フリーランスとは?意味や由来を徹底解析!

2016/09/05

フリーランスとは?意味や由来を徹底解析!

これからフリーランスの世界に入門しようとしている方は、そもそもフリーランスとは何かを十分に理解されているでしょうか。その意味や由来をご紹介します。

 

フリーランスの定義とは

 

実はフリーランスという言葉に法律上の定義はありません。
そうは言っても、あちこちでフリーランスという言葉を聞くので、誰かが定義していないかと調べてみると、日本フリーランス協会では、

 

『「個人事業主または個人企業として業務を請負う就業形態の一般総称が「フリーランス」』

 

だと定義しています。

 
また、大辞泉という辞書では類語のフリーランサーについて、

 

「フリーランサー【freelancer】:自由契約者。一定の会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約するジャーナリストや俳優・歌手など。フリー。フリーランス。」

 

とのことです。

 
つまり、サラリーマンのように会社等の所属先から給与をもらうのではなく、どこにも所属せずに、仕事単位で契約をし、業務請負をし、報酬を得るのがフリーランスです。そのため、組織に所属するフリーターや、組織に所属しながら二足のわらじで仕事をする副業はフリーランスには含まれません。

 

 

フリーランスの由来は?

 

視点を変えてみて、フリーランスの由来は何でしょうか。なぜランス(槍)という言葉が使われているのでしょうか。
Wikipedia等によると、由来は中世ヨーロッパの傭兵だと言われています。

 

 

当時の傭兵は、報酬や戦う意義に納得できれば、生まれた国や民族に関係なく、どの国や君主とも契約を交わしてして戦場へ出ました。こういった、どこにも所属していない(free)騎兵(lancer)がフリーランスの語源だと言われています。

 

 

freeという言葉から勝手気ままな自由人を連想しがちですが、その由来は「どこにも所属していない」という意味のfreeであり、どこにも所属していないが故の責任や義務とセットの言葉です。

 

 

さらにlancerという戦闘の専門職であるために、各地の君主と契約をすることが出来ました。契約後は、専門職としてのスキルを活かし、スキルに対して報酬を得ます。

 

 

現代のフリーランスは傭兵以外に意味を広げていますが、由来である傭兵の生き方と通じるものがあります。現代のフリーランスも中世のフリーランスもどこにも所属せず、ライターやエンジニア等、それぞれの専門職として生きています。

 

 

働く場が戦場から幅広い仕事の世界へと広がったため、戦争単位の代わりに仕事単位で、君主とではなく会社や個人と契約するという違いはありますが、契約に基づいて仕事をし、報酬を得るという意味では現代も中世も違いはありません。

 

 

定義や由来から見るフリーランスの生き方

 

定義や由来から、フリーランスにとっては「どこにも所属しない」ことがポイントであると言えます。では、「所属しない」とはどういうことでしょうか。

 
フリーランスの入門書である「フリーランスの教科書」という本では、「フリーランスとは自由になることではなく、全部を引き受けること」と書かれています。

 

 

どこにも所属しないフリーランスは、仕事をするだけでなく、営業活動や仕事上の条件交渉に事務処理、確定申告や健康保険等の手続きを全て自分で行わなくてはいけません。

 
サラリーマンなど組織に属している人にとって、仕事に関連する一連の事務処理などは想像がつくでしょうが、確定申告などの税金や健康保険の手続きについて意識する方は少ないのではないでしょうか。

 
そういった手続きも含め、全部を引き受けなくてはならないのがフリーランスです。フリーランスは自由ですが、自由には代償も必要なのです。

 

 

 

 

 

いかがでしたか。傭兵を由来とし、組織を離れてビジネスの世界で戦うのが現代の傭兵であるフリーランスです。しかし、組織を離れて自由に戦うためには代償も必要です。フリーランスの世界に踏み込む前に、十分な準備を忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

イラストレーター
Taro
Taro
1989年生まれ。フリーのイラストレーター・フォトグラファー。 仕事と遊びの境目を果てしなく曖昧にすることが生涯の目標である。 趣味は歌(ラップ)・映画鑑賞・自然と戯れること。