やってみなければわからない。
これは、わたしが転職を経て得た一番大きな教訓です。
わたしは今、飲食関連企業に勤めながら、ブロガー、ライターとしても活動しています。
ブログでは1年で2,000人以上もの方に読んでいただけるようになりましたし、それがきっかけで始めたライティングでは初月から月10万円の収入を得られています。
ネット上にはいろいろなノウハウやハウツー系の情報が、無料有料問わずいくらでも出てきます。
しかしわたしは、そのようなノウハウよりもモチベーションの方がずっと大切だと思っています。
知識や技術は、使おうという強い意志があって初めて活きてくるものだからです。
そう、モチベーションがなければノウハウは何の足しにもならないのです。
わたしが運営しているブログは、専門的なことを書いている特化ブログではなく、思ったことを書いている雑記ブログ。
わたし自身、ブログを始めて1年ちょっとの初心者です。
また、ライティングはもっと経験が浅く、まだ2カ月の超初心者です。
何事も、始めるときにはノウハウやその分野に関する知識などほとんどありません。
モチベーションがあるから調べたり、少しずつ経験したりしながらノウハウを蓄積できるのです。
何かに挑戦しようとするとき、「勉強してから」「経験積んでから」というのはやらないための言い訳に過ぎず、それはやりながら経験値を蓄えていけばいいものだと思うのです。
ブログ読者さん2,000人、副業ライティングで初月から月10万円獲得というのは本当にありがたいことですが、一つの成果だと思っています。
すでに書いたようにわたしは、ブログ、ライティングの初心者でノウハウはほとんどありません。
記事を読んでいただいている方に、わたしが紹介できるものがあるとすれば
「すぐに行動に移すためのモチベーション」でしょう。
この記事では、これを「すぐに行動に移す」ためのモチベーション術として紹介していきます。
やりたいことを成し遂げられるかどうかは、事前に決まっているものではありません。
行動してみて初めてわかるものなのです。
わたしの経験が、あなたのモチベーション向上につながれば幸いです。
「すぐに行動に移せない」人間だったわたしの転職
わたしは、転職前は「すぐに行動に移せない」人間でした。
就職当初から抱えた違和感をそのままにして、10年間も国家公務員としての仕事を続けていたのです。
若手の頃はどの業界、どの職場でも歓迎されるように「がむしゃらに頑張る」という姿勢で、違和感にふたをしたまま仕事をしてきました。
しかし、結婚し、子供ができてから、それまで無視してきた違和感と向き合うようになりました。
何のための仕事なのか。
仕事をし続けた先に何があるのか。
65歳で定年した後には何が残るのか。
父親として、子供に仕事のことを語れるのか。
このようなことを考えるようになったのです。
納得のいくはっきりとした答えがどうしても出なかったわたしは、転職することに決めました。
決め手は、妻の「そんな仕事なら辞めてもいいんじゃない?」という言葉でした。
どのような生き方、働き方でも生きていけるという真実に気づきましたし、自分は独りで生きているのではなく一緒に生きていってくれる人がいること、そして、支えてくれる人がいることを知りました。
それまで肩に重くのしかかっていた何かから急に解放されて、心と体が軽くなり、視野がぐっと広がる感覚は今でも覚えています。
転職と一言にいっても、やらなければならないことはたくさんありました。
自分が何をしたいのかを考え、答えを出すこと。
各業界、求人に関する情報収集。
今後の暮らしに、どのくらいの収入が必要なのかの計算。
マイホーム購入、自動車保有、保険、投資など、資産運用方針の見直し。
これら経験から得たのが、
「やってみなければわからない。」
ということであり、これが「自分の頭で考え、決め、行動すればできないものはない」という自信につながったのです。
このようにわたしは、転職活動を通して「すぐに行動に移せる」人間になったのです。
「すぐに行動に移す」わたしのブログ運営と副業ライティング
転職前後から、わたしの行動はとても速くなりました。
違和感に向き合い、自分の頭で考え、目標達成のための選択肢を列挙し、情報収集した上で一番いいものに取り掛かるというサイクルを、とにかく速くたくさん回すようになったのです。
転職で収入が4割も減ることになったわたしは、働く以外の収入を得る手段がないかを調べ、ブログを始めることにしました。
「少しでも収入を増やすこと」と、「転職前後の出来事を個人的な記録に残すこと」。
この2つの目的を達成するには、いくつかあった方法の中でブログが最適だったのです。
幸いにして、すぐにGoogle AdSenseに通ったので、ブログ開設1カ月後からブログ収益を得られることになりました。
ただ、わたしにとってブログは、収益よりももっと大きな意味があることに気づきました。
それは、
記録よりも発信を通して自分の中のモヤモヤを吐き出すこと
読んでもらって自己位置を確認すること
でした。
そして、収益を得ることと記録を目的にしていたブログ運営方針を変更し、「発信するため」としました。
ここでも違和感を放置せず、それに向き合い心の求める方を向くようにしたのです。
こうして、1年で400記事を投稿し、2,000人の読者さんに読んでいただけるようになりました。
また、わたしはブログを通して、自分の生き方や働き方に関する3つの気づきを手に入れることができました。
自分が一番好きなのは「書くこと」だということ。
働き方の理想は、好きな時、好きな場所で、好きな人と働くことだということ。
休みには家族と過ごしたいということ。
このため、わたしは転職から1年しか経っていませんが、専業ライターを目指すことに決めたのです。
難しいのはわかっています。
しかし、そこで挑戦すらしない人が多いのではないでしょうか。
わたしは、勝機はそこにあると思うのです。
クラウドソーシングでのライティングについては、わからないことばかりだったので、始めるにあたり、書籍、ライティング界、SNSで有名な方のブログを読み漁りました。
これらを参考にしつつ、個人的に頑張ってみたところ初月から2カ月連続で月10万円の収入を得ることができました。
ここでも結果を出せたのは、「すぐに行動に移した」からだったのです。
「すぐに行動に移す」モチベーション術
ここまで、「すぐに行動に移す」モチベーション術をわたしの経験に基づいて紹介してきましたが、その出発点は「違和感に向き合うこと」にあります。
わたしにとっての違和感とは、なんとなく感じている不満や、同じことを繰り返す毎日に対するマンネリ感です。
違和感を放置せず向き合うからこそ、行動に移せます。
このモチベーションさえあれば、そのあとに必要な情報収集や選択肢の列挙などには自然と取り組めるものではないでしょうか。
国家公務員に就職した当初から、仕事の意義、働き方に違和感を抱えていましたが、転職するまでに10年かかりました。
それは違和感を放置し、見て見ぬふりをしてきたからです。
その一方で、ブログや副業ライティングである程度の成果を出せたのは、違和感を放置せず向き合ったからです。
生き方や働き方に違和感を持っている人は多いと思いますが、あなたはそれを放置していませんか?
違和感があってもそれを放置する人が多いというところにこそ、勝機はあるのです。
やってみなければわかりません。
違和感に向き合い、心が向く方向に進んでみるのがいいのではないでしょうか。
きっと今まで見えなかった景色が見えるでしょうから。
この記事を書いたのは
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専業ライター。大学卒業後、防衛省にて10年勤め、民間企業を経てフリーランスへ転向。ネット、転職、英語、取材などを中心に書いています。クライアント様の伝えたいことを、万策をもってお伝えします。スマートニュース掲載、上位表示記事多数、寄稿(わたしのネット様、ゼロプラス様、スタープラチナ様など)。
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