2018/10/02
【フリーランスは難しくない】始めやすいフリーランスの仕事紹介
フリーランスと聞くとどのようなイメージを持ちますか?
フリーランスとは正社員とは異なり、勤務時間や終身雇用の概念にとらわれず、自分の生活に合わせた自由な働き方です。特定の組織や企業と雇用関係を結ぶことなく、個人事業主として仕事を受注して働きます。
似たような働き方に、派遣社員があります。派遣社員とフリーランスで大きく異なるポイントは、先ほども述べたようにその雇用関係にあります。
派遣社員は派遣会社と雇用関係を結び、その派遣会社の斡旋により仕事を貰います。一方でフリーランスは企業と雇用関係を結びません。その為、会社での勤務だけでなく、在宅ワークや時短勤務など働く場所や時間の制限も自分で選ぶことができます。
フリーランスの仕事と言うと、アナウンサーのようにベテランで実力のある人があるイメージが強いですね。また、ジャーナリストやカメラマンなど、自分の好きなことの為に安定的な収入を求めずに仕事をしている人がなるイメージが強くあります。その為、世間から見たフリーランスとして仕事をすることへのイメージは、ハードルが高く不安定な印象です。
今回は世間のイメージとは異なるフリーランスの仕事や、働き方、お金のことなどを詳しくご紹介します。
目次
フリーランスの実態!様々な働き方
フリーランスといっても様々な働き方があります。その中には世間のイメージ通りの仕事もあれば、全く異なるものもあります。それぞれの働き方を働き方や給与などの各面から見ていきましょう。
まず時間についてですが、フリーランスで働く場合、時間に給与が発生する場合と、何か物を作ったり作業を行ったりした報酬として給与を貰う場合があります。時間に給与が発生する場合でも、毎日8時間以上の労働が決まっているものと、日単位の時間労働になる場合と、毎月の勤務時間が決まっており月の勤務時間に給与が発生する場合があります。
時間に対する報酬ではなく成果物に対する報酬の場合は、勤務時間の縛りはなく、成果物を提出する、または作業を完了することで報酬が発生します。
仕事バリバリ型
正社員で働くのと同様に、仕事メインで生活していく働き方です。これまでの経験や能力を活かして、更なるスキルアップや給与を求めてガッツリ仕事をしていく働き方です。
大抵の仕事は、正社員の頃と同等の仕事を行うと、給与が上がることがほとんどです。そのため、給与やスキルのアップを目的にフリーランスとして独立します。
この場合、勤務時間は正社員と同様に週5日の8時間勤務、またはそれを月間で計算した場合が多いです。例えば、稼働日が18日の場合18日×8時間で144時間以上を1ヶ月で働くことになります。
例えば、私の知人はフリーランスでウエディング関係のデザイナーとして仕事を請け負っています。その人は平日には欠かさずコワーキングスペースへ行き、1日10時間ほど仕事をしています。
正社員ではないのでもちろん出退勤時間は決まっていませんが、勤務時間は正社員と同等かそれ以上です。
プライベート優先型
プライベートの合間の時間を使って仕事をする働き方です。作業の報酬や、成果物の報酬として仕事をすることがほとんどです。給与は正社員のような額にはなりませんが、空いた時間で自由にお金を稼ぐことができます。場所も時間も選ばず、自分の都合で作業できます。そのため、子供がいて子育てが忙しい方や副業として行う場合もあります。
本業の空いた時間でフリーランスとしての仕事を始め、落ち着いてからフリーランスの仕事をメインの収入源として仕事をする人も多くいます。また、逆にメインで仕事をしていた分野で結婚や出産、子育てを機にフリーランスとして仕事をする人もいます。
同じく私の友人を例に挙げると、フリーのイラストレーターである友人は妊娠・出産を機にプライベート優先型に切り替えました。妊娠前もフリーランスとして活動していましたが、当時はしっかり営業活動を行い仕事を獲得していました。
妊娠・出産を経てからは基本的には営業活動を行わず、それまでの繋がりから依頼を受けて仕事しています。受ける仕事も納期が長く設定されていることが条件で、とにかく子育て第一で生活しているようです。
このように、一概にフリーランスと言っても仕事に使う時間や収入は様々です。その中から自分に適した働き方を選べることができます。
