フリーランスのリスクやデメリットを理解して、厳しい現実と向き合う

フリーランスのリスクやデメリットを理解して、厳しい現実と向き合う
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フリーランスは、やりたい仕事をして自由に休みもとることができ、収入が確保できるというイメージがあると思います。会社に勤めていて、自分のイメージしていた仕事と違う仕事をさせられ、仕事がうまくいかず、残業や休日出勤が多いのに収入も少ないせいで仕事が嫌になり、フリーランスとしての道を検討している方も多いでしょう。

 


しかし、現実はそんなに甘くはありません。フリーランスとして仕事をはじめたけれど、さまざまな厳しい現実に直面して、やはり会社に勤めているほうがよいとフリーランスをやめていく方もたくさんいます。

 


今回は、よくあるフリーランスが直面せざるを得ない厳しい現実と、それを乗り越えてフリーランスを続けていきたい方のための厳しい現実と向き合う方法をご紹介します。

 

 

収入が少なく生活をしていくことができない


フリーランスは自分で仕事の依頼を受け、仕事をしてくわけですので、仕事の依頼がなければ収入を得ることができません。仕事の依頼を受けるには、営業努力もしなければなりません。営業と作業を同時にしなければなりませんので、営業している時間は作業をすることができませんし、営業が必ず仕事につながるとは限らず、仕事の依頼がないというケースも多くあります。

 


また、せっかく仕事の依頼があっても報酬単価が安く、必要な収入を得ることができないというケースも多くあります。

 


フリーランスとしての仕事をはじめた多くの方が、収入を思うように得ることができず、多少、収入が少なくても安定した会社員に戻っていく方が多くいます。収入が少なくても、社会保険や病気になったときの補償がしっかりしている会社であれば、会社員として働くほうが生活が安定し、老後などの心配も少なくなります。なんといってもフリーランスの最大のリスクは、収入が不安定で、社会保険などが会社員に比べて圧倒的に充実していないことといえるでしょう。

 

 

1.バイトやパートで仕事をする


それでも、中にはフリーランスとしてでなければ自分のやりたい仕事ができず、どうしてもフリーランスを続けていきたいという方もいらっしゃると思います。


まずは生活できる収入を確保していくことが大切ですので、そのような方は、バイトやパートをして自分のフリーランスとしての本業以外の収入を確保するとよいでしょう。バイトやパートであれば、フリーランスとしての本業収入が増えてきたときに、それ以外の仕事量を調整して本業に集中する時間を増やしていくことができます。

 

 


2.営業も仕事のうちだと考え、営業時間もこみで報酬単価の設定をする


フリーランスの報酬は、純粋に作業をした結果として報酬を得ることがほとんどです。
たとえば会社が商品を販売するときには、直接の原材料費のほかに人件費や会社運営にかかる費用プラス利益を商品単価として設定します。フリーランスとして仕事をしている場合にも同じで、自分のフリーランスの仕事の報酬の中には、純粋に作業をする時間だけではなく、営業時間など作業以外の時間も含めた報酬単価だと考えてください。もし、その報酬単価にみあわない依頼であれば、断ることも検討するべきです。

 


ほかに仕事がなく、どうしても安い単価で引き受けざるを得ないという方もいるかもしれませんが、今は安い単価で引き受けざるを得なくても、営業時間などを含めた報酬単価で仕事を引き受けることができるようにならなければ、フリーランスとしての仕事はいつかは断念せざると得なくなります。高い報酬単価で仕事の依頼を受けることのできるような知識や技術を磨く努力をしなければなりません。

 


自分の報酬単価の目安は、同じ職種でパートやアルバイトをした場合の時給を考えてみるとよいでしょう。もし、パートやアルバイトをしている場合よりも時給が少なくなってしまうようであれば、フリーランスではなくパートやアルバイトをしたほうがマシだということになりますよね。それ以上のお金を稼ぐことができるようになるフリーランスを目指しましょう。

 

 

