【悲報】フリーランスエンジニアになってもすぐには稼げない3つの理由。対処法あり!

「自由な働き方としてフリーランスエンジニアがあるけど稼げるのかな?」

「いきなりフリーランスエンジニアになって稼げるの?」

フリーランスエンジニア1年目の懐事情って気になりますよね。

でも、あまり期待させてはいけないので、はじめに言っておきます。

フリーランスエンジニアになってもすぐには稼げません

よく、「フリーランスエンジニアになった途端、会社員時代の月収超えた!」とよく耳にしますが、そんな話を鵜呑みにすると痛い目に遭いますよ。

私は未経験からフリーランスになりました。

初月の収入は1万3000円(しかもライター案件)。

「あれ?フリーランスってもっと稼げるんじゃなかったっけ?」

ITの需要が高まり、IT案件が今後も増え続けるからといって、すぐに稼げると思ったら大間違いです。

では、なぜすぐには稼げないのでしょうか。

今回は、私の経験からフリーランスエンジニアがすぐには稼げない3つの理由を紹介していきます。

案件受注までのスキルを身につけるのに時間がかかる

未経験者がいきなり稼げないのは当たり前です。

それはもちろん、スキルがないから。

案件を受注するには、基本的なスキルはもちろん、クライアントに合わせたスキルが必要です。

スキルを身につけるのにどれくらい時間がかかるの?

たとえば、簡単なホームページを作るとします。

簡単なホームページでも、

・HTML

・CSS

・JavaScript

・PHP

などのプログラミング言語が必要です。

私はこれらの基礎を覚えるのに、独学とスクールで半年ほどかかりました。

勉強に時間を割けない人だともっとかかります。

当然、この勉強期間中は稼げません。

スキルの身につけ方

私が案件受注までのスキルを身につけた方法は、独学とスクールでした。

独学時代は、ひたすら「ドットインストール」と「Progate」をやり続けていました。

もちろん個人差はありますが、ドットインストールとProgateだけで案件受注もできます。

しかし、私は覚えが悪いのでスクールに頼りました。

スクールに通い、プログラミングの基礎と営業方法などを学んだ結果、ようやく案件受注に至りました。

現在は、「自分より少しレベルの高い案件を受注する」ことを意識しています。

高単価案件になるにつれ高いスキルも求められますので、日々勉強できる環境を自ら作ることができるからです。

たとえば、仕事をしながら、分からないところは随時調べる癖をつけています。

そうすれば仕事をしながらでも少しずつ新しいことを覚えていけるので、スキルと収入を同時に向上できます。

高単価の案件受注は難しい

エンジニア案件には高単価なものがたくさんあります。

中には、一つの案件が30万円を超えるのも珍しくありません。

しかし、はじめから30万円を超える案件を受注するのは難しいです。

高単価案件は実績がないと受注できない

フリーランスエンジニアが案件を受注するには、

・クラウドソーシング

・SNS

・友人知人

・人材紹介会社

などを経由しなければなりません。

その際に必須なのが実績とポートフォリオです。

もちろん、ポートフォリオは、YouTubeや参考書などを見れば作れます。

しかし、実績は嘘をつかない限りすぐには作れません。

クライアントは、実績とポートフォリオの両方を参考にして依頼を検討します。

そして、やはり選ばれるのは「実績があってポートフォリオがしっかりできていている人」。

つまり、よほど人望がない限り、いきなり高単価案件の受注は難しいです。

低単価でも複数受注できればいいのでは?

