ必要があるという人には、これくらいの距離だったら不便さを感じることもないのでおすすめです。
まとめ
「ここで生活してみたい!」と思える県はありましたか?どうせなら思いっきり田舎で自然に触れて暮らしたいという人もいれば、都内へもアクセス可能な場所で、試験的に移住を始めたいという人もいると思います。それぞれのスタイルやニーズに合った暮らしができる土地を見つけて、フリーランス生活をさらにエンジョイしましょう!
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