【They】Vol.8 魔法のコトバ「シュヒギム。」

2016/09/02

【They】Vol.8 魔法のコトバ「シュヒギム。」

フリーランスでライター業を始めて数年。こつこつと地道に努力して、ささやかながら軌道にも乗って来た30代の主婦です。

 

そんな私を『仕事をしているらしいが一体何をしているのかわからない』遠方の両親は、機会あるごとに私の仕事を把握しようと、めげずにネチネチしてきます。

 

 

“ねえ、あなた例の仕事まだ続けてるの?パートに出た方がいいんじゃない?”

 

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“お母さん、私はフリーランスでライターをしていると言ったでしょう。お陰様で順調だから心配しないでね。”

 

前回までは、両親の苦手なカタカナ語濫用で矛先をかわしてきたのですが、両親なりに戦法は考えています。

 

“月々、どれくらいお金になっているの?年金が払えるくらいなの?このあいだTVでクラウドなんたらっていうサービスの話題を聞いたんだけど、ようはPCで内職作業ってことでしょう。一日何十円くらいなら、子どものおやつ程度よねえ。30代半ばで、そんなのはちょっと…”

 

 

私は言葉につまり大ピンチ。しかし天から降るようにヒラメキが!

 

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“お母さん…私が危ない仕事をしているんじゃないかと思っているのね。でも大丈夫、そういう他人様に言えない類のものじゃないわ。ただね、クライアントさんとの間に守秘義務というものがあって、内容について詳しい話はできないのよ。” ←深刻な顔

 

 

“しゅ、しゅひぎむ…!そうなのカタいお仕事なのね!わかったわ、無理せずに頑張るのよ!”

 

嘘は全くついていないのですが、うるさい外野を静かにさせるのに『守秘義務』はたいへん重宝する言葉だと思います。

 

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イラストレーター
Taro
Taro
1989年生まれ。フリーのイラストレーター・フォトグラファー。 仕事と遊びの境目を果てしなく曖昧にすることが生涯の目標である。 趣味は歌(ラップ)・映画鑑賞・自然と戯れること。