今の会社に不満はないけど…私が副業を始めた本当の理由


今の会社に不満はないけど…私が副業を始めた本当の理由

2020年6月の首相官邸の資料によれば「現在の仕事・働き方の問題を解消する、または満足度を高めるために考えている取り組み」として、「副業」をあげる人が最も多いという結果が示されています。

 

リモートワークの進展等によって就労時間が減少し、自分で使える余裕時間が生み出されている為、副業に注目が集まっているのです。

 

出典:「未来投資会議(第39回) 配布資料」(首相官邸ホームページ、資料1:基礎資料[PDF] p.1、令和2年6月16日)よりスクリーンショット取得

 

 

しかし、私は副業への関心の高まりは「時間の余裕」だけが原因ではないと考えます。

 

むしろ、現在の会社の業務内容に不満はないけれど、このままでよいのかな?」という漠然とした不安の存在ではないでしょうか。

 

私はゴールデンウィークから副業を始めました。

 

「サラリーマンを長らくやってきたけれど、自分のスキルとは何だろう?私の仕事力は世の中に通じるのかしら?」

 

このように、私が副業を始めたのは、自分のスキルが世の中に通じるのか不安があったからです。

 

この記事では、不安な気持ちから、副業へ一歩踏み出した私の事例を紹介していきます。

 

 

副業にふみきった背景

 

私は運用会社で営業をしています。

 

銀行や証券会社がお客さまの商売です。

 

しかしながら、銀行、特に地方銀行や対面証券会社の業況は大変厳しいため、当然ながら、そこに出入りしている私の会社も苦労しているという構図が出来上がっていました。

 

こうした背景から、私の収入も数年前から減少傾向。

 

これに加えて、終息が見えないコロナウイルスの感染拡大です。

 

「これから子どもの教育費もかかるし、今までの働き方では、ダメなんだ。変わらなくちゃ。」

 

そのように感じ、重い腰を上げました。

 

 

 

 

結果としてチャレンジしたのは本業とは違う業務「ライティング」

 

私のスキルは、営業経験と講師経験・資料作成です。

 

まずは、インターネットでクラウドソーシングのサイトにアクセスしました。

 

営業の仕事はいくつか見つけることができましたが、勤務日や勤務時間等など、条件面で本業との両立が難しい募集内容が大半でした。

 

そこで、小学生以来書くことが好きだった私は、ライティングを中心にチャレンジすることにしました。

 

ライティングには沢山の募集案件がありました。

 

業務経験と直結する営業ではありませんでしたが、今までの知識と経験を生かせる転職や経済分野の案件を中心に私は仕事を受注していきました。

 

 

 

 

実際にライティングを始めて、発見したこと3つ

 

実際にライティングを始めて、はじめて分かったことが3つありました。

 

以下で順次紹介します。

 

 

 

 

①筆が遅い

 

「想定以上に執筆が進まない。」

 

これは仕事を受けてすぐにぶち当たった問題です。

 

特に、書くにあたってのリサーチに時間がかかりました。

 

この問題を解決するために、一つの案件を処理する中で知りえた情報を次の記事に活かすことにしました。

 

似たような案件に応募し、関連記事の執筆を沢山行うことを意識すれば、僅かではありますが、筆の遅さをカバーできたのです。

 

しかしながら、ライティングのスピード自体が遅いという現実に変わりはありません。

 

速度を上げることは急務であり、構成力などを含めた文章力向上が緊急かつ重要であることを痛感しました。

 

 

 

 

②統計・データに慣れている

 

これは、仕事の発注者(クライアント)からの評価で知りました。

 

どの省庁がどのようなデータを発表しているのか、どの企業がアンケート調査を行い発表しているのか等をよく把握できている、という評価をいただきました。

 

自分では全く認識できていなかった自身の特徴だったので、次への原動力となっています。

 

 

 

 

③相応に高い提案力

 

ネットへの書き込みと比較すると、私の提案後の当選率が高いような印象を受けました。

 

現状22件の提案に対し15件の仕事をいただいています。

 

営業職としては目立った成績はないものの、相対的に提案力が高かったようです。

 

