自分で自由に仕事ができるフリーランスの生き方にあこがれて、フリーランスになりたいと思われている方はたくさんいます。また、フリーランスという生き方が注目されてきて、クラウドソーシングサービスなど、フリーランスでも仕事のしやすい環境が整ってきました。
では、実際にフリーランスになったとして、どのくらい稼げるのでしょうか。フリーランスが生活をしていくためには、月収20万円は必要であると考えられます。フリーランスが月20万円以上、稼ぐことができるかどうか、実態をご紹介いたします。
フリーランスの月収の実態
新しい仕事のスタイルとして注目されているフリーランスですが、フリーランスと一口にいっても、さまざまなフリーランスがいます。
1.アルバイトやパートのかけもちの場合
いくつかのアルバイトやパートをかけもちするというスタイルのフリーランスであれば、月20万円以上を稼ぐことができるように、仕事をいれていけば月20万円以上を稼ぐことができます。しかし、アルバイトやパートのかけもちで月20万円以上を稼ぐことができるのは、やはり時給が高い専門職でないと難しいですね。
2.自営業の場合
自営業としてスタッフを雇い、経営をしていく形のフリーランスの場合は、人それぞれです。経営が順調で法人化を目指すほどであれば、月50万円も夢ではありません。しかし、スタッフに給料を払うのがせいいっぱいで、自分の取り分はほとんどない、という方もたくさんいます。少し経営がうまくいきだしたくらいの月収であれば、だいたい月20万円ほど、という方が多いのではないでしょうか。
3.クラウドソーシングサービスを利用する場合
これからフリーランスになろうと思われている方で、一番、興味があるフリーランスの生き方としては、クラウドソーシングサービスを利用して、あまり専門的な知識や能力がない初心者でも、月20万円を稼いでいくことができるかどうか、ということではないでしょうか。
クラウドソーシングサービスとして大手のクラウドワークス社が、フリーランスの実態についての資料を公表しています。
出典:株式会社クラウドワークス 2016年9月期第1四半期 決算説明資料
クラウドソーシング社の、2016年9月期第1四半期決算説明資料の10ページ目をみると、月収平均20万円を超えた人は111人しかいません。その内訳は、ITエンジニアが一番多く、ついでWEB制作、デザイナーとなっています。ライターで月収20万円を超える人は、ほとんどいません。
この資料からは、フリーランスとしてクラウドソーシングサービスを利用するという方法では、月収20万円を超える仕事をすることは難しいと考えられます。
時系列でみれば月収20万円を超えている人は増加傾向にあるので、今後は増えていくのかもしれませんが、それでも、誰でも月収20万円を超える稼ぎをすることは難しいことには変わりはなさそうです。
また、年代別にみると、30代~40代のフリーランスの方が、クラウドソーシングを利用して20万円以上稼いでいる人に多いようです。20代のしめる割合は少ないようです。
クラウドソーシングを利用したサービスで稼げない理由
フリーランスが、クラウドソーシングを利用したサービスで、月収20万円以上を稼ぐことが難しいのはなぜでしょうか。
まず、一番に考えられることが、クラウドソーシングサービスを利用した仕事では、単価が低いことがあげられます。時給に換算すると、普通に飲食店などでアルバイトをしたほうが割がいいことも少なくありません。アルバイトと同じくらいの収入を得るには、たくさんの時間がかかり、フリーランスとして働くのは厳しいという結論が出てきてしまうのです。
クラウドソーシングを利用したサービスの仕事の単価は、さまざまです。単価の低い仕事も多くありますが、中には単価が高いものもあります。しかし、単価の高い仕事は、専門的な知識や技術が必要なものが多く、初心者や専門知識のない人には、なかなか仕事を引き受けることが難しくなっています。誰でもできるような仕事は、単価が低く、仕事をしても、趣味を利用したお小遣い程度ということになってしまうようです。
また、クラウドソーシングを利用したサービスでは、1案件ごとの個別受注が多く、継続して仕事を受注できないことも、月収が安定しない理由のひとつになっているようです。
クラウドソーシングを利用したサービスで稼ぐには
フリーランスがクラウドソーシングを利用したサービスで稼いでいくにはどうしたらよいのでしょうか。
やはり、まず初心者の場合は、低い単価の仕事を引き受けて、地道にクライアントの信頼を得ていくしかないようです。知識をつけながら経験を積めば、単価の高い仕事が引き受けられるようになります。クライアントの信頼を得ることができるようになれば、継続した取引も可能になります。
おすすめの方法としては、高い単価の案件を引き受けることができるようになるまでは、会社に勤めながら、またはアルバイトを併用しながら、フリーランスの仕事をしていく方法です。クラウドソーシングでの仕事が増えてきて、高い単価の仕事を受注できるようになったときに、フリーランスの仕事に集中していくことがよいのではないのでしょうか。
まず。
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