フリーランスとして独立しよう!イラストレーターとして働くには?


フリーランスとして独立しよう!イラストレーターとして働くには?

いつか、子どものころから得意だったイラストを仕事してみたい!と思ったことはありませんか。

 

イラストだけで生計を立てていくのは、簡単なことではありません。一方で、イラストレーターには特に必要な資格などがないので、少しずつスキルを磨き、準備を進めていけば、いずれ本格的にイラストを職業として生きていける可能性もあります。

 

今回は、フリーランスのイラストレーターとして独立して仕事をしていくために、どのようなことが必要かご紹介します。

 

まずは、副業から始めてみたいという人は、
【趣味が副業になる!?】お小遣い稼ぎができるイラスト制作とは?
も合わせてご覧ください。

 

 

イラストレーターとして独立するまでの道のり

 

現役でイラストレーターとして活動している人たちの経歴を見てみると、さまざまな道のりを辿ってきていることがわかります。美術系の大学や専門学校を経てすぐに独立した人、グラフィックデザイナーなどを経験した後にイラストレーターへ転向した人、また、全く別の職業から独学でスキルを磨き独立をした人もいます。

 

イラストレーターという職業は誰もが名乗れる職業です。基本的には、納品したイラストに値段が付き、クライアントに購入してもらえればビジネスが成立します。だからこそ、数あるイラストレーターの中から自分を選んでもらえるように、アピールをしていく必要があります。また、イラストの作風とクライアントの求めるイメージが一致しなくては、仕事は成立しません。そのため、仕事を獲得するためには、あなたがどんなイラストを描く人であるかを表すポートフォリオがとても重要になります。

 

初めてイラストレーターの仕事にチャレンジをする場合は、ボランティアやプロボノとして仕事を始める人が多いようです。無償でも、仕事を受けることでポートフォリオを充実させることができ、また自分の作品が社会に露出する機会を得られます。

 

あなたのイラストを求めて、クライアントから継続的に依頼が来るようになってきたら、イラストレーターとして軌道に乗ってきたと言えるでしょう。最初のうちはなかなか収入が安定しないことが多いので、イラスト一本で働くよりは副業から始めることをお勧めします。

 

ポートフォリオについては
【フリーランスクリエイターの必須アイテム】ポートフォリオとは?
をご覧ください。

 

 

 

 

イラストレーターに必要なスキル

 

1.クライアントコミュニケーション

 

クライアントが求めていることを表現できなければ、イラストレーターとして仕事をすることはできません。イラストを通じて、どのようなターゲットに何を伝えたいのか、求めているイラストの質感やニュアンスなどを正確に理解しなくてはいけません。

 

そのためには、クライアントのビジネスにおける課題や社会背景などもヒアリングしておく必要があります。

 

また、イラスト制作におけるコミュニケーションは、簡単なことではありません。言葉だけではうまくコミュニケーションができないことも多々あります。あなたのポートフォリオや、他のイラストの事例、使用する画材などを打ち合わせに持ち込むなど、より共通のイメージを持ちやすくするための工夫が必要です。

 

スケジュール調整も重要なコミュニケーションの1つです。どんな仕事にも当てはまりますが、最終納品日やクライアント社内の承認プロセス、請求期限など、進行スケジュールをきちんと決めていく必要があります。打ち合わせでクライアントにスムーズにスケジュール提示できるよう、他の仕事や自分のプライベートも含めて計画をしておきましょう。

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2.イラスト描画スキル

 

趣味ではなく仕事としてイラストを描くには、クライアントや世の中に求められるイラストを描く必要があります。イラストレーターとしてあなたのオリジナリティを出していくことも大切ですが、それが売れなくては仕事を続けることはできません。

 

そのためには、描画スキルを日々磨いていくことが大切です。書籍や講座を利用して学ぶことも1つの方法ですし、友人からフィードバックをもらっても良いでしょう。練習の中でも、ただ描きたい絵を描くのではなく、具体的な内容やターゲットをイメージして描き、自分のイラストからどんなことが伝わったかを他者からのフィードバックをよって確かめると、よりスキルを磨いていくことができるでしょう。

 

基礎的なデッサンスキルはもちろんですが、さまざまな画材を扱うスキル、Adobe Illustrator・Photoshopなどのソフトを扱うことができることも大切です。手書きが基本という人でも、ソフトは使いこなせた方が良いです。表現の幅も広がるだけではなく、クライアントが望む納品フォーマットに対応したり、急な修正に対応したりするためにも、これらのツールは重要になります。

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3.柔軟性・対応力・忍耐力

 

イラストレーターの仕事はイメージを扱う仕事であることから、クライアントから予想もしなかった修正依頼が入ることもたくさんあります。

 

そんなとき、できる限り柔軟性をきかせ、早く丁寧な対応をできるよう心がけましょう。このような対応には好感を持たれ、次もあなたに仕事を依頼したいと思ってもらうことができます。厳しいタイムリミットであったり、終わりの見えない修正が続いたりすることもあるとは思いますが、少し頑張って相手に合わせることで、信頼に繋げることができます。

 

もちろん、あまりに無理をしてしまって、仕事や生活が崩壊するようではいけません。できる限り大きな修正が発生しないように、打ち合わせできちんと足並みを揃え、その後も綿密にコミュニケーションを取って行くことが大切です。

 

 

 

 

イラストレーターとしての営業活動

 

冒頭に触れたように、初めてイラストの仕事を始める際はボランティアやプロボノとして仕事を始める人が多いです。作品を増やして、ある程度ポートフォリオが充実したら、新しい仕事を獲得するための営業活動をしましょう。

 

無名の状態から仕事を始めるのであれば、まずは身近なコネクションを頼って営業をしてみましょう。フリーランスで活躍している友人のブログ、友人の運営しているオンラインストアのイメージなど、身近なところにもイラストを必要としている人がいる可能性があります。

 

また、クラウドソーシングを使うのも仕事獲得のための1つの方法です。一般的なクラウドソーシングサイトでもイラストの案件の募集は頻繁に見られますし、またクリエイター専用のクラウドソーシングサイトなども存在しているので、利用してみると良いでしょう。

クラウドソーシングのプロフィール上では表現できる内容が限られているので、必ずWebポートフォリオのリンクをつけ、自分がどのようなイラストを描くのかきちんとアピールしましょう。1つプロジェクトを完了させれば、今後も継続的に仕事がもらえる可能性もあります。

 

もう少し継続的に、大きな仕事が欲しくなってきたら、直接企業にアプローチしてみましょう。イラストの仕事はさまざまな場所で発生しますが、最も多く発生するのは広告代理店や出版、Webなどコミュニケーションに関わる業界です。最初から大きな会社と関係を持つのは難しいかもしれませんが、人脈を通じてこのような会社と関係構築ができると良いでしょう。

 

 


この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。