確定申告の期限が過ぎた…慌てず、急いで対応しよう!ついでに次回への備えも開始!

確定申告の期限が過ぎた…慌てず、急いで対応しよう!ついでに次回への備えも開始!
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フリーランスの中には、「3月はいそがしくて3月15日の確定申告に間に合わなかった!どうしよう!」と思われている方もいるのではないのでしょうか?

 

今回は、確定申告に間に合わなかった方にむけて、確定申告が間に合わなかったらどうしたらよいのか、来年の確定申告にむけてどのように対策をしていけばよいのかをご案内したいと思います。

 

 

 

 

1.期日までに確定申告をしなかったらどうなるの?

 

毎年、年が明けると税務署からも確定申告のアナウンスがありますし、フリーランスとして仕事をしているからには確定申告をしなければならないのは分かっていても、忙しくてついつい後回しにしているうちに期日をすぎてしまった、という方も多いのではないでしょうか。

 

確定申告をしないとどうなるのか、まずは知りたいところです。

 

 

 

(1)税額を税務署が決める

 

確定申告をしないことで、一番問題となることは、税務署が税額を勝手に決めてしまうことがあることです。

 

今まで確定申告をしないことで特に問題はなかったから、今後も問題がないわけではありません。会社に勤めている人は会社が給料から所得税を天引きして、会社が自分のかわりに税務署に所得税を納めています。ところが、フリーランスの場合は自分で確定申告をすることで税額を計算して、税金を税務署に納めます。

 

これがされていないと、税務署から問い合わせや調査の依頼があることがあります。

 

税務署から問い合わせや調査があったときに、もし、売上や経費の書類を保存していなくて、どれだけの税金が発生していたのかわからないような場合には、税務署は推定で売上げを決めて、税額も計算してしまいます。推定で計算するので、実際の税額にきちんと計算していれば少なくなったはずの税金が高くなってしまうことも多いです。

 

 

 

(2)無申告加算税や延滞税がかかる

 

確定申告をしないと「無申告加算税」というペナルティの税金を払わなければなりません。また、期日より税金を納付するのが遅れたことによる利息にあたる「延滞税」も支払う必要があります。無申告加算税や延滞税は、期日までに確定申告をしていれば払わなくてもよいものです。延滞税は、税金の納付が遅れれば遅れるほど増えていきます。

 

無申告加算税は、納付すべき税額が50万円までは15%、50万円を超える部分は20%ととても高いものです。

 

 

 

(3)刑事罰

 

確定申告をしない場合には、刑事罰が科される場合もあります。無申告が見つかった場合には、1年以下の調整または50万円以下の罰金、わざと税金を免れようと思って申告をしていない場合には、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、または併科となっており、厳しいものとなっています。

 

 

 

(4)青色申告特別控除を受けることができなくなる

 

青色申告者が期限後申告をした場合には、65万円の青色申告特別控除は期限内申告が要件とされていますので、65万円の控除を受けることができなくなります。ただし、10万円の青色申告特別控除は期限後でも受けることができます。

 

個人の場合はありませんが、法人の場合は2事業年度連続して期限内に申告を行わないと、青色申告承認が取り消されてしまいます。フリーランスから法人化した場合には、注意が必要です。

 

 

 

 

2.期日までに確定申告をしなかった場合に、どうしたらよいのか?

 

(1)税金がかかる場合

 

期日までに確定申告をしなかった場合でも、期日後に申告をすることができますので、できるだけ早く確定申告をしましょう。

 

税務署からの調査を待たずに自分から申告することで、無申告加算税が5%に軽減されます。調査の事前通知の前に自ら申告をした場合には、50万円までは10%、50万円を超える部分は15%になります。いずれにしても、自主的に確定申告をしたほうがペナルティが少なくてすみます。

 

期限後に確定申告をした場合には、申告書を提出した日が納期限となります。期限後に確定申告をする場合には、延滞税をあわせて納付する必要があります。早く確定申告をすればその分だけ延滞税も少なくてすむので、できるだけ早く確定申告をしましょう。

 

延滞税の計算は、国税庁のホームページで行うことができます。

 

 

 

(2)税金が還付される場合

 

税金が発生する人は、確定申告を行わないとさまざまなペナルティがあります。確定申告をする人の中には、税金が発生する人だけでなく、源泉で払いすぎた税金を還付される人もいます。

 

税金が還付される人については、還付された税金が減るなどのペナルティはありません。確定申告をしなければ税金の還付がされません。この場合には、期日後でもペナルティはありませんので、税金を還付してもらうために確定申告をするようにしましょう。

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3.確定申告を期日までに行うためには

 

税金を支払わなければならない場合には、確定申告を期日までに行わないと、さまざまな不利益があることがわかりました。還付申告の場合はペナルティはありませんが、できるだけすみやかに確定申告は終わらせたいものです。

 

では、確定申告を期日までに行うためにはどのような工夫をしていけばよいのでしょうか。

 

 

 

(1)売上げと経費の書類を毎月きちんと保存しておく

 

売上げと経費の書類は、毎月きちんと保存しておくようにしましょう。最低限、書類が保存されていないと、あとから集計して税金の計算をすることができません。

 

一か月ごとに領収証をクリアファイルや封筒にいれて保存する方法が一番簡単です。また、あとから見るときに速やかに確認することができるように、領収書は丸めたり折ったりしないで、きちんとのばして保存しておくとよいでしょう。

 

 

 

(2)帳簿につける

 

通帳や領収書、現金出納帳から、毎月きちんと帳簿に記録していくことをおすすめします。一か月に一度、帳簿につける日を決めておいて毎月きちんと記録していけば、確定申告のときにあわてずにすみます。

 

フリーランスのために安いクラウド型の会計ソフトもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

(3)税理士に依頼する

 

毎月、売上の記録や領収証を保存していても、毎月帳簿に記録することや、確定申告のときに集計するのは手間がかかり、専門知識も必要になってきます。本業で忙しくてそこまで手がまわらないという場合には、税理士に依頼するのもひとつの方法です。税理士に依頼することで、確定申告まで一挙に引き受けてくれます。

 

事業規模が大きくなく利益も少ないというようなフリーランスも、規模が小さく売上も少ない場合には安い値段で引き受けてくる場合もありますので、確定申告について悩んでいる場合には、まずは税理士に相談してみることをおすすめします。

 

税理士に相談することで、節税のアドバイスや税務署対策もしてくれますので、自分ひとりの知識で確定申告や税務署の対応をするより税金が安くなる場合もありますし、何より気持ちが楽になると思います。

 

 

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