加えて、ご縁いただいたクライアントの大半から複数回お取引いただくことができました。

 

提案力及びリピーター率の高さは営業職としての強みが発揮された結果なのかもしれません。

 

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私が感じた副業のメリット

 

ここからは、私が感じた副業のメリットを紹介します。

 

副業をするか迷われている方は、ぜひご参考ください。

 

 

 

 

新しい業務を体験

 

副業のメリットの1点目は、今まで経験したことのない業務に携わることができたことです。

 

ホームページを作成するソフトであるワードプレスへ直接原稿を打ち込む作業は全くの未経験でした。

 

しかしマニュアルが用意されていた為、業務は極めてスムーズに進行。

 

初心者を戦力にして成長していく企業の強さを感じると同時に、自分自身の自信にもなりました。

 

 

 

 

すぐに現金収入を得られる

 

執筆物を納品すれば、数日後、長くても1か月後には収入になりました。

 

副業をするにあたって特段の準備期間を経ずに、すぐに収入を手にできることはとてもありがたいことです。

 

 

 

 

【デメリット】副業初心者故タイムマネジメント不能に

 

やればやるだけ収入が増えることはサラリーマンでは味わえない醍醐味です。

 

副業を始めて2か月目には6万円の収入をえることができました。

 

しかし不慣れな業務故、いたずらに執筆時間がかかり、睡眠時間を削ってしまう日も多々発生。

 

計算したところ、「副業なんてしなければよかった。」と涙がでるほど、低い時給になっていました。

 

同時に発生した問題点としては、時間管理ができなかったこと。

 

執筆に必要な時間の見立てができないために、クライアントとの連絡、本業、家事育児などが複雑に入り繰り、総合的なタイムマネジメントが制御不能の状態になってしまいました。

 

結果として、3か月目以降は仕事量を減らすという苦渋の決断をしました。

 

 

 

 

副業を始めて気が付いたことと、私の当面の取り組み

 

コミュニケーションが少ない発注者(クライアント)と仕事をするのは未だに不安を覚えます。

 

本業副業問わず、仕事にはコミュニケーションが重要だと実感しました。

 

このことに気が付いてからは、質問などを通じてクライアントと接触するように働きかけることを意識しています。

 

大半がクラウドソーシング内のメッセージ機能を使ったやりとりでしたが、時にはZoomなどを使ったミーティングをすることも。

 

顔が見える打ち合わせは不思議と安心できるものです。

 

一方で、今まで意識していなかったサラリーマンの利点にも気が付きました。

 

会社では時折、仕事の結果に容赦なくダメ出しされますが、それに応えることで、自然とブラッシュアップできます。

 

しかし、個人で仕事を受注するフリーランスの様なはたらき方の場合、知識や技術の向上に対して自ら意識を向けていないと、市場価値が劣化しやすいと思えました。

 

例えば、私は時間的な限界の為、3か月目以降は仕事量を減らしました。

 

しかし、このままでは作業量自体が減ってしまうので市場価値も下落するおそれがあります。

 

そこで、空いた時間で長期的なスキルアップを目指す為に、ブログを始めることにしました。

 

短期的には収入減になるものの、ライティング力を上げ、読者に役立つ&クライアントの要求水準を満たす為、ブログは必要な学びだと判断したからです。

 

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今の仕事に不満はないけど将来に対して漠然とした不安があるという方へ

 

将来に対する漠然とした不安を解決するには、従前は転職エージェントに尋ねることが一般的でした。

 

ただ、これからは、副業にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

クライアントの案件に自分から提案していくタイプのサービスだけではなく、副業初心者に充実したフォロー体制を整えているサービスもあります。

 

自宅にいながらにしてこのような便利なサービスを利用できるのですから、利用しない手はありません。

 

副業の世界に足を踏み入れることによって、自分の市場価値を確認することができます。

 

将来の不安を軽減できますし、中には新しいはたらき方を見つけられるという人もいるかもしれませんよ。

 

安心し、納得できる働き方を、副業で実現していきましょう!

 

 

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この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。