自由に休みをとれると思っていたけど、休みがない


フリーランスは収入が不安定ですので、休みを自由にとれると思っているイメージとは違い、仕事をたくさんこなさなければならず、休みをとることのできない人がたくさんいます。仕事の締め切り日が休み明けで、休日返上で仕事を仕上げなければならない場合もありますし、パートやアルバイトなどを兼業でしている方や主婦の方は、休日を利用して仕事をしている方も多いでしょう。

 


フリーランスは会社員と違い、自分のした仕事量が収入に直結する、いわば成果型の仕事のスタイルです。仕事をしなければ収入が減りますし、仕事をすれば収入が増えます。また、作業時間だけでなく、メールや電話の応対、経理や書類作成の事務作業もありますので、必要な仕事が多く自分の好きなことをする時間を、なかなかとることができません。会社員であれば有給休暇をとることもできますし会社で決められた休日もありますが、フリーランスは自分で休日を設定しなければ、休むことはできません。

 

 


1.休日をきちんと設定する


フリーランスは仕事をすればするほど収入になり、仕事がなく休まざるを得ないよりは、仕事をしていたほうがよいという方もいらっしゃいます。しかし、やる気もあり体調もよければ働き続けることもできますが、フリーランスも人間ですので、時には休むことが必要です。休みをとることで効率的に仕事ができるようになることも多いですので、休日をきちんと設定し、休日をとることができるようなスケジュールを決め、しっかりと管理していくようにしましょう。

 


仕事の依頼がたくさんある場合には特に、余裕をもたせることで体調が悪くなったときや、ほかの用事ができたときの調整をする時間を作ることができ、不測の事態がおこったときにでも納期に間に合うように仕事をすることができる結果として、継続した依頼が増えていくということもありますので、休日を設定した余裕のあるスケジュール管理は重要です。

 

 


2.ひとつの仕事が終わったら休む


フリーランスが休みをとることのできない理由として、パートやアルバイトを兼業している方や主婦の方が、本来は休むべきはずの時間にフリーランスとしての仕事をせざるを得ないために休みをとることができないといった理由です。また、本業としてフリーランスをしている方も、納期がタイトなために休みをとることができない方もいらっしゃるでしょう。

 


このような方におすすめの休みをとる方法としては、ひとつの仕事が完成したら休みをとり、休みをとったあとで次の仕事をはじめるという方法です。

 

 

 

仕事をしたけど、報酬が支払われない


フリーランスは、自分で営業をして仕事の依頼を受けて仕事をするのですが、仕事をすれば必ず報酬が支払われるとは限らないのが現実です。中には悪徳業者もあり、報酬が支払われないというリスクがあります。クライアントによっては、クレームが多く、成果物の不備を理由にいつまでも報酬を支払ってくれないという場合もあります。

 


会社であれば、代金回収のノウハウもありますし、代金が回収できないときのリスクも見込んで仕事をしている場合がほとんどです。フリーランスの場合は、自分で報酬代金の回収をしなければなりませんし、どうしても代金が回収できなかったときのリスクは自分自身で引き受けなければなりません。もちろん、きちんと仕事をした場合には報酬はきちんと支払われるべきですので、報酬が支払われなかったときに悪いのは、報酬を支払わない側です。しかし、現実的に考えるのであれば、報酬をきちんと支払ってくれるかどうかの見極めができなかったフリーランス側にも責任があるといえるでしょう。

 

 


1.どのような人が依頼をしているか把握し、契約をしっかりかわす。


フリーランスが仕事の依頼を受けて、その仕事を受注する場合には、まずはしっかりと依頼者の住所、電話番号、メールアドレスなどを把握し、実際にその会社や個人が存在しているかを調べることが大切です。知人の紹介などで依頼を受ける場合には、評判などを知人に聞くとよいでしょう。

 

 


2.法律的な知識をつける


どんなに気をつけていても、報酬代金を回収することができない場合もあります。このようなときに頼りになるのは自分だけですので、報酬代金を回収するにはどのような手段があるのか、法律的な知識を身につけておきましょう。
回収できない報酬代金が高額な場合は、法律の専門家である弁護士に相談するのもひとつの方法です。

 

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