働き方と始めやすい仕事
先ほど紹介したそれぞれのフリーランスの働き方に対して、どんな仕事が実際にあるのか、どんな仕事が向いているのかご紹介します。
今回はその中でも、始めやすい仕事を4つピックアップしました。
①ライター
ライターと聞くとメディアライターの印象がありますが、一番始めやすいのはWEBライターです。メディアライターの仕事は経験を必要とすることがほとんどです。そのため、経験により収入が決まります。すでにメディアライターの経験があるのであれば、その経験により多くの収入が望めます。一方でWEBライターであれば、収入は安くなりますが未経験でも仕事を探すことができます。
今は仕事をインターネットで受注するクラウドソーシングが活発であり、大きな仕事から小さな仕事まで様々な仕事を簡単に探すことができます。
初心者も受注可能なクラウドソーシングのWEBライターの仕事だと、一つの記事の文字数と文字に対する単価で収入が決まります。始めたばかりの頃は、1文字0.5円ほどの仕事になりますが、実績ができてくると文字単価が上がります。また、仕事が定期的にもらえるようになることもあります。
もちろん経験のあるメディアライターであれば、はじめからある程度の安定と収入が見込めます。
ライターの仕事は基本的に時間による報酬ではなく、記事やインタビューによる成果に対する報酬です。副業から始めて実績ができてからメインの収入源にする人が多いです。
②翻訳・通訳
外国語に精通している人であれば、翻訳や通訳の仕事がオススメです。
翻訳は外国で出版された本や、論文などになります。翻訳であれば、ライターと同じく時間に縛られず成果による報酬がほとんどです。外国語のスキルさえあれば未経験でも始められます。
通訳であれば、ビデオで通訳を行う仕事や、実際の音声テープを翻訳して文字にすることもあります。また、すでに経験やツテがあるのであれば、実際の現場で翻訳を行う仕事もあります。現場に行く場合は、時間が決まっているため労働時間に対する報酬になります。
③デザイン制作
デザイン制作はPhotoshopやIllustratorなどデザイン制作ソフトの知識があれば始めることができます。デザインはイラスト作成の仕事や、画像加工の仕事があります。1回の受注だと1件で1万円ほど、また定期的な仕事もあります。
上記で紹介したライターの仕事の場合、記事に使用する画像を加工して用意することで報酬のアップが見込めます。画像を一枚用意することで500円前後の報酬アップが見込めます。1記事で4枚の画像を用意するとなると、それだけで2000円アップする計算です。ぜひデザインの技術や知識があり、画像加工の技術があるのであれば、デザイン単体の仕事ではなくライター業と合わせて行うことをおすすめします。
④エンジニア
システムエンジニアは完全に経験や技術がお金になる仕事です。そのため、全く知識がない状態からフリーランスのエンジニアとして仕事を行うことは難しいです。しかし、現場の経験が少なくとも2年以上あるのであれば、フリーランスのエンジニアとして働くことができる可能性が高いです。フリーランスのエンジニアは、時間に対する報酬の仕事と、成果や作業に対する報酬の双方の仕事があります。
また、報酬は他のフリーランスの仕事に比べると高く、業界として新しい部類に入るので働き方も自由な風潮が強いです。
まとめ
現在の日本には終身雇用制の風潮が根強く残っており、フリーランスという働き方をしている人は多くありません。そのため、フリーランスになることへのハードルを高く感じている人がほとんどです。
一方でフリーランスという働き方は、世間の人が思っているほど難しくはありません。アメリカなどの先進国では、終身雇用制の風潮は薄く、色んな会社を転々とすることが当たり前のため、フリーランスなどの働き方が受け入れられやすいです。
しかし、今後グローバル化が進み、日本でも終身雇用以外の働き方が当たり前となればフリーランスという仕事が受け入れやすくなり、また制度なども安定すると考えられます。今後、もっとフリーランスとして働きやすい世の中になり、いろんな働き方を選択できるように世の中が変わってくれるといいですね。
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