低単価案件は、高単価案件よりも受注しやすいです。

ただ、低単価案件だからと言って、1日2日で納品するのはまず無理でしょう。

分からないコードを調べながらの作業になりますので、2週間~1ヶ月は1本の制作にかかります。

仮に2週間で終わっても、そこから再び別の案件を獲得し納品までするとなると、1ヶ月で複数の納品は難しいです。

エンジニア案件の価格割れ

最近よく耳にするのがエンジニア案件(web系全般)の価格割れです。

ボリュームにもよりますが、本来ホームページ作成は企業に依頼すると100万円かかるケースもあります。

しかし、クラウドソーシングで案件を探してみるとどうでしょう。

3万円、5万円の案件がゴロゴロしていて、それにたくさんの提案が群がっている状況です。

中には数十万円を超える案件もありますが、デザインやロゴ制作も工程に加わるなど高いクオリティが求められるので、未経験者にはなかなか回ってこないですね。

コミュニケーションコストがかかる

フリーランスが一番大切にしなければならないのが、時間です。

どのような作業に対しても時間はかかります。

中には、時給の発生しないものも多く含まれるでしょう。

特に、クライアントとのコミュニケーションには注意しなければなりません。

どれくらのコミュニケーションコストがかかっているのか

クライアントとのコミュニケーションはとても大切です。

しかし、時間をかけすぎるとその分時給は減っていきます。

たとえば、案件受注後も制作物のイメージをすり合わせなければいけないので、連絡を取り続ける必要がありますよね。

ただ、この連絡のやりとりをのんびりしていると、時間が取られる一方です。

私の場合、制作時間だけで計算すると時給1,500円ですが、コミュニケーションにかけた時間も含めると時給500円だったなんてケースもありました。

単発案件はコミュニケーションコストがかかり続ける

はじめはなかなか継続案件が取れず、単発案件をこなすことになります。

となると、その度に関係性を1から作っていかないといけません。

これが、単発案件のコストパフォーマンスが低いと言われる理由の一つです。

ただ、関係性が良好で納品のクオリティも高ければ、継続的に仕事がもらえるパターンもあります。

それを目指して、はじめはコミュニケーションをしっかり取ってみてもいいでしょう。

稼げるようになるには?(対処法)

未経験からフリーランスエンジニアになってもいきなりは稼げません。

では、どのような手順でフリーランスエンジニアとして稼いでいけばいいのでしょう。

私がオススメする方法は下記の3つです。

①スクールで案件受注できるスキルを身につける

②副業からはじめる

③就職して現場を知り、経験を積む

一つずつ説明していきます。

①スクールで案件受注できるスキルを身につける

スクールに通うのが最速でフリーランスエンジニアになる手段です。

スクールには、2週間のプランや6ヶ月のプランなど様々あります。

いずれにしても、稼げるまでの期間が短いので、すぐにでもフリーランスエンジニアになりたい人向けです。

また、スクールでは案件受注に必要なスキルだけでなく、案件受注までのプロセスも教えてくれるので、お金を稼いだ経験のない方にはオススメ。

②副業としてやってみる

フリーランスエンジニアでやっていける自信がない、不安が多いという方は、まず副業からはじめるのがオススメ。

フリーランスを専業にするには向き不向きがあり、メンタルに左右される職業です。

メンタルがやられると、仕事に手がつかず、収入もなくなり、さらにメンタルがやられるという悪循環に。

でも、生活に困らない程度の収入が別にあると、心に余裕ができますよね。

ゆっくりではありますが継続しやすいので、確実に実力がつきます。

副業で生活費くらいを稼げるようになったら、専業にしていきましょう。

③就職して現場を知り、経験を積む

就職するのが一番堅実的

常に教えてもらえる環境にいられるというメリットがあります。

会社にもよりますが、最新のITの現場を知ることができ、最新の経験を積むことができます。

フリーランスエンジニアになってもスキルで負けないし、職場での繋がりもあるので、仕事が途切れることはないでしょう。

ただし、就職先によってはエンジニアの仕事をさせてもらえない場合もあるので、しっかりリサーチして選ぶのが重要です。

最後に

どんな人でもフリーランスエンジニアでいきなり稼ぐのは難しいです。

「フリーランスになって簡単に高額収入を得られた」なんて言葉を鵜呑みにすると、痛い目に遭うかもしれません。

しっかりスキルを身につけながら経験を積んでいければ、いつかはフリーランスとして成功できるはずです。

自分に合ったやり方でフリーランスエンジニアを目指してください。

ただ、フリーランスエンジニアを目指すなら若い方がリスクは少なく済みます。

フリーランスとしてやっていけそうなら続行、自分には無理そうなら就職という選択をしやすいからです。

確かに、フリーランスエンジニアになっても、なかなか稼ぎきれていない人もたくさんいます。

でも、スキルを身につけたあなたなら稼げるかもしれません。

「簡単に高額収入」なんて言葉に踊らされずに、理想の働き方を目指して頑張っていきましょう!

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