フリーランスが健康管理に費やす月額費用の見積もり

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フリーランスが安定した収入を得るためには、いつまでも健康で元気に働き続けることが必須です。万が一体調を崩した場合でも、出来るだけ速やかに、そしてお金をかけずに治療したいですよね。

 

フリーランスでも、定期的に健康診断を受けたり健康保険に加入したりすることはできます。つい無理したり働きすぎたりしがちなフリーランス。健康管理として、どんなことが出来てどのくらいの費用がかかるのか、まとめてみました。

 

 

健康管理の第一歩は定期的な健康診断

 

フリーランスの健康管理としてまず大切なのが、病気を予防すること。普段の健康状態をしっかり把握するために、定期的に健康診断を受けるのが効果的です。

 

会社に雇われている場合、労働安全衛生法に基づき、従業員の健康診断は義務化されています。しかしフリーランスの場合は、健康診断を受けるのも受けないのも自分次第。

 

健康診断を受けずにいて病気になってしまうと、収入も途絶えてしまい元も子もありません。収入を安定させるために、健康管理も仕事のうちと割り切ってみてはいかがでしょう。35歳以上の方は、より検査項目が多い人間ドックも検討してみると良いですね。

 

 

 

 

健康診断にかかる費用

 

受診するクリニックや検査項目によって料金が異なりますが、一般的には

 

健康診断  は 1万円程度
人間ドック は 4万円程度

 

というのが相場です。

 

 

 

 

補助制度やお得なサービス

 

健康診断の費用を安く済ませるためには、自費で検査する際の検査項目を減らすのがポイントです。無料や安価で済ませられる健診や検診を活用してみましょう。

 

 

 

<自治体の特定健康診断>

 

国民健康保険に加入している方で、40~74歳の方であれば、自治体が実施する特定健康診断を無料で受診することができる場合があります。生活習慣の改善を目的とした健診で、血液検査や尿検査などが可能です。受診方法については住んでいる自治体の窓口に確認してみましょう。

 

 

 

 

<自治体のがん検診>

 

職場検診等の機会がない人を対象に、特定の年齢以上の方を対象に各種がん検診のクーポンを配布している自治体もあります。費用は自治体や項目によって異なりますが大体検査項目につき500円~3,000円程度。全額自費負担で検査するよりもかなりお得に受診することができます。

 

 

 

<検査キット>

 

血液検査と尿検査をするだけで、生活習慣病やがんにかかるリスクを検査してくれる「スマホdeドック」や「おうちでドック」などの検査キットが販売されています。これらを使えば、わざわざ健診を受ける施設まで足を運ぶことなく検査ができるので、時短になります。料金はセット内容によって異なりますが、5,000円~20,000円程度。フリーランス協会やランサーズのベネフィットプランではお得な割引プランの提供もあるようです。

 

【参考情報:お得な割引プラン】

「フリーランス協会のベネフィットプラン」に「おうちでドック」の導入が決定!

スマホdeドック| 【Freelance Basics】 by ランサーズ

フリーランスが健康管理に費やす月額費用の見積もり-1_r

 

 

万が一の病気やケガは健康保険で

 

日本は国民皆保険制度があるので、国民全員が健康保険に加入する義務があります。義務ではありますが、この制度による恩恵はとても大きいです。病気やケガで病院を受診する場合でも、診察費の7割を国が負担してくれます。(年齢等によって負担率は異なります。)

 

健康保険の加入方法には種類があり、フリーランスは国民健康保険に加入するというイメージが強いですよね。しかし、実はフリーランスであっても、一定の条件を満たせば、様々な健康保険の中から自分に合った加入方法を選ぶ事ができるのです。

 

 

 

 

 

国民健康保険

 

まずは一般的にフリーランス(個人事業主)が入るとされる国民健康保険の特徴をおさらいしておきましょう。

 

 

・保険料が一定ではない

国民健康保険の金額は、年齢や収入に応じて計算されます。そのため、毎年保険料が異なる場合もあります。また高額所得者は保険料が多額になってしまいます。

 

・扶養の概念がない

社会保険では従業員一人分の保険料で扶養家族全員を被保険者とする事が可能ですが、国民健康保険にはその考え方がありません。扶養家族がいる場合は、家族分の保険料も納付する必要があります。

 

・傷病手当金や育児休業給付金がない

国民健康保険では雇用保険への加入がないため、社会保険で支払われる傷病手当金や育児休業給付金などの恩恵を受ける事は出来ません。

 

 

 

 

国民健康保険組合

 

加入する保険は国民健康保険ですが、個人で支払うのではなく「文芸美術国民健康保険組合」のようなフリーランスを対象とした保険組合を通して支払う方法もあります。ここに加入すると、月々の保険料が一律になるため、収支の見通しを立てやすくなるというメリットがあります。

 

ちなみに、文芸美術国民健康保険組合の毎月の保険料(平成30年度)は19,600円。国民健康保険に加入している方は、自分が毎月払っている保険料と比較してみると良いですね。

 

保険組合に入るためには、指定の協会の会員になる事が条件ですので、そちらも忘れずに。

 

