【究極のノマドライフ】海外在住の日本人フリーランサー事情


【究極のノマドライフ】海外在住の日本人フリーランサー事情

フリーランスで働く人が増える中、国内に留まらず、海外で活躍する日本人フリーランサーも増えてきています。働く拠点を含め、ライフスタイルを自由に選ぶことができるのも、フリーランスとして働く1つの醍醐味です。異国の文化や様々な人との出会いを楽しみながら、自由に仕事をするという生活も、フリーランスであれば夢ではありません。拠点を変えることで、新たなチャンスや目標が見つかる可能性もあります。

 

 

一方で、海外で働くという決断をするのは、簡単なことではありません。家族や友人と離れて暮らす上、仕事にまつわる環境も日本とは異なり、事前の情報収集が大切です。

 

 

今回は、実際に海外で活躍する日本人のフリーランサー事情について、紹介します。海外フリーランスにチャレンジしたい!という人は、ぜひ参考にしてください。海外でのフリーランスに興味がある人は、『【究極のノマドライフ】海外でフリーランスって可能?』も合わせて読んでみてください。

 

 

 

 

どの国で活動している日本人が多い?

 

一口に海外といっても、様々な国がある中で、一体どのような国で働けば良いのでしょうか。日本人のフリーランサーが活動している地域を、いくつかピックアップしてみました。

 

 

 

1.ヨーロッパ

 

旅行先としても人気なヨーロッパには、多くの日本人フリーランサーが活動しています。中でもドイツは、フリーランス用のVISAが整っているという事情もあり、日本人以外にも多くの外国人フリーランサーが暮らしています。ベルリンは、世界中からフリーランスが集まり、ITスタートアップを始め、デザイナーやアーティスト等も集まるクリエイティブな都市として一際注目を浴びています。

 

その他、オランダ、フランス、イギリス等においても、多くの日本人のフリーランサーがいます。ヨーロッパの主要都市は外国人が多いので、英語で生活ができ、コミュニティやビジネスの機会も獲得しやすいという利点があります。フリーランスという働き方は、ヨーロッパでも広く受け入れられており、コワーキングスペースも数多く存在しています。

 

 

 

 

2.アメリカ

 

様々な新しいビジネスが生まれる拠点であり、そしてエンターテイメントの本場であるアメリカ。ハリウッド映画や海外ドラマの影響から、憧れがある人も多いのではないでしょうか。アメリカは、フリーランスとして働く人が多い国として有名です。

 

しかし、外国人フリーランサーにとっては、就労VISAの取得が難しく、少しハードルが高い国です。現在アメリカに在住している日本人フリーランサーも、現地の人と国際結婚をしている、留学の延長でフリーランサーをしている等、別の理由で移住を実現してから仕事を開始している人が多いです。

 

 

 

 

3.アジア

 

最近では、アジア圏のフリーランサーも増えてきています。日本と地理的に近いため、日本の会社から仕事を受ける場合、働きやすいというメリットがあります。時差が小さいためオンライン会議がしやすく、何かあったときには数時間で日本に帰国することができます。また、物価が比較的安い国が多く、欧米諸国に行くよりは、生活費を節約もしやすいでしょう。

 

近年、フィリピンやシンガポールでのスタートアップの活動が盛んになり、ITやデザインの分野で活動する日本人フリーランサーも増えています。アジアには日本企業の拠点も多いため、日本語をビジネスに活用できる場面もあります。日本語教師や、英日翻訳等の需要があります。

 

 

 

 

海外フリーランサーになった理由は?

 

海外で活動している現役の日本人フリーランサーたちが、海外に渡った背景には、様々な理由がありました。

 

 

多くのフリーランサーは、自分の仕事が目指す延長線上で、海外での活動を決断しています。

 

「異文化に触れながら感性を磨き、自分のデザインの幅を広げたい」
「自分のペースで働きながら、スタートアップが盛んな街で、新しいアイディアを見つけたい」

 

など、現地での新たな出会いを次のチャンスにつなげたいと考えているようです。

 

 

人生の転換期として、海外でのフリーランス活動を選ぶ人もいます。

 

「数年会社勤めを経て、夢だった海外生活をしたくてフリーランスを始めた」
「海外で語学を磨きながら、自分自身のキャリアについてもう一度考えてみたい」

 

など、長期海外滞在する1つの手段として、フリーランサーになる人もいます。

 

 

国際恋愛・結婚や、家族の海外赴任をきっかけに、現地でフリーランサーとなる人も沢山います。場所にとらわれない働き方であれば、海外で大切な人と一緒に生活することを諦めずに、自分のキャリアを築くことができます。

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現役海外フリーランサーから学んだ、渡航前に準備すべきこと

 

海外でのフリーランス活動には、思わぬトラブルや苦労はつきものです。現役海外フリーランサーの経験談から学んだ、海外生活を始める前にすべき準備についてまとめてみました。

 

 

 

 

1.現地で仕事を始める準備

 

現地で仕事をする準備は、渡航前からしておきましょう。職種にもよりますが、いきなり現地でクライアントを探すのは難しいこともあります。

 

現役海外フリーランサーには、クラウドソーシング等を利用して仕事をしている人が沢山います。本業がある人も、本業の活動が軌道に乗るまで、並行してクラウドソーシングを利用していたり、日本の知り合いの会社から仕事を受けたりしているという人もいるようです。

 

日本からオンラインで仕事を受ける可能性があるのであれば、国内にいるうちにクライアントと関係を作っておくと安心です。

 

 

 

 

2.VISA・税法の確認

 

VISAや税金に関するトラブルも、海外フリーランサーの間で頻繁に上がるトピックの一つです。海外で仕事をするには、所定のVISAが必要になります。取得プロセスや必要書類は、国によって様々です。入念に調べておきましょう。

 

当然のことながら、海外フリーランサーにも納税義務があります。海外在住の場合、居住国が日本であるか、他国であるかによって納税する国が異なります。居住国が日本であれば、海外にいても日本への納税義務があるので、渡航前に納税方法を確認しておきましょう。

 

 

 

 

3.通信手段の確保

 

海外フリーランサーにとって、通信手段は生命線です。現地に着いたその日から、ポケットWiFiや携帯電話を使えるように、事前に情報を収集しておきましょう。現地の空港で契約できる場合もあれば、事前にオンラインで申し込むとスムーズになる場合もあります。

 

 

 

 

4.金銭管理手段の確保

 

現地で生活をするためには、現地で使用できる銀行口座が必要になります。「海外のATMで現金が引き出せなくて焦った」「現地の銀行口座を作るのに苦労した」という話はよく聞きます。日本の銀行に預金があるのであれば、現地で引き出す手段を考えておきましょう。現地で銀行口座を作る場合は、身元を証明する書類が必要になるので、事前に調べておきましょう。

 

 

 

 

5.名刺やホームページの準備

フリーランスとして生きるのであれば、自分自身を売り込むツールは必需品です。多くの現役フリーランサーは、英語や現地の言葉に対応した、名刺やホームページを持っています。クライアントやパートナー等の人脈作りはもちろん、現地で友達を作るためにも役立つでしょう。渡航後、すぐに行動を開始できるように、渡航前から準備をしておきましょう。

 

 

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この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。