「働き方改革」で自分の働き方を見直そう!

「働き方改革」で自分の働き方を見直そう!
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今、「働き方改革」の話題の中心は残業時間の削減にあると思いますが、この政策については、労働人口を確保するために様々な切り口の議論がなされています。

 

例えば、配偶者控除(現法令:給与収入だと103万円)の限度額の引き上げ(給与収入だと150万円)や、経済産業省が取り組んでいる「雇用関係によらない働き方」に関する研究会もその一環です。

 

 

では、働き方として考えられる正社員、契約社員、アルバイト(パート)、フリーランスについて、それぞれどういったメリットやデメリットがあるのかを考えていきます。

 

 

 

 

それぞれのメリット・デメリット

 

正社員とは、労働法上の言葉ではありません。労働法上は、正社員もアルバイトも同じ「労働者」という括りになります。定義はそれぞれ慣行上のものになりますので、少し違う範囲を指す場合もあります。

 

 

1.正社員

 

一般的には、期間の定めのない雇用契約で働いている社員を指します。

 

<メリット>

・毎月、給与が振り込まれるため、収入が安定している
・会社によっては、賞与や退職金もある
・解雇されにくく、安定して働くことができる
・健康保険、厚生年金等に加入することになり、半分は会社が負担してくれる
・有給、会社が決めた休日があり、収入に影響なく休むことができる
・会社によっては、社宅や福利厚生施設利用など福利厚生を受けられる

 

<デメリット>

・副業や、働き方を就業規則に縛られる
・組織の一員としての働きが求められるため、やりたいことよりも会社にとって必要なことを優先しないといけないことが多い
・時間の使い方についても、会社の指示が優先されるため、繁忙期は特に残業等を余儀なくされる
・複数の支社がある場合、全国転勤可の総合職で入社すると、いきなりの転勤もある
・上司や同僚とのコミュニケーションが重要で、それが昇進にも響くため、苦手な人が多い部署に入ってもうまく付き合っていく必要がある

 

 

会社員は、会社が安定し、社内での立場が安定すれば、収入も安定するため、他のことをあまり考えず会社のために働くということを追求していける環境だと思います。また、社会人1年生にとっては、社会人教育を施してくれる貴重な場所になります。

 

これはという企業があり、その企業のためにずっと働きたいと思う人や、安定した収入が欲しい人には正社員が適しています。

 

 

 

2.契約社員

 

契約社員とは、期間の定めのある雇用契約によりその期間を常勤で働く社員です。

 

<メリット>

・企業が雇いやすいため、未経験でも採用されやすい
・契約社員から正社員登用へのチャンスもある企業もある
・スキル等があれば、正社員と同等かそれ以上の給与を受け取れる場合もある

 

<デメリット>

・更新はあるが、通算5年を超えると申し込みがあれば正社員へ転換させる必要があるため、企業がよほど必要としない限り、そこで期間切れとなる
・試用的に契約社員として雇う場合を除き、その期間が終わればまた職を探す必要がある

 

 

契約社員は、企業が一時的に雇いたい時に使う場合がほとんどです。それは、スキルを期待して雇ったり、一時的に人員不足となるために一時の補充のため雇ったりと様々ですが、基本的に安定はしません。

 

雇われる側としては、スキルに自信があり、そのスキルで様々な経験を得るために複数の企業を渡り歩くことを想定している人や、未経験の職種にチャレンジしたい人に向いている雇用形態と言えるでしょう。

 

 

 

3.アルバイト(パート)

 

アルバイト(パート)とは、期間の定めのある雇用契約で働く社員です。

 

<メリット>

・入社時にしっかりと企業側と確認し合っておくことが大事だが、日時を選んで働くことができるため、他にやっていること(学生、子育て、自営業等)があっても働きやすい
・正社員に比べて入社のハードルが低いため、経験が浅くてもやりたいことができる場合がある(それを経験に正社員ということも)

 

<デメリット>

・収入面で正社員と差がある(昇給幅が少ない、賞与が無いことが多い等)
・臨時社員という前提があるため、仕事内容がある程度限定されていることが多く、正社員と同じようなステップでは進めない

 

 

最近では、人手不足から東京を中心に時給が上がってきているとはいえ、正社員に比べると時間当たりでも低い賃金になることが多いです。「同一労働同一賃金」について議論されていますが、退職金など含めて同じようにとは、なかなかいかないのではないでしょうか。

 

時間に制約がある人にとっては、適した雇用形態になります。

 

 

 

4.フリーランス

 

フリーランスは、上記と異なり、雇用契約ではなく、委託契約(請負や委任)などにより企業から仕事を受ける個人事業主のことです。

 

<メリット>

・自由である(全て自己責任である)
・自分がやった仕事がそのまま収入になるため、スキルや実績がある人ほど、正社員と比べて大きな収入を得られやすい
・仕事を選ぶことができる(ただし、他の仕事とのバランスをとる必要がある)
・副業も自由にできる
・特定の期間(子育てや介護等)に仕事をセーブすることができる

 

<デメリット>

・契約にもよるが基本的に働いていない時間は収入にならない(月給であれば休日の多寡に関わらず給与が出る)
・仕事が勝手に与えられる環境ではないため、仕事をとってくる必要がある
・割がよい仕事と割が悪い仕事があり、それが収入に直結するため、都度判断する必要がある
・収入を増やすためには、実績を積み重ね、スキルを磨いていく必要がある
・仕事の取り方にもよるが、会社員と同じようにコミュニケーション能力も必要とされる
・社会保険は全額負担で自ら加入する必要がある(国民健康保等、国民年金)
・事業所得となり、被雇用者の年末調整手続きがないため、自分で確定申告をする必要がある(収入の証憑や経費の領収書等を管理しておく必要がある)
・他者と差別化できるスキル等が無ければ、守られることのない競争原理に巻き込まれ、報酬が低くなる

 

 

フリーランスの一番の特徴は、全て自己責任であることだと思います。

 

自分をしっかりと管理できて、さらに自分が思うようにスキルや人脈を広げていきたいという強い向上心がある人には向いています。また、時間や場所の制限を受けている人については、止むを得ずフリーランスを選ぶという場合もあると思います。

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まとめ

皆様が今、置かれている立場はどうでしょうか?

 

例えば、「収入に不満がある」と言っても、「やっている仕事の割に収入に不満がある」場合は、フリーランスに転身することも考えられますが、「やっている仕事が物足りなく、それに応じた収入に不満がある」場合は、転職するのがよかったりします。もちろん、周りに認められるのに時間がかかる場合もありますし、勤め先を信じてついていくというのも選択肢です。

 

私見ですが、勤めている方が現状に悩んでいる場合は、身近な同僚や上司以上に、企業の上層部にどういう人がいるかを判断基準にした方がと思います。正社員で働くということは、企業の発展が自らの豊かさに繋がりますので、そこの舵をとっている人を信頼できるかどうかは重要な問題です。

 

戦国武将である藤堂高虎は、何度も主君を変えましたが、最後の主君である徳川家康から特別の信頼を得、譜代大名と同格に扱われるほどになりました。その藤堂高虎の言葉です。

 

「数年、昼夜奉公しても気のつかない主人であれば、代々仕えた君主であっても暇を取るべし。うつらうつらと暮らすのは意味がない。」

 

強い自負が無いとここまでの言葉は使えませんが、現代にも通じる言葉ではないでしょうか。

 

 

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