フリーランスは名刺にこだわろう!


フリーランスは名刺にこだわろう!

名刺といえば、ビジネスにはかかせません。会社に勤めている人は、会社で名刺を発注したり作成したりするので、その会社の社員に共通の名刺がありますが、フリーランスの場合は決まった名刺はありません。

 


名刺は、ビジネスをする人にとっての顔ともいえるべき大切なものです。今回は、フリーランスがこだわるべき名刺作成のポイントや名刺の使い方についてご紹介します。
好印象な名刺でビジネスチャンスをつかんでいきましょう。

 

 

 

名刺の営業ツールとしての役割


フリーランスの仕事をしようとしている人は、自由に仕事をしていきたいという考えがあるので、名刺についても必要ないのではないか、と思っている方がいるかもしれません。
しかし、名刺には仕事をしていく上で便利なさまざまな役割があり、単純に自分の連絡先として渡すというものではないのです。

 

 

 

1.顔や名前を覚えてもらい印象をよくする


ビジネスをしている人は、仕事をしていく上で、1日に何十人もの人と会うことがあります。取引で必要だから自分の顔や名前は覚えてもらえるだろう、という考え方では、フリーランスとして仕事をしていく上で、自分をアピールすることができません。


たとえ、その取引先が自分の顔や名前を覚えていたとしても、名刺を渡すことで、インパクトを与えて、取引先として大切に考えてもらっているという印象を与えます。だれでも、取引先として心にかけてもらっていると思ってもらえれば、印象もよくなりますよね。

 

 

 

2.自分の伝えたいエッセンスを名刺で表現する


初対面で挨拶をしあう仲である場合、まず挨拶からはじまり、どんな話をはじめ、どのように話を持っていけば自分の営業につながっていくのか、営業に慣れている営業マンでも難しいものです。営業専門でないフリーランスであれば、もっと営業につながっていくように話をもっていくのは大変です。名刺があれば、名刺ひとつで自分の仕事内容や得意分野も表現できます。

 


さらに、フリーランスであれば自由に名刺を作ることができるので、名刺のすみに、仕事につながるあたりさわりのない趣味なども記載しておけば、同じ趣味の人がいれば話もはずむのではないでしょうか。

 

 

 

3.あとから思いだしてもらう


名刺を渡したときは、お互いに時間がなくゆっくり話をしたり、今後、お互いがビジネスで協力しあっていけるかどうかを考える暇がないかもしれません。名刺を渡しておけば、必要なときに名刺をみて、連絡をくれるということもあります。
また、名刺にホームページアドレスを記載しておくことで、ホームページを見て連絡がくるということもありますし、その人自身と仕事のパートナーになれなくても、印象がよければ必要としている人に紹介してもらえることもあります。

 

 

 

名刺作成のポイント


1.名刺に記したい項目と気をつけるポイント


まずは、名刺にいれるべき項目について列挙してみたいと思います。会社員と違い、フリーランスとして営業をするときには、自分の伝えたいことを自由に名刺にいれることができるのがよいですね。

 


①屋号名
個人名でなく、開業届を出すなどして屋号名があるときには、屋号を記載しましょう。
屋号は、〇〇会社、や〇〇銀行といった名称をつけることはできませんし、よく知られている会社名やブランド名をつけることもできませんが、それ以外は自由に自分で決めることができます。

 


②肩書き
仕事に関係のある資格があるときには資格を肩書として記載するとよいでしょう。士業であれば、「社会保険労務士」や「一級建築士」といった資格の名前は必須です。「ファイナンシャルプランナー」や「ネイリスト」といった資格があり、その資格に関係した仕事をしているのであれば、肩書きとして記載するとよいでしょう。
資格がない場合でも、「webデザイナー」や「フリーライター」といった職業を肩書きとして記載するのも、どのような仕事をしているのかがすぐにわかり、おすすめです。

 


③名前
名前は、本名で仕事をしている場合には本名でよいのですが、個人事業主の場合は通称で仕事をしている場合もありますし、ライターなどの場合はペンネームを使用している場合もあります。
名刺にどちらをのせてもよいのですが、仕事で使うほうを記載するほうがわかりやすいですね。ペンネームのほかに本名も伝えたいときは、ペンネームのあとにカッコ書きで本名をいれるという記載方法もあります。

 


④住所
フリーランスの場合、事務所や店舗があるときには、事務所や店舗の住所を記載すればよいのですが、多くのフリーランスは自宅を仕事場として、開業登録も自宅住所で行っている人も多いのが現状です。名刺は不特定多数の人に渡すものですので、とくに女性の場合は、名刺に自宅住所を記載しないほうがよい場合もあります。
住所がどうしても必要だと思う場合には、バーチャルオフィスやレンタルオフィスを借りることもできますが、仕事をするうえで住所が必ずしも必要でない場合には、記載を省略してもよいでしょう。郵送などが必要な仕事でなければ、連絡先がわかればよいので、電話番号・FAX番号・メールアドレスなどの記載で十分だといえます。

 


⑤連絡先
名刺の目的として、あとから連絡してもらう、というものがあります。電話番号、メールアドレスといった連絡先は必ず記載するようにしましょう。FAXあればFAX番号も記載すると便利です。
メールアドレスは、携帯のメールだけではなく、パソコンのアドレスがあると仕事の連絡がとりやすいと思います。独自ドメインのメールアドレスがあればより良いですが、フリーメールアドレスでも特に問題はありません。使い勝手からいくと、フリーメールアドレスは、どこからでも自由にメールを見ることができるので便利だともいえます。

 


⑥ホームページアドレス、SNS
名刺だけでは、自分の仕事について詳しいアピールができないことが多いですよね。ホームページ、Facebook、Twitterなどのアドレスがある場合には、記載しておきましょう。ただし、プライベートなホームページアドレスを記載するよりは、仕事専用のものを作成して記載したほうがよいでしょう。FacebookやTwitterなども、プライベートなもので仕事関係の人に公開しても問題がないという人は、プライべートなものを記載してもよいかもしれませんが、できれば仕事は仕事専用のものにわけたほうが便利だと思います。
アドレスとあわせて、QRコードを掲載するのもおすすめです。

 

 

 

2.名刺のデザイン
フリーランスが名刺を作成するときには、自分の仕事のイメージにあった名刺を作成するとよいでしょう。また、自分をアピールしたいイメージというものがあると思いますので、自分らしさのでる名刺がよいのではないでしょうか。
顔を覚えてもらうために、顔写真をデザインにいれている人もいます。
無料の名刺作成で検索をすると、無料のデザインテンプレートもたくさんありますので、テンプレートをもとに作成すれば簡単にデザインもできます。
いくつか無料の名刺テンプレートサイトをご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

 

マイクロソフト office名刺テンプレートサイト

 


ラベル屋さん.com

 


エレコム プリント de GOGO!大作戦

 


この記事を書いたのは

Cool Workers運営部
Cool Workers運営部ライター
フリーランスや副業などの“自由なはたらき方”、税金、働き方改革に関する情報を発信しています。Cool Workers運営部は、様々な働き方をしているメンバーで記事を作っています。