 

 

 

社会保険の任意継続

 

フリーランスになる前に、一定期間会社に勤め社会保険を支払っていた場合、その時に加入していた社会保険の任意継続が可能な場合があります。一般的には、給与が高い人や扶養家族が多い人ほど任意継続のメリットは大きいようです。

 

任意継続をするためには、退職の翌日から20日以内に手続きを済ませる必要があります。

 

 

 

 

配偶者や親の扶養に入る

 

配偶者や親が社会保険を支払っている場合、その扶養に入れてもらうという方法もあります。一般的には年間の収入が130万円未満であれば扶養に入ることができると考えられていますが、その基準は配偶者や親が加入している健康保険組合の考え方によります。

 

扶養に入ることができれば、自分で保険料を支払う必要はなくなったり、健康診断の補助が出たりというメリットがあります。

 

 

 

 

健康保険については、Cool Workersのこちらの記事でも詳しく紹介していますので、併せて読んでみてください。
会社員を辞めてフリーランスになる!前に知っておきたい健康保険の基礎知識
フリーランスの健康保険は高くない!サラリーマンの健康保険との違い

 

 

 

 

医療費が高い!?そんな時に知っておきたい制度

 

健康診断に通い、健康保険に加入していたとしても、長期間の治療や入院が避けられない病気やケガをしてしまう事もあります。医療費がかさんでしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

 

 

 

 

高額療養費制度

 

多額の医療費によって家計に負担がかかりすぎないようにするために、一ヶ月に支払う医療費の上限額を国が定めた高額療養費制度というものがあります。この上限額は、年齢や収入額によって変わりますが、この制度を利用することによって、上限額よりも多く払った分は払い戻しされます。

 

また、病院で会計を済ませる前に「限度額適用認定証」の申請をしておけば、会計時に上限額以上を支払わなくてよくなります。払い戻しの手続きをしなくて良いので便利ですし、高額療養費制度の申請忘れを防ぐことができます。

 

 

<参考・参照サイト>

「医療費が高額になりそうなとき」(全国健康保険協会 健康保険ガイド)

 

 

 

 

医療費控除

 

確定申告する際、医療費控除を行う事によって、所得税を軽減することが可能な場合があります。ただし、医療費であれば全てが控除の対象となるわけではありません。

 

医療費控除の対象となるのは、支払った医療費の合計から保険金などで補填される金額とさらに10万円を差し引いた金額です。(その年の総所得金額が200万円未満の場合は所得金額の5%)ただし、対象額の上限は200万円です。

 

一年間にたくさんの医療費を支払ったと感じた場合は、まずは医療費控除の対象となるかどうか、計算してみると良いですね。

 

 

<参考・参照サイト>

「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」(国税庁)

フリーランスが健康管理に費やす月額費用の見積もり-2_r

 

 

傷病中の費用負担をさらに軽くするためには?任意保険と共済

 

健康保険に加入し、高額療養費制度で限度額が定められていたとしても、病気やケガで働けない状態が続くと収入が途絶えてしまうリスクがあります。扶養家族がいる場合は特に不安に感じる方も多いでしょう。

 

そういった不安には、入院や手術の際の保障がついている任意の医療保険に加入するというのも一つの手ですね。また県民共済やコープ共済といった共済は、民間の保険会社の商品よりも月々の掛け金が安い場合が多いです。

 

 

 

 

フリーランスが健康管理のために費やす月額費用の見積もり

 

それでは、具体的にフリーランスが健康管理のために費やす月額経費はどのくらいになるのか、計算してみました。

 

年齢や住んでいる地域、家族構成などによって金額は変わりますので以下はあくまで一例です。

 

 

 

〔例1〕32歳、北海道在住、既婚女性の場合(配偶者の扶養に入る)

 

月額費用:4,200

 

(内訳)

健康診断:200円(配偶者の健保の補助で、2,400円で受診)

健康保険:0円(配偶者の扶養内のため)

共済:4,000円(県民共済の4,000円コース)

 

 

 

〔例2〕40歳、都内在住、独身、男性の場合

 

月額費用:25,600

 

(内訳)

人間ドック:3,000円(年に一度、36,000円の人間ドックを想定)

健康保険:19,600円(国民健康保険組合を想定)

共済:3,000円(都民共済の3,000円コースを想定)

 

 

 

〔例3〕50歳、神奈川県在住、既婚、子供2人を扶養する男性の場合

 

月額費用:57,400

 

(内訳)

人間ドック:3,000円(年に一度、36,000円の人間ドックを想定)

健康保険:44,200円(自分と子供二人分の国民健康保険組合を想定)

共済:10,200円(県民共済のファミリープランを想定)

 

 

 

 

まとめ

 

月々支払う金額としては、これらの金額は安いとは言えません。しかし、だからと言って削る事ができない費用であることも事実です。

 

フリーランスにとっては健康管理も仕事のうち。定期的な健康診断を受けて健康を維持し、いつまでも安定して働きたいものですね。

 

また万が一の病気やケガに備えて、健康保険や任意保険への加入も忘れずに。

 

 

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