フリーランスになることを考え始めた日、決めた日。先輩たちのお話


フリーランスになることを考え始めた日、決めた日。先輩たちのお話

フリーランスの道を選択した人は、どのような状況で、どのようなことを思ってその決断をしたのでしょうか。現在フリーランスになるかどうか悩んでいる人は、自分と同じように悩んだ人の体験談は気になりますよね。

 

今回は、先輩フリーランサーたちの話を聞いてみました!

 

 

2級建築士として働くHさん

 

現在フリーランス2年目のHさんは、建築士として働く20代後半の女性。個人の建築士として仕事を受注しながら、業務委託というかたちで会社にも通っています。

 

 

 

 

 

フリーランスとして働くことを考え始めたきっかけは?

 

前職を退職したことがきっかけですかね。いろいろあって急にやめることになったので、次に何をするか何も決めていなくて。前職はかなりハードな職場だったので、少しのんびり考えてから転職活動をしようかなぁと思っていました。

 

しばらくのんびりしていたら、前職でお世話になった方々から個人的に仕事を頼みたいという連絡が何件かありました。私の職業は建築の設計業で、パソコンとCADソフトがないと何もできないので、思い切って購入して個人でちょくちょく仕事を受けるようになりました。

 

個人で仕事をしているうちに、ぼんやりフリーランスは自由でいいなぁと意識し始めました。パソコンとCADもけっこう高額だったので、買ったからには仕事して元をとりたいという思いもありました(笑)。

 

 

 

 

フリーランスになると決意した決め手は何でしたか?

 

フリーランスという働き方を意識し始めたものの、やはり安定した収入がないと生活できない!と思ったので、そろそろ転職活動を始めようかなぁと思っていました。その矢先、知り合いからある設計事務所を紹介されました。

 

お話を聞いたところ、その会社はスタッフのほとんどが個人事業主をやっていて、業務委託というかたちでその会社の仕事もしているというものでした。

 

個人の仕事もできるし、毎月定額で委託料ももらえるので、私にとってはかなり都合が良い条件でした。そのため即決してすぐに個人事業主の登録をしました(笑)。

 

 

 

 

フリーランスという今の働き方と前の働き方、比べるとどうですか?

 

忙しい時もあるけれど、以前の働き方に比べたら自由な時間が増えたので良かったと思っています。会社に縛られない開放感と、自分でお金を稼がなきゃいけない!という緊張感がちょうどいいバランスで気に入っています。

 

私の場合は志が高くてフリーランスになったというより、いろいろなタイミングが重なって、流れと勢いでフリーランスになった感じなのですが、思い切ってフリーになってみて良かったなと思っています。

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ネイリストとして働くIさん

 

フリーランスで働く人も多いと言われているネイリスト。その1人であるIさんは、この道4年目。現在は銀座にあるサロンと契約して、だいたい週5日サロンに通う働き方をしています。

 

 

 

 

Iさんはいつからこの働き方をしているのですか?

 

ネイルの専門学校を卒業してから、2社ほど正社員で専属のネイリストとして仕事をしていました。2社目で働いていた時に、契約ベースで仕事をしているネイリストの方と一緒に働く機会があり、「こういう働き方、いいなぁ」と思ったのがきっかけです。

 

その方は、フリーランスとして私がいたサロンに週1回ほどの契約で来ていたのですが、幼稚園児の子どもがいるということで「今はこの働き方が一番合っている」と言っていました。ネイリストならフリーランスで働く人も多いと聞いてから、自分でも色々と調べるようになりました。

 

 

 

 

そこから実際にフリーランスになる決め手などはありましたか?

 

その時に勤めていたサロンのやり方が合わないと感じるところもあり、そこからすぐフリーランスとして仕事ができるサロンを探し始めました。3ヶ月後には、今のサロンを見つけてコンタクトを取っていました。

 

決め手は、「より自由な環境があるならそっちを選びたい!」というところですかね(笑)。

 

フリーランスといってもお客さんに営業するわけではないですし、一つのサロンと契約すればとりあえずは金銭的な心配はないので、そこまで悩みませんでした。

 

 

 

 

この先もフリーランスのネイリストとして活動していく予定ですか?

 

そうですね。この働き方が気に入っていますし、今のサロンも居心地が良いので。ただ最近は、このサロンに勤めて結構長くなって来たので、週1くらいで違うサロンに行ってみるのも楽しいかもしれないと思っています。

 

働き方としてはフリーランスを続けていきたいと思っています。確定申告の時期になるとうんざりしてしまうこともありますが(笑)。

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フリーランスのライターとして働くSさん

 

フリーランス1年目のSさんは、ライターとして個人や法人からライティングの仕事を請け負っています。ウェブ上の記事の執筆がメインですが、企業のSNSの運用などを担当することも。

 

 

 

 

フリーランスのライターとして働くようになった経緯は?

 

フリーランスのライターになる前は、外国人向けに日本文化を発信するメディアの編集兼ライターをしていました。とても楽しくてやりがいのある仕事だったのですが諸事情で辞めることに。

 

その話を知人にしたところ、知人が私に「依頼したい仕事がある」と言ってくれて、それをきっかけに個人で仕事を請け合うようになりました。そこからは自分で営業をしてみたり、クラウドソーシングのサイトを見てみたりして、少しずつ個人の仕事を増やしていきました。

 

 

 

 

金銭面や仕事の受注について不安はありませんでしたか?

 

知人から仕事をもらうようになった時点では、収入的にまだ個人の仕事だけではやっていけないと思ったので、並行して派遣の仕事を始めました。派遣の仕事は今まで携わっていた業界とは全くことなる会社でしたし、「書く」仕事もあるにはあったのですが、メインは予算の管理などでした。それは私にとってはとても新鮮でしたし、収入面でも大きな支えでした。

 

パッと完全にフリーに移行するのが怖いと感じるのは私もわかります。そんな時は片足をフリーに突っ込みながら、自分が怖くないと感じるところにもう片方は入れたままでもいいかもしれません。

 

その場合、デメリットももちろんありますが、悩んでいるより動いた方が気が楽になるし、実現の可能性も高くなるような気がします。

 

 

 

 

本格的にフリーランスになると決めたのはいつ頃ですか?

 

個人の仕事を受けながら派遣の仕事をする生活を1年ほど続けたところで個人の仕事が多くなってきて、バランスが取れなくなってきたので、思い切ってライター業に絞りました。それ以来、なんとかフリーランスのライターとしてやっていけています。

 

実際、フリーになってみると仕事の案件もいただけるもので、決断して良かったなと思っています。

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まとめ

 

「フリーランスになることを考え始めた日、決めた日」というテーマで3人のフリーランサーに話を伺いました。フリーランスの数だけ、それぞれのストーリーがあると思いますが、共通していたのはあるタイミングで決断をしているということ。なんのアテもなく独立するのは心配ですが、悩みすぎて機会を逃すのは勿体無い。とりあえず踏み出してみることも大事かもしれませんね。

 

星野誠さんのインタビューの中でも「とにかく何よりも一歩を踏み出すことが重要だと思います。」というお話が出てきました。星野さんは様々なことに挑戦し、多くのことを実現させている方です。興味のある方は、
インタビュー記事『【Cool Workerなヒトビト】Vol.24 やりたいことを実現させる、エベレストに登った起業家
を、ぜひ覗いてみてください。

 

 